近年旅行者はスマートフォンを持ち、SIMカードを変えながら各国を旅行するようになってきている。
SIMの購入方法は各国で異なるが大抵はパスポートがあれば簡単に作ることができる。
初期のSIMカードにはいくらかのクレジットが付随してくるのが通常だ。
今回はそのクレジットが終わってしまい、何とか自分でリチャージをする方法。
リチャージする方法も各会社で異なる。今回はイタリア、Vodafoneの場合を取り上げた。
基本的にイタリアにあるVodafoneボーダフォン、TIMティム、WINDSウィンズ、3トレッはタバコやキオスクなどの小商店でリチャージできる。もちろん、各代理店でもリチャージできる。
VodafoneのSIMをリチャージする方法は大きく二つ。
1.タバコやキオスク、取り扱い代理店でリチャージする。
これが簡単なのでお勧めである。具体的な方法は・店に入り、店主にショップの人に「リカリカ?(チャージ)」と単語で訊ねる。できる場合は店の人が「シー(si)はい」と答える。駄目な場合は「ノー(No)いいえ」である。
・答えが「シー(はい)」だった場合次に聞かれるのは持っているSIMの電話番号である。この時に自分の番号を把握していなければならない。
携帯ショップの若い人はともかく、タバコ屋の主人などは英語が全く通じないことが多いので、イタリア語で電話番号を言うか紙に書いておいたものを渡す。(イタリア語の数字発音はカタカナ読みでも十分に通じるので1から10まで覚えて口で伝えてもよい)。
店の人はあなたの携帯の番号を聞き取ると、それを一度紙に印刷したものを確認用に渡してくれる。
【重要】そこで印刷されている番号と、自分の番号が一致していることを確認。これが間違えているとその間違えた番号にリチャージされてしまうため。
番号が違う場合はもう一度正しい番号を伝える。一致する場合は、「シー(はい)」と答える。
次に店主は「いくら?」とチャージする金額を聞いてくるので、それに答えよう。最低金額は5ユーロから。
後は待っているだけで携帯電話にリチャージ完了のSMSが届き、無事にリチャージが終わる。
2.リチャージカードを使ってリチャージする。
・もう一つの方法としてタバコ屋やキオスクで手に入るリチャージカードを使ってチャージする方法もある。(以下の方法は2013年7月現在の方法である。毎年微妙にアナウンスの方法が変わる)
・まず携帯電話を使い42010にダイヤルする。するとイタリア語のアナウンスが聞こえてくる。恐らく旅行者でイタリア話者でなければ殆ど聞き取れない。
・次にアナウンス終わった沈黙になったら、携帯電話の番号の「1」を押す。これでリチャージを選んだことになる。再びアナウンスが流れる。
・カードの裏面にある、銀色の部分のシークレットのナンバー表記をコインなど硬いものを使って、削り出す。そしてそこに表記されている16桁の数字をタイプする。
・16桁の数字をタイプし終わると自動的にアナウンスによる復唱、確認が始まる。注意深く聞いてシークレットの番号が正確に打ち込まれているか確かめる。(ここではイタリア語発声なので数字が聞き取れない場合は難しい)
・16桁の番号が一致していたら、ダイヤルの「1」を押す。すると今度は「あなたの電話番号は?」というアナウンスが流れ、現在使用している携帯電話の番号が発声されるのでそれを確認する。(今まで何度もリチャージしたがこれが異なっていたことはない)
・番号が確かに自分の電話番号であったら、またダイヤルの「1」を押す。通話を終了する。しばらくすると確認のSMSが届いてリチャージ完了となる。
以前はカード利用をすることが多かったが、現在は多くのタバコややキヨスクに直接リチャージする機会があるので、そちらの方が断然にお勧めである。