情報伝達手段の発達は旅行者に革命をもたらした。
情報伝達に時間がかからなくなって現代、旅行者は渡航先にて時差なく日本の情報が手に入り、また家族、知人友人と簡単に連絡できるようになった。
実はこれは旅行者にとっては大きな変化である。
変化した旅行スタイル
インターネットが普及する90年代前の旅行では、旅行者は常に日本と隔離された常態で旅行をしなければならず、旅行は孤独感を伴うものだった。
バックパッカーで1年~2年旅行すると、浦島太郎状態、また去る人は日々に疎しという格言の通り日本社会から忘れられていく存在になってしまってた。
もちろん電話は存在したが国際電話という扱いで高額であり、郵便物もあったが、どんなに早くても時差が生まれ、手紙のやり取りには住所が必要なので旅行者には受け取りは難かしい。
しかし近年は違う。
これらの情報伝達手段の発達は旅行者の一つの大きな懸念、日本の情報からの遅れや、知人との隔離感を大いに減らす。
またネット上に溢れる情報は旅行者が渡航先の情報を得るのに大変有効になった。
これらの効果により旅行者の旅行期間が以前に比べて長くなるという現象が起こっている。
長期旅行者が増加
現在では数年から長期になると5、6年を旅行に費やしている人も散見する。
今後この傾向は益々拍車がかかり、今までとは違う意味の「永遠の旅行者」が増えてくるだろうと思われる。
以前の「永遠の旅行者」は比較的に裕福層が、税金対策のために居住区を点々とするというのが主たる意味であった。
しかし近年の「永遠の旅行者」意味は少し異なる。
「旅行が好き」が嵩じて、そのまま旅行を続ける人達のことである。
これらの人々は元来裕福ではなくても旅行中に、旅行から抜けられなくなったり、あえて日本社会に留まらなくてもよく、そのまま旅行を続けるられる人達だ。
このタイプは貯蓄を切り崩していくよりも、旅行先にて収入が得られるというパターンが多い。
そこれでこれまで遭遇した「永遠の旅行者」の収入源をいくつか見てみよう。
収入源は多々あるが大きくまとめると二つになる、円での収入か外貨か。
1.日本円での収入。
・株など有価証券の取引で利益を挙げたり、為替から収入を得るタイプ。
長所 納期などがないので自分のペースで稼げる。
短所 情報収集が重要、ネット環境がないところには滞在しにくい。
・土地を貸していたり、部屋賃貸していたりするタイプの人。
長所 殆ど時間に縛られないこと。
短所 土地や建物を所持するまでにある程度の資産が必要。
・インターネットを使用し遠隔で仕事をするタイプ。
長所 自分の能力が生かせる。
短所 納期や、時間にしばられることがある。ネット環境が必要。
・ 広告収入やアフリエイトを通じて収入があるタイプ。
長所 時間の融通がきく。
短所 サイトの更新頻度によってはネット環境が必要。
2.外貨、渡航先での収入。
・ワーキングホリデービザで現地で働く
長所 一つの国に長く滞在できる。
短所 国によっては仕事の探すのが困難。
・新薬開発の治験に参加する。
長所 労働はないが高い謝礼が多い。
短所 場所が限られている、また連続参加が難しい。
・楽器を演奏したり絵を描いたり、芸をする。
長所 道行く人が多ければどこでもできる。
短所 国の貨幣の価値に収入が大きく左右される。ある程度の練習が必要。
・アクセサリーを自作販売
長所 趣味的にできる。
短所 材料の持ち運びが重い。
・カジノで収入を得るタイプ。
長所 自分の好きな時間にカジノにいける。
短所 ギャンブルなので負けることも。
まとめると
日本円で土地や部屋の賃貸が安定しており、時間にも縛られないので理想である。
しかし若くしてそれらの資産を得るのは難しい。
資金の無いものはネット通じてアフリエイトや仕事ができればよい。
お勧めとしてはそれぞれの短所を補うように、複数の収入手段を確保しておくことではないだろうか。
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