イタリアではどこの街でも見かけるバル。
テラスでゆったりとカフェを飲んでいる人もいれば、カウンターで小さなカップをサッと飲んで立ち去る人もいる。
好奇心の旺盛な旅行者にとっては一度は足を踏み入れたい場所だ。
バールで飲まれているカフェは日本でよく見かける大きさのカップのものではなく、小さいめのカップに入ったいわゆるエスプレッソコーヒー。
エスプレッソコーヒーは普段これを飲みなれていない人にはかなり強く感じるだろう。
日本ではカフェに入り、「コーヒー」を注文するとカップに入ったいわゆるコーヒーが出てくる。イタリアでは「コーヒー」と注文すると、このエスプレッソが出てくるので注意が必要。
それでは日本人が飲むようなコーヒーはあるのか？と思われるだろう。一応はある。いわゆる日本でイメージするコーヒーはこちらでは、エスプレッソをお湯で割ったものという感覚で飲まれる。
イタリア人にはあまりに馴染みのないものらしく観光地以外では驚かれることもある。「カフェアメリカーノ」といえば通じるだろうか。
それとは別に日本人にも飲みやすいだろうと思われるのがカプチーノ。エスプレッソコーヒーの上に泡立てたミルクを注いだものだ。
これだとエスプレッソのコーヒーがミルクでよい具合に薄まるので強いコーヒーを飲みなれていない人でも大丈夫。
観光地では一杯3ユーロ以上するところもあるが、ローカル、地方なら一杯1ユーロ～飲めてしまう。
また注意しなければならないのは観光地ではカフェテラスに座った時の値段と、カウンターで立ち飲みした時の値が大きく違うということ。
外のカフェテラスでウェイターにカフェを運んでもらうと場所によっては立ち飲みより3倍以上値が変わるので、「こんなに高いのか？」とならないように気をつけたい。
イタリアに行ったら是非バールに足を運んでみよう。