雨の日の野宿はどうするか

野宿は様々な状況が想定される。

その状況をいかに乗り越えて眠りにつくかが重要である。

今までに雪の中での野宿方法などを解説したが、今回は雨の中の野宿である。

雨の時野宿はどうするか
【写真】雨の時野宿はどうするか

雨の時の野宿解決策

天候が雨天時の野宿の解決策は2つである。

・雨のしのげる場所を探す
・テントを使う

この二つのみでそれ以外の時は野宿は不可となる。すなわち寝ないで夜を明かすしかない。

野宿をしたことがあればわかるが、野宿開始時には星空。寝ていると顔にポツポツと冷たいものが当たり、目が覚めて、あっという間に大雨というパターンもある。

これはもう最悪のパターンである。

そのため、雨が降りそうな天候の場合、予め雨を防ぐ手立てをして寝るのが望ましい。

近年は天気予報が発達しているので寝る前に一晩の天気を見ておくのも方法である。

天気予報が発達しているので夜中の天気を見ておく
【画面】天気予報が発達しているので夜中の天気を見ておく

天気予報を見ると明け方に雨が降るので、予め雨に備えられる。

それでは雨の中で野宿する方法2つの解説。

雨がしのげる場所で野宿

寝ている間に雨が降りそうな天気の時、もう既に雨が降っている場合は雨をしのげる場所を選んで眠るようにする。

都市部の場合は簡単に軒や地下街が探させるので、そういったところで眠る。しかし雨がしのげる場所というのは人気の野宿スポットになっていることが多い。

郊外であれば野宿の定番橋の下が思いつくが、雨が激しい場合は非常に危険なので避けるように

上流で激しい雨が降った場合、一気に水かさが増えるのでかなり危険である。雨の時の橋の下は野宿厳禁

大きな木の下は一定の雨はしのげるが、強い雨はしのげないのでシッカリとした防げるポイントを探そう。

屋根があれば雨が降り出しても安心
【写真】屋根があれば雨が降り出しても安心

工夫次第では意外な場所が雨よけになったりする。

意外な場所が雨よけ野宿ポイントなる場合も
【写真】意外な場所が雨よけ野宿ポイントなる場合も

・弱い雨は防げても強い雨は、跳ね返りや水流がある。

木の下などは弱い雨、小雨は十分に防いでくれるが、強い雨や風を伴った雨は防ぎずらい。

強い雨は地面にぶっつかった際の水が跳ね返るので小さい軒では寝るのは難しい。また大雨は地面に水流を作るので、軒下でもその水流にあるととても出ないが眠れない。

寝ている最中に大雨に見舞われたら、大きい建物の軒、深い軒に移動、少しでも高い場所へ移動する

天気予報で夜中に強い雨が降る予報の時、既に雨が強い時は雨を完全に避けられる場所を探すしかない。街の場合であれば地下街や駅の軒などを探そう。

郊外の場合なすすべがないことなるので天気予報や空の状態をよく見て豪雨に見舞われないようにするしかない

軒があり少しでも高くなっている場所を探すしかない
【写真】軒があり少しでも高くなっている場所を探すしかない

稀であるが台風などが直撃する場合はもはや眠れないので、台風が去るまで寝ないで防水して耐えるのみ

テントを利用する

もう一つの雨の中野宿をする方法はテントを使用である。

防水がシッカリしたテントであれば、相当の豪雨の中でも内部で寝ることができる。ただ、テントに叩きつける雨の音は相当にうるさい。

テントには耐水圧〇〇mmというのがあるが、これが大きければ大きいほど良い。雨に強いのは耐水圧3000mm以上を選びたい。

またフライシートと呼ばれる、テント本体の上にかぶせるように使用するシートがある方が防水効果が断然に強い。

防水圧mmの高いテントであれば夜中の雨もなんのその問題なしに寝ていられる。

耐水圧の高いテントであれば雨の中の野宿も快適
【写真】耐水圧の高いテントであれば雨の中の野宿も快適

しかし耐水圧の弱いテントは悲劇になるので注意が必要である。

耐水加工がされていないテントの場合、雨が降ればそれが雨漏りし、床からも浸水するのでどうしようもない状態になる。

想像してほしい、夜中に寝ているところ雨が降り始め、雨漏り、下からも浸水しているという状態、寝袋も濡れるので使用はできず、テント中央部の水が来ない場所で雨が上がるまで待つしかないという状況になる。

一応、防水加工のないテントを使用している場合は、「夜中に雨が降ったら避難できる場所」というのを考えておくとよい。

そうすれば万が一雨が降ってきても、避難ができる。

また電化製品がある場合水にぬれないようにビニール袋などに入れて防水対策をしておく必要がある。


テント野宿雨が強い時の注意

耐水性の高いテントであればどこでも眠ることができるが、雨があまり強い場合は先ほどの橋の下ではないが危険な場所があるので避けるように。

・水の通り道

川でなく土地が少し低くなっている場所には水が一気に流れ込んでくるので要注意。少しでも高い位置に移動するか、予め高い場所を選ぶ。

・地盤が緩いところ

近くに崩れそうな壁があるとこではテントを張らない。雨の影響で地盤が緩くなる可能性があるからである。

危険を感じたらすぐにテントを撤去し荷物をまとめて移動できる体制にし雨をやり過ごすしかないので寝ている場合ではない。

雨は野宿を妨げる大きな一つの要因である。うまく対処して快適な野宿を。

今回は以上。

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