【大道芸】路上のミュージシャン パンドラム

 路上では様々な楽器を演奏しているのを目にするが、珍しい楽器はそれだけで注目される。

 パンドラムと呼ばれる楽器も珍しい。

パンドラム
パンドラムという楽器。

 これを見たときはどうやって音が出ているのか全く分からなかった。実際にステックを持たせてもらいどうやって音が出ているのかが理解できた。

 簡単に説明すると、ドラム缶を叩いて音が出るのと同じ原理だ。

 しかしドラム缶ではない。ドラム缶の底の部分を切り取りその内側に鍋状に鉄板を張る。その鉄板に大小様々な面積の分岐をつくり、その違いが振動幅の違いになる。すなわち音階を作り出しているのだ。

 音色は鉄の振動だが、ドラムの中で反響しているので鉄琴ほど鋭くなく、やわらかい音になる。