【日々徒然】12年間旅行を続けて思ったこと(時間編)。

2001年の4月15日にこの旅行を始めて今年の4月15日で丸12年が経過する。

2001年4月15日 東京新宿駅
2001年4月15日 東京新宿駅からこの旅行は始まった。

12年という月日

 12年というと出発時に生まれた子供が12歳になり、中学生にすらなる年月だ。

 子供の成長を見続けた親にはその成長の過程が年月の長さを物語ってくれるだろう。では旅行者にとって12年はどうか?

旅行をしているものにとっての12年はハッキリいってあっという間である。

一概には言えないが定住していた時よりも僅かな時間に感じた。

加齢と共に時間の過ぎ方が早くなるという話もあるが、ここではそれは置いておく。

その理由は時の移り変わりを示すものが自分以外にないこと、起こるイベントが未知の連続であることが挙げられる。

どういうことか。

先に挙げた例で子育てをしている人ならば子供の成長過程をみることより歳時の経過を感じられる「我が子も大きくなったものだ」と。

しかし旅行をしていると歳時を示してくれるものが周りにないのだ。

旅行とは変化の中を進むもの。

街から街へ移動すれば景色が変わり、出会う人が変わる。

国から国へ移れば、言葉が変わり、食べ物が変わる。旅行とは常に変化の中に身をおくことでもある。

そのなかで時間による変化を見つけるのは難しい。

近所の蕎麦屋が潰れてすし屋になったとか、それも閉店して今度はラーメン屋になったとかそういうことで月日の流れを感じることができる。

しかし旅行者は変化が日常なのでそれらを感じることができない。

唯一分かるとすれば自分の身の回りの変化。

時間軸を測れるものがない流れの渦中において変化に気がつくとすればそれは自分自身の変化だけなのだ。自分の外面と内面。

白髪やしわが増える。昔は疲れなかったところで疲れる体力の衰え等外面的な要因。また内面でももちろん変化がある。昔はこう考えていたが、今は違うというような考え方の移り変わり。

もう一つ時間を短く感じる理由は、毎日が未知との遭遇。

これも時間を短く感じさせる要因の一つではないか。旅行中はそれまでに見たことも聞いたことも無いようなことを体験する機会が多い。これは旅行の醍醐味の一つでもある。

もちろん日常生活においても一日たりとも同じ日は存在しない。似ている日もあるだろうが、全く同じということはない。旅行中は変化の渦中にいるので、その遭遇率、振幅が大きい。

何事でも初めて見聞き体験するものには誰しも集中力を発揮する。また面白いものや興味深いものに接した時も集中してしまう。集中すると時間の流れは短く感じる。

面白い映画や興味を引くテレビ番組、好奇心のままにさまようネットもそうだ。のめり込むように見ているとあっというに時間が過ぎている。

旅行中の時間がすべてそのようではないが、そういった集中させられる時間が訪れることも多い。壮大な景観、不思議な楽器の音、初めて口にする飲み物など、旅行中に出会う目新しいものは多い。

以上のような要因で12年は短く感じたと推測した訳だが、振り返るとそれなりに長い。

あっという間に時間は過ぎるように感じるが、変化の日々というのは鮮明に記憶に残りやすい。

例えば小学生の頃の出かけた林間学校はあっという間に終わるが、普段の授業よりもずいぶんと記憶の中に色濃く残るのと似ている。

感謝の念が強い

12年の時間の流れはあっという間であるが、思い返すとそれはそれは実に様々なことがあった。それをここで語り始めるときりがないので割愛。

私は旅行で12年の歳月が流れたがこれを読んでいる人にも当然12年の時間が流れている。

人生は無限ではない、貰った時間をどのように使うかが重要だ。これは己の采配が大きくものを言う。後悔することなく、そして願わくは誰かの役に立てるように時間を費やしていきたい。

そして、ここに来るまでに出会った人、お世話になったすべての人に深く感謝したい。私が今ここにこうしていられるのは皆様のおかげです。

最後に2001年に出発してからどこで4月15日を迎えたかを記載しておこう。

2001年 日本 東京 新宿 この日に旅行を始めた。

2002年 韓国 ソウル付近 植木屋の手伝いをしていた。

2003年 中国 チベット自治区 標高3600mの峠を越える。

2004年 インド コーチン 最南端に向かって南下していた。

2005年 ネパール エベレストベースキャンプでエベレスト目指していた。

2006年 パキスタン フンザ 桃源郷と言われるフンザに辿り着いた。

2007年 モンテネグロ 首都ポトゴリッツアから海に向けて走行中。

2008年 ハンガリー ブダペスト ホステルでお手伝い。

2009年 スペイン サラマンカ 道で出会った日本人に宿をお世話になった。

2010年 イタリア シチリア島 小さな町の外れを走る。

2011年 イタリア フィレンツェ 観光都市で路上手品をしていた。

2012年 イタリア ベネチア 水の都ベネチア滞在。

2013年 クロアチア コルチュラ島 アドリア海に浮かぶ小さな島。

しかし、まだまだ世界は広い。

クロアチア コルチュラ島
2013年4月15日撮影。クロアチア コルチュラ島

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