クロアチア南端の街ドブロブニクからアドリア海を横断しイタリアのバーリを結ぶフェリーが運航している。
2013年5月の運行状況は月、水、金の週3便で、いずれもクロアチアドブロブニクを夜の10時に出航する。イタリア、バーリに到着は四時靴の午前8時。10時間の船旅となる。
チケットはフェリーターミナルのから道を挟んだ向かい、JADROLINIJA(ヤドロリニヤ)のオフィスで購入できる。
料金は一番安いデッキで55€、自転車は無料。ユーロでもクロアチアの通過クーナでも支払い可能。このデッキとは室内や座席がないもので船内の開いているスペースを利用して乗船するものである。
フェリーにはおよそ1時間半前から乗船が可能になるので8時半には港に。
国際間のフェリーなのでクロアチア側の出国審査がある。バックパッカーはイミグレーション内部を徒歩で通過し審査を行うが、自転車旅行者は外側の車やバスの出国審査側に自転車と共に並ぶ。
番が来るとパスポートを係りの人に手渡す。問題がなければすぐに返してくれるが、スタンプを押してくれないこともあるので、パスポートを受取ったらすぐにスタンプを確認したほうがよい。スタンプが必要な場合は係りの人に「スタンプが必要」と伝えると、押してくれる。
出国審査が終わると港に停泊しているフェリーに乗り込むことになる。
自転車は船員が脇にロープでくくりつけてくれる。そして船内に進む。最盛期には寝る場所がなくなるほど混雑するらしいが5月ではそれほどでもなく、横に慣れる場所を探すのに苦労はしなかった。完全に外のデッキでも練れるようだが、まだ風が冷たい。
室内は冷房が効いているので、デッキの人は寒くないような装備をしていったほうがよい。自転車旅行者ならば寝袋とマットがあれば十分。場所によっては床近くに電源があるので電子機器を使用できる。インターネット環境はない。
通路の明かりは一晩中消えないので眠りにくいかもしれない。海の状況により船の揺れが変わる。
船内にはレストラン、カフェ、バーが併設されているので食料に困ることはない。ユーロ、クーナいずれでも支払いが出来る。値段は若干高めである。
イタリア、バーリの港の入国審査。自転車は他の旅行者と同様に建物内の審査を受ける。そのため建物内に自転車と共に進行し列に並ぶ。
入国審査が終わると建物を出て、正面の道路を左に進み、最初の角を右に曲がると港から出られる。
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