近年はスマートフォンを持ちながら旅行する人も増えた。同様にコンピューターを携えて旅行する人も増えている。
スマートフォン用のSIMカードはパスポートがヨーロッパの国々ではすぐに購入でき、そのままスマートフォンでネットができる契約もある。
しかしコンピューターネットのヘビーユーザーはどうするか?
当然携帯電話の繋いでインターネットに接続することも可能であるが、コンピューターをインターネットに接続する専用のインターネットキーと言うものが存在する。
簡単に解説するとUSBソケットに差し込むインターネット通信用の器具のことである。これをUSBポートに差し込むと、これを経由してインターネットができるという優れものである。
日本ではあまり見かけないが、海外では特に西欧ではこれを使い手軽にインターネットができる。
【メリット】
1.年間契約などではないので月単位で契約でき、プリペイドなので無駄が少ない。
2.携帯の電波の届く広範囲をカバーしている。WIFIを探したり、WIFIのないホテルでもネットに繋げる。
【デメリット】
1.キーはその会社専用のことがあり使い回しが効かない。
2.データ通信量に制限を設けているところもある。また通信速度が遅く感じることもある。
実際にイタリアでキーを購入したのでその使った感想を述べたい。イタリアではキーと呼ばず、インターネットキャベッタと呼ばれている。
初めてキーを買ったのは2011年のこと。当時はキャンペーンをしており「3ヶ月間インタネット使いたい放題で59ユーロ」というパックを購入。
これで3ヶ月間はインターネットをし放題かと思ったがそうではなく、ひと月10GBまでデータ通信量でそれ以降は回線が遅くなるというもの。キャベッタには大きく14.4と書かれているのでこれは14.4bpsのことだろう。
ひと月に10GBというのはどの程度かと思って使い始めたが、1日およそ300MB前後である。動画を見まくらない限りにおいては十分すぎて、ひと月で消費できない量である。
仮にひと月で10GBを消費してしまうと、次の月の10GBが始まるまで遅い回線になる。これは無制限に使えるが遅いので無制限とはいえない。ちなみにヤフーのトップページを開くのに30秒くらいかかる遅さである。
このように10GBを使える期間が3か月分ついていて、それが終わると今度は通常契約になる。
これはパッケージについていたSIMはサービス用なのでこれを通常の契約に修正するために5ユーロ、そしてひと月更新が25ユーロである。この25ユーロはひと月10GBまでという契約になる。
と言うわけでサービスの3ヶ月が終了すると、次の月は5ユーロ+25ユーロで合計29ユーロかかる。そしてその次からは更新のみの25ユーロ/月という価格になる。
旅行者としては最初のひと月分だけでよいのそれを問い合わせてみよう。旅行者が最初に購入しなければならないのはキャベッタ本体+SIMカード+ネットの通信料である。
2013年7月TIMの取扱店に足を運び「キャベッタ(キー)」のみの値段を尋ねたところ、39ユーロ。これにインターネットの