エベレストを海抜0mから人力のみで登ったが、アルプスの最高峰モンブランも海抜0mから人力のみで登ろうと思う。
もともと人力以外のものは使わないので海岸線を自転車で走った後にここに来れば、勝手に人力のみになってしまうのだけど、今回は0m地点をスペインのバルセロナとした。
モンブランは標高4810mでアルプス山脈のフランスとイタリアをまたいであり、フランス側の最寄の村はシャモニー。
そして先日モンブランの麓の町シャモニーまで辿り着いた。途中スペインとフランスの間のピレネー山脈を超え、このアルプスの裾野まで。我ながら全く理解不可能な行動である。
モンブラン登山にはルートが幾つかあり、乗り物を一切使わず登頂を目指すのであればグーテ小屋ルートだ。
通常はロープウェイと登山鉄道を乗り継いで標高2400mのニーデゲル駅まで行くのだが、もちろんそこまでも自転車と徒歩を使って向かう。
観光案内所の人に「ニーデゲルまで徒歩で行く道がありますか?」と尋ねると「昔はあったけど、今は利用する人がいないからちょっと分からない」と言われた。
げっ、このパターンはもしかして道がない?どうだろうか。
とにかく、モンブラン登山開始の地シャモニーまで来たのだモンブランはもう目と鼻の先だ。