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クロアチア

  • 2013年4月9日

人の歴史

ダルコさんとの出会いは路上からだ。 曇天の土曜日、人が減り始めた午後。 路上で芸をしていてもサッパリ人が止まらなくなった。引き上げようと自転車に手をかけた時、道向かいの店から手招きをする人が視界に入った。 ここはスプリトでは一番の歩行者道、両脇には衣料品店がズラリと軒を連ねている。イタリアに比べる高 […]

  • 2013年4月4日

離婚のない国

イースターの連休は中頃を過ぎてから天候が回復し、どうにか路上に出られた。 連休が明けてから、路上で何度か顔を合わせたダルコさんが 「一杯飲みに行こう」 と誘ってくれたのでホイホイと行くことにした。待ち合わせは雨が上がったばかりの旧市街。街灯の明かりが濡れた路面に鈍く反射し、空気が澄んでいる。 ダルコ […]

  • 2013年3月28日

イースター

路上で芸をする人にとって、逃してはならない期間がある。 ヨーロッパ、7月、8月のバカンスシーズン、特にキリスト教圏ではクリスマスから年が明けるまでのホリディ、そして復活祭のイースターである。この他にも細々としたのはあるけれど、この3期間は路上で生活するものには外せない時期である。 なぜならこぞって人 […]

  • 2013年3月21日

変わるもの変わらぬもの

ディオクレアヌス宮殿の北門にあるグルグール像についてグーグルで調べたら、あまりに内容が複雑で頭がグルグルしたというネタを考えた。 しかし書いていてあまりにつまらないので公開する勇気がなくなった、ボツ。 そこで「もう3月も中旬を過ぎたのか」と青い空を見つめていると 「うん?3月中旬?そうだ日本を離れて […]

  • 2013年3月13日

春の雨

今日も曇天で雨が降ったり止んだりだ。 春先の暗い空の下、生暖かい風を頬に受けるとあの時の記憶が蘇る。忘れもしないあれは今から丁度今から10年前、チベット高原でのことだ。 私はきつい上り坂と薄い空気で死にそうになりながら4000mを超える峠に向かっていた。森林の限界はとっくに超えて当たりは地肌が露出し […]

  • 2013年3月10日

遺跡を見て思う

現在、滞在しているクロアチアのスプリトは世界遺産に登録されている。 海沿いの街の何が世界遺産に登録されているかというと、あの世界史の時間に習ったローマ帝国の皇帝ディオクレティアヌスのが住んでいた宮殿があるからだ。 世界史の授業にはコンスタンティヌスとかコンスタンティノポリスだとか、フンダラカンダラと […]

  • 2013年3月9日

恐怖の体験

今日は天気もよく暖かい。午後の陽だまりの中散歩に出かけた。 心地よい風が肌をなでていく「もう春は近いなぁ」公園を歩いていると正面から茶色の犬が現れた。 犬はあちらこちらと自由に動き回っている、見たところ紐は付いていないようだ。 そのすぐ後ろに黒いジャケットを着た女性がゆっくり歩いて来る。 犬はコンク […]

  • 2013年3月5日

甘い話

タイトルに「甘い話」とありますが、ラブロマンスの甘い話ではありません。 今回はこの日記始まって以来の甘いお菓子の話です。 今まで余裕が無かったので書けませんでした。余裕ができたのですか?と言われそうですが、そうではなくネタが無かったのでつい。 クロアチアのデザートを美味しい!と思ったのは忘れもしない […]

  • 2013年2月28日

スーパーショック!

タイトルに「スーパーショック!」とあり「凄いショックな話」と思った方ごめんなさい。 正確には「スーパーマーケットショック」でスーパーマーケットの話です。 紛らわしいタイトルですみません。 5年前にクロアチアの南部を走り抜けたのだがその時の印象とはだいぶ変わった。 泥まみれになりながらアジアを通り抜け […]

  • 2013年2月19日

偉大なる最初の一人

 お父さんに手を繋がれた幼い男の子の視線がジーっとこちらに注がれる。  父親はこちらに気がついてない。または気がついてはいるのだけど見ないようにしているか。  男の子が好奇心を抑えられなくなり立ち止まり、父の手を引く。  父親は「なんだ」と一瞬男の子に目をやり、それからその視線の先に目をやる。今度は […]