はじめに

2019年参加したイタリアの大道芸フェスティバル

ようこそ、はじめまして!

このページは製作者そして旅行者であるけいが無銭(自己定義)で旅行をし、その経過や様子を綴っているページです。

大道芸中の本人
【写真】大道芸中の本人©たか

無銭旅行とは

国際化が叫ばれる近年、海外旅行が目新しいものではなくなってきました。パッケージ旅行、個人旅行などから始まり、人の数だけ旅行のスタイルがあると言ってもよいでしょう。

数ある旅行スタイルの中でも無銭旅行が他の旅行スタイルと決定的に違うのは旅費の部分です。

通常旅行は蓄えを消費しながら行われるのですが、無銭旅行は蓄えを消費するのではなく、資金が無い中でいかに進んで行けるかというところにあります。

例えば500km先の街に進むのに、旅費があれば、電車やバスに乗ったり飛行機という手段があるでしょう。

反対に旅費がなければ、その距離は自力、またはヒッチハイクで進まなければなりません。

その過程は旅費使ったものより、時間がかかり一筋縄ではいかなくなります。

しかし、そうした行程を辿ることにより予期しなかった出会いや経験をするかもしれません。

これは無銭旅行の困難な部分でもあり、同時に醍醐味でもあります。

この様な金銭のやり取りのない、一風変った過程を経験することで人の本質をかいま見たり、新たな観点を発見できる可能性があるのではないでしょうか。

また重要なのは極力人様に迷惑をかけずどうするかという工夫もあります。

2021年に参加したドイツ・ゴットタレントのワンシーン©StefanGregorowius

無帰国と近況

2002年に日本を出国して以来、無帰国、中断なしで続行中、2025年で丸23年経過

世界一周でさえ早い人で数ヶ月、遅い人で数年ですが、私はまだまだ時間がかかりそうです。

2011年から2023年の近年は路上で行う芸の面白さを知り、移動よりも路上で芸を行うことに力を入れています

英語ですがNationalGeographicや英紙発行部数一位を誇っていたTelegraphに掲載されたことがあります。 googleなどの検索エンジンで「Keiichi Iwasaki」を検索していただくと関連記事が表示されます。

Travel

Ever dream about packing up and leaving it all behind? Ten y…

海外のテレビ、新聞、インターネット記事などで100回以上は掲載されています。

また海外で出演した動画関連は2億6000万回以上再生されたものもあります。Youtubeなどで「Keiichi Iwasaki」で検索してただくと多くの動画が視聴できます。

【画面】facebookの動画は2.6億回再生

現代の日本では生き方の多様化が見られる様になりました。

この無銭旅行も「旅行」とは冠してしますが、一つの人生の歩み方「生き方」の側面も提示していけたらなと思います。

各種SNSにも登録しています詳しくは→こちら

2019年参加したイタリアのフェスティバルの様子
【写真】2019年参加したイタリアのフェスティバルの様子

2024年現在、移動手段はオランダ製のママチャリ、生活費は大道芸、寝るのは主に屋外での野宿ですが、近年は収入に合わせてキャンプ場や宿泊施設も利用しています。
2021年はコロナ禍のためにほぼ移動していません。

自転車移動の時は野宿をよくします
【写真】自転車移動の時は野宿をよくします

 近年ではいかに世界の多くの人を笑顔にできるかということに力を入れています。できる限り多くの人を笑顔にできたらなと願っています。それが今まで自分がお世話になった人に直接ご恩が返せなくても、次の人に返せるわずかばかりの自分のできることかなと思っています。

なぜ無銭旅行なのか

なぜ無銭旅行なのですか?」とよく聞かれます。

無銭旅行のきっかけとなったのは21歳の時に訪れたオーストラリアでした。

初めての個人旅行での海外で言葉も通じず、文化も違う。

しかし、十分にお金を持っていると物も買えますし、レストランにも行けます、移動も問題ありません。ふと思ったのが

もし、お金がなかったらどうなるのだろうか?

でした。同時に自分は何てお金に頼っているのかと驚きました。

「お金は大事であるが、あまりに依存しすぎている、もしなかったらどうなるんだ」

そんな疑問から始まっています。

またお金も大事かもしれないが、それ以上に大事なものがある「意志のあるところに道がある」ということをこの旅行を通じて伝えていけたらよいなと思います。

ブルガリア・ゴット・タレントでゴールデンブザーの瞬間
【写真】ブルガリア・ゴット・タレントでゴールデンブザーの瞬間

2022年5月30日に発行された日刊スポーツ様でこの20年の素晴らしくまとまった要約記事が公開されていますので興味がある方はご覧ください。→「英「BGT」で日本人初ゴールデンブザーを獲得した岩崎圭一氏が20年以上海外生活を続ける理由

