【野宿関連】野宿の方法、必需品。その3 完璧に準備された野宿。

前回、前々回と「野宿の方法、必需品」全く準備のない場合少し準備のある場合と考えてきた。

そして今回はこのシーリーズ最終回「完璧に準備された野宿」である。

完璧の準備された野宿とはどういうものか?またどんな利点があるのか。

テント野宿。
【写真】装備があれば、地球上のあらゆるところで野宿が可能。

3.完璧に準備された野宿

これは登山や長距離のツーリングの人などが用意する完璧に準備された野宿の話。

「少しだけ準備をした」編で紹介した、寝袋とマット以外にもテントや防寒具なども準備する。装備が完全であればそれだけ野宿の候補地が多くなるし、快適度があがる。

装備をキチンとすれば大雨の中だろうと雪の上だろうと眠れるし、蚊や昆虫に脅かされることはない。

地球上の空き地がすべてが宿と言っても過言でない。

一歩進んだ野宿はテントから

寝袋とマットの次に来る野宿アイテムといったらテントだろう。理由は

・野宿の天敵、雨風雪を防げる。

・十分なスペースがあれば場所をえらばない。

・保温効果。

・蚊や虫、小動物からの保護。

・プライベート空間。

テント野宿。
【写真】テントがあれば野宿の敵である雨、風、雪が防げる。

などとメリットが大きい。テントがあれば雨風はもちろん、空気の流れを遮断し停滞させるので外気よりも内部は暖かくなる。夏は暑すぎる場合もある。

蚊をはじめとした小動物はもちろん侵入しづらいので、軽装のまま眠れる。

また野宿では難しいプライベート空間まで得られる。

テントを使うことにより野宿の快適度が飛躍的にアップするのは間違いない。

と同時に難点もある。

・目立つので場所選びが難しい場合も、街中では使用しづらい。

・大きく、重く、携帯性が悪い。

・設置、撤収が必要である。

と言ったところだ。

テントを使用する野宿では街中でゴロッと手軽にはできない。まず設置する場所が必要だし、街中でテントは間違いなく目立つ。

目立つことにより人が興味を示したり、最悪警官が来るかもしれない。

テントを使用する場合は、郊外や田舎が望ましい。

またテントは軽いものでも最低1kgはするので持ち運ぶにはその分の重量を覚悟しなければならない。まぁ1kgくらいならテントで得られる快眠度と比べても持ったほうがよいだろう。

テント野宿。
テントがあれば野宿場所を選ばない。

「テントを使用するのは野宿ではない」という人を見かけるが野宿に的確な定義は無いので野(野外)で寝れば野宿である。

野宿の詳しい定義を知りたい方はウィキペディアの野宿を参考に。

自炊道具+水、食料

テント、自炊道具まで準備したら、これはもう「野宿」というよりもアウトドアアクティビティと呼ばれるかもしれない。

自炊道具を持つことにより、

・連続郊外野宿が可能。

・ガスの種類にもよるが、暖房の代わりになる。

自炊道具と書いたが正確には「大小の鍋セット」+「携帯コンロ」のこと。鍋といっても一般家庭で使用しているような重厚なつくりではなく、薄く軽量でアウトドア用の鍋。

携帯コンロは日本で普及している、鍋をする時にテーブルに置くタイプではなくアウトドア用のコンパクトになる持ち運びやすいタイプである。

野宿自炊。
【写真】自炊道具と食料までそろえれば長期野宿が可能。

その他

上記の2点に加えて野宿を快適にする道具にはヘッドランプや7徳ナイフなどがある。

それぞれ野宿の便利品ヘッドランプ
旅行に持っていくべき便利なナイフ
にて述べているので参考に。



まとめ

きちんとした道具をそろえ、準備をすれば、殆どの環境で野宿できることが分かる。

道具を持つほど便利に快適な野宿になるが、同時に荷物が大きくなり、重くなる。

移動を伴う旅行者ならばできる限り軽量、身軽にしていきたい。快適さと負担できる重さのバランスを考えよう。

さぁ、野宿の方法をマスターして宿にとらわれることなく地上をさすらおう!
<関連リンク>

関連記事

一言で「野宿」といってもそのスタイルは実に様々である。簡単に分類すると3つではないだろうか。1.準備も何もないところからの野宿。2.「野宿になるかもなぁ」と少し準備をしている野宿。3.完全に野宿を想定している[…]

野宿では持ち物は枕に。
関連記事

前回の記事で一言に「野宿」と言っても備えにより状況が変わってくるということを述べた。簡単に分類すると、その野宿が予定されたものであるか、否か。準備があるかどうか、の違いが大きい。今回は「野宿の方法、必需品」その2、少し準備の[…]

野宿道具
防災、キャンプでも使えるポータブル電源【PowerArQ】

ツイッターで更新、最新情報をつぶやいています。