【旅行術】カウチサーフィンCouch Surfingを(ゲストとして)利用した個人的感想。

 カウチサーフィン(Couch Surfing)と呼ばれるネットワークをご存知だろうか。

 これはインターネットを介して知り合った者同士が出会ったり、また現地の家に泊めてもらい交流を図ろうと趣旨のものだ。

カウチサーフィン。
カウチサーフィンは旅行者と現地の人を結ぶウェブサービス。

 全世界に550万人もの会員がいるのに日本では全く流行っていない。これは日本人の英語力や習慣に由来するのではないかということを前回(【旅行術】カウチサーフィンCouch Surfingが日本人に人気がない理由を考える)で述べた。

 今回は実際にカウチサーフィンをゲストとして利用してみての感想。

トータルの個人的感想としては、「よいところもあり、悪いところもある」である。

 それを述べてみたい。

まずよいところから

1.現地の人と簡単に知り合える。

 これはカウチサーフィン(以下CS)の最も得意とするところであり、大きな魅力でもある。

 確かにCSを通じて簡単に現地の人と知り合いになれる。しかも相手は英語を話せることが多いので意思の疎通が図りやすい。

 もちろん現地の人なのでその地のことに詳しく、色々な情報を得られる。地元人しか知らない店で郷土料理を堪能できるかもしれない。

 こうした現地の人との出会いはガイドブックだけでは得られない体験をもたらしくてくれるだろうし、旅行が思い出深いものになる。

カウチサーフィン。
現地の人との出会いは旅行を思い出深いものにしてくれる。

2.経済的に節約になる。

 カウチサーフィンは宿泊に関しては無償が基本なのでホテルやホステルに泊ることを考えると、その分の出費がなくなるので、結果、経済的な節約になる。

 しかしこれを第一の目的にカウチサーフィンを利用してしまうと、本来の目的である交流から大きく外れてしまう。

 カウチサーフィン→ボランティア的に交流を促進。無償が基本。

 お金節約旅行者→経済的な効果を求めている。節約が狙い。

というすれ違いが起こる可能性がある。
 

では悪いところ

1.どうも気を使ってしまう。

 どうしても他の人の家にお世話になっている身になるので気を使ってしまう。また他人の家なのでくつろぎにくい。

 ホストが料理を作っていると、手助けをした方がよいし、子供がいれば相手したほうがよいだろう。いくら「くつろいで」と言われても、そういうことをないがしろにできない人は多い。

 またホストとの沈黙が怖く、ひたすら話題を探して話を紡ぐというのも、一つの気遣いなのかもしれない。これが得意な人もいればもちろん苦手な人もいるだろう。

 またバス・トイレなどの使用に関しても「人様の家」と考えると丁寧に扱わなければならないと気をつかう。

2.立地や会える時間に制限がある。

 ホテルやホステルのように旅行者を迎え入れる専門に仕事にしているわけではないので、どうしてもホスト側の都合に合わせなければならない。

 またホストの立地も住宅地や市郊外にあったりして、移動が困難な場合が少なくない。郊外の場合、公共機関を乗り継いだりするので、結構な労力になったりする。

 チェックイン、チェックアウトの時間もないのでホストの生活リズムに合わせなければならない。

 話が聞きたいといえば夜遅く疲れていても、付き合うことも。

3.もちろん気があわない人もいる

 プロフィールやメッセージの交換で「気が合いそう」と思っても、実際に会ってみると想像と全く違う人もいる。こういう場合、話や間がもたずに気を揉んでしまうこともある。逆に意気投合する人も。

 ホストとはメール交換数回→会うというパターンになるので、どういう人かは事前には分からない。

 マイペース&強引に感じるホストもいる。

4.英語が必要。

 大抵の場合共通語が英語になるので英語がある程度話せないと辛い状況になる。またネイティブでなければお互いの英語力によって会話が難しくなる。

 旅先での日常会話はできても英会話で数時間というのは、会話に慣れていない人には辛い。

5.事前にメッセージ交換が必要。

 ホテルやホステルならば必要事項を書き込んで予約を行えばそれで終了だが、カウチサーフィンは事前に何回かのメッセージの交換が必要。

 このメッセージ交換でいついつ頃予定はどうか?どこで会えるか?などの調整を行う。自分の予定が変わったりしたら、逐一報告が必要だ。

 カウチサーフィンを渡り歩く予定を組んでいると、一度の予定変更で幾つも連絡しなければならないこともある。

 またリクエストメッセージを送っても返信ももらえない時もある。そいう時はまた他のホストにリクエストを出すことに。

まとめ

 よい点2点に対して悪い点が5点もでてしまった。

 しかし悪い点が多くとも、現地の人との出会いは旅行中では大きな醍醐味ではあるので比重は大きい。

 カウチサーフィンは英語ネイティブの人に人気がある。母国語で話ができ、またカウチを気軽に勧められる習慣から来ているのかもしれない。

  都市部や、観光地のホストはかなりの数のリクエストを貰っているようで、ゲストをひたすら迎え入れているような人もいる。こういった人はひたすらゲストを受け入れているので、何となくゲストずれ(慣れ)している人もいる。

 ゲスト側でもただ単にお金の節約を考えてホストを泊まり歩いている人もいる。

 こういったところは「カウチサーフィンはなんだかなぁ」という部分。本当によい出会いに恵まれることもある。これは利用してみない限りはわからない。

 英語に抵抗がなく、人と出会うのが好きで、気兼ねなく人の家でくつろげる人には向いている。反対にそういうのが苦手な人やマイペースに時間を使いたい人は利用を控えた方がよいだろう。というわけでカウチサーフィンはすべての人に勧められるとはいえない。

 個人的な感想としてはカウチサーフィンには向き不向きがあるということで。

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