【日々徒然】旅行の最大の楽しみは変化

 旅行の目的は人それぞれである。

 日常から離れたい、リラックスしたい、おいしいものが食べたいなど理由は人それぞれである。

 それでは旅行とは一体何なのかというのを考えた。物理的にと精神的に。

 物理的にいうならば、今いる現在地から移動することが旅行である。

 それは今いる居間から隣の部屋に移動することは通常旅行とは言わない。そうなると旅行というのは物理的観点からみるとある一定以上、空間の移動を伴う。

 日帰りでも何泊してでも、自分の日常空間から抜け出せば旅行になるだろう。

 内面的な旅行というのは一言で言うならば「変化」ではないだろうか。

イタリア ベネチア リアルト橋からの景色。
旅行の最大の楽しみは日常からの変化。

 常日頃から接しているものからの変化。

 場所の変化、環境の変化、食事の変化、変化を求め楽しむのが旅行ではないかと思う。

 変化が無ければそれは日常である。日常の中でも変化が楽しめればそれは旅行である。

 厳密に言うと一日とて同じ一日はないので、現世に生きる人々はすべて旅行中とも言える。

 旅行をしているか、していないかの分岐点は日々変化を探せているか、感じているかにかかっている。

 何も遠くに行くことだけが旅行ではないということである。