北マケドニアは1991年に旧ユーゴスラビアから独立宣言した国の一つです。
セルビアの南部にある人口209万ほどの国家です。
今回はこの北マケドニアの名物と言ってもよいアイバルについてです。
北マケドニアはバルカン半島に位置する
北マケドニアと聞いてすぐに場所が思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。
マケドニアはギリシャの北部、セルビアの南部にある面積が九州の3分の2ほどの国です。
旧ユーゴスラビアから独立した当時の名は「マケドニア共和国」でしたが、マケドニアという名は古代のアレキサンダー大王の王国と同名のため、古代マケドニア王国があったとされるギリシャから名称の変更を求められました。
ギリシャからの経済制裁などから2019年にマケドニア共和国から北マケドニア共和国に名称を変えました。
またこの北マケドニアのあるバルカン半島は複雑な歴史があり、隣国同士で似通った部分が多々あります。
今回はこの北マケドニアの料理の一つであるアイバルです。
北マケドニア料理の特徴
北マケドニア料理は、旧ユーゴスラビア圏の影響を強く受けています。また同時に長期にわたりオスマン帝国にも支配されていたためにトルコ料理からの影響も受けています。
旧ユーゴスラビア圏ではよく食べられている、チェバピやハンバーグのようなプレスカビッツァも北マケドニアでよく見かける料理です。
またこのサイトでも以前紹介したタフチェ・グラフチェも北マケドニアを代表する料理です。
今回のアイバルもタフチェ・ゴラフチェ同様に北マケドニアでは有名な料理です。
アイバル
アイバルは主にパプリカを原料としたペースト状のものです。
赤いパプリカを使用しているために全体的に赤い色をしています。
このパプリカを焼いたものにニンニクやナス、唐辛子を加えたものがあります。加える唐辛子の量により甘いものから辛いものがあります。
辛いものはリテニッツァと呼ばれます。
このアイバルは北マケドニアだけでなく、旧ユーゴスラビアの国々でも見かけます。
使用方法はパンに塗ったり、プレスカビッツァと一緒に食べたりと利用方法は様々です。
北マケドニアを訪れた際には是非本場のアイバルを試してみてください。
今回は以上です。
<関連リンク>
北マケドニアお米を炊くならこのお米
北マケドニア・スコピエ中心にあるバザールBit bazar、Бит Пазар
マザー・テレサ記念館への行き方