タイトルに「スーパーショック!」とあり「凄いショックな話」と思った方ごめんなさい。
正確には「スーパーマーケットショック」でスーパーマーケットの話です。
紛らわしいタイトルですみません。
5年前にクロアチアの南部を走り抜けたのだがその時の印象とはだいぶ変わった。
泥まみれになりながらアジアを通り抜け、ひぃーこら言いながらバルカン半島の南部の国を抜けてクロアチアに入るとキチンとしたチェーンのスーパーがあったので驚いたものだ。
日本で言うとイトーヨーカドーとか地元の群馬だとベイシアとか、マルグンやトリセン(マイナーですまん)などチェーン店である。街が変わっても同名の店があるとなぜか安心する。
アジアでももちろんあったのだろうが何故だがクロアチアでそれを始めて見たような衝撃を受けたものだ。
「スーパーのチェーンがある!(じ~ん)」みたいな。
そしてスーパーに恐る恐る足を踏み入れると、綺麗に陳列された商品、豊富な品数、値段もキチンと表記されていて交渉する必要も無い「ついに、ヨーロッパに足を踏み入れたか!」とも感激した。
ところが今回イタリア側からクロアチアに入国すると今度はまるっきり反対の衝撃を受けた。
西欧では大型チェーンのスーパーが郊外にドーン、ズドーン乱立しており、一歩足を踏み入れれば1時間は出てこられない程の床面積、選び切れないほどの品数だった(もちろん規模によりますが)。
イタリアなどはパスタだけでズラリと2列。
ワインだけで3列という具合にもう選択できないほどの無数の商品。
そして今回クロアチアの5年前に感銘を受けたスーパー「コンズム」に懐かしさと共に入店。
「むむっ。こっこれは」
と唸ってしまった。店の規模が大きくないことにまず驚いた。
カゴを持って店内をうろつくと商品の数が少なく感じた。ことパスタやワインに関しては列など存在しない。むしろ行である、2,3行。そして種類は少なく、選択の幅が無い。
アジアから来るとヨーロッパを感じたクロアチアだが、西から来るとローカルさがいやに強調される。
いくつか商品を取りレジに並んだ、レジの女性は私を見るなりニコリと微笑んでくれる、おおっ。ここは違う、明らかに。
少なくともイタリアではニコリとしてくれる店員を探すのは難しい。なにせ移民やら観光客やらでアジア人は別段珍しくないから。
それから料金がレジで表示されると、女性は料金をたどたどしい英語でわざわざ伝えてくれる。
イタリアでは「あんた分かってんの?、これ見なさい」とまるで怒られるようにレジの表示画面を指差されるシーンだ。
私は路上で芸をしている以上、コインが多いのでなるべくコインで支払おうとする。
これがイタリアだと「おめぇ~なにトロトロしてんだ!」店員は声には出さないがイライラ具合が伝わって来て、何も言われてないけど「すいません、すいません」と頭が下げてしまう。よっ、弱い。
しかしクロアチアは違う。「あら、ずいぶんとコインがあるのね、レジで必要だから紙幣に取り替えてあげるわよ」と言われる率が高い。
そしてスーパーを出た時の印象は「クロアチアは人が優しいな~」と全くスーパーと関係ないものに変わっていた、ある意味「スーパーショック!」。
何が書きたかったのか不明ですが、今回は以上です。
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