2023年6月21日に自著が発売されました。2001年の日本一周から2022年のゴールデンブザーを獲得するまでのおよそ21年間をまとめた内容になっています。

これまでの主な時系列

簡単にこれまでの行動などです。

2001年~2002年

新宿ホームレス編から47都道府県をヒッチハイクで回る。

2001年4月17日 日本 東京 出発から2日後。 午前1時少し回った頃、ハンバーガー店の前に行った。 既に何人かのホームレスが物陰にチラチラと見える、皆こうやって正面玄関のブラインドが降りるのを待っているのだ。 そうしている間に店からは膨れ上がったゴミ袋が次々と運び出され、店正面の通りに山積みにさ […]

2002年~2004年

日本を出国、アジアの国を巡りインドへ。

今日も工事中の道が続く。 ホコリがすごいし、進まないし、ろくなことがない。 それにしても中国は工事に携わっている人の数が多い。重機を使うよりも、人海戦術で工事を進めているように見える。人口の多い中国ならではの工法か。  朝飯は、自転車を一時間くらい押した先の小さな店でインスタントラーメン1元(15円 […]

2004年~2005年

海抜0mから世界最高峰を人力のみで目指す。

エベレストの登山期は約2ヶ月である。 「どうしてそんなにかかるのか?」 と疑問を抱く人が多いと思う。1日500メート登っても、7日で足りると言う人がいるが、高所の登山はそんな単純に行かない。 ましてや8000mを超える山になると、その行程は複雑になる。複雑になる要因は「高度順応」があるからだ。エベレ […]

2005年~2006年

今度はエベレスト山頂からガンジス河下り海抜0mの海まで。

そしていざ出航!

最終的にガンジス河下り参加者は6人。 一隻の船には乗り込めないので、二隻の船での出航になった。二隻の船を横に連結して生活空間を広げようと計画したのだが船の連結は想像以上に難しく、結局2隻に船がそれぞれ進むことになった。 一隻は常に私が操縦し、河を下る。もう一隻は誰が漕いでもよい、順番に漕いでいくこと […]

2006年~2007年

イラン横断、世界最大のカスピ海南岸を横断。

本日は波が収まらずに一日待機

満月に近い月が雲の無い空に浮いている、その月を蚊帳越しに眺めている。 無風にもかかわらず海は荒れていて波の音が絶えず聞こえる、今日の出港は無理そうだ。 こんな日に出て行っても波に船がひっくり返されるだけだろし、波が高いと出港すらできないのだ。 日の出前に起きる日が続いての今日は少しゆっくりしよう。 […]

2008年~2009年

ユーラシア最西端のロカ岬まで。

バス移動であれば寒さに凍えることもない

バスに乗りながらこの日記を書いている。 今まで自転車で時間をかけて進んできた道をバスで数時間で戻るというのは不思議な感じがする。 車でこれだけ走ってもなかなか着かない距離を自転車で時間をかけてゆっくりゆっくり進んできたのだなと思う、楽だと思うけど何だか味気ない。 この長い距離を誰にも会わず、上り坂の […]

2010年~2014年

ヨーロッパ周遊編

ツェルマットと言えばマッターホルン

天気予報ではこのところ曇りか雨だったのだが、テントから出ると青空が広がっていた。 この物置小屋には誰も来ずに朝も静かだった。時々、牛の首付けられた鈴が 「カラン、コロン」 とやさしい音を出している。朝食はご飯と目玉焼きとシーチキンの残り。 今日はツェルマットまで約800mの高低差、距離20kmだ。も […]

2015年~2019年

イタリア回遊編

ボローニャでの滞在も10日が過ぎた、本当にあっという間に感じる。 日増しに手品をする場所や人の動く時間帯が分かってくるので芸の効率が良くなっていく。フィレンツェでもそうだったが、長く滞在すればその地での要領がつかめてくるものだ。 先日は雨と風の日だったが、今日は青空で太陽が出て穏やかな日になった。そ […]

2020年~2022年

新型コロナパンデミック編

マジシャンのいる一画を発見

前回の日記で書いたイタリアで開催されているアジア祭りFestival dell’Orienteが4月の下旬にローマで開催され、そのフェスティバル終了とともにイギリスにやってきました。 という内容の日記になります。 目次 1 ローマで開催Festival dell’Orient […]

2022~2023年

ついに手漕ぎ船で大西洋に漕ぎだす。大西洋横断編

構想10年以上をかけた手漕ぎ船による大西洋横断が無事に終了いたしました。 スポンサーになっていただいたレアゾン・ホールディングス様をはじめ多くの方の支援、応援によりこの計画の達成があったと思います。 本当にありがとうございました。 今回のブログはポルトガルを出発して南米のスリナムに到着するまでの期間 […]

2024年~現在

手漕ぎ船で到着したスリナムから自転車走行開始、南米編

 本日が1月7日ですので、2024年が明けてから一週間が経過しています。久しぶりにブログが書けそうな環境なので更新です。  今回は前回の日記フランス領ギアナの首都カイエンヌに到着という日記でしたが、今回はカイエンヌを出発して更に南下してブラジルを走行しているという内容です。  →とりあえずフランス領 […]

期間が長いのでかなり大まかな流れです。

実際は記載しておりませんが細かく移動していたりします、近況はtwitterの方がマメに更新しています。

電源とインターネット環境とやる気があれば更新しています。どうぞよろしく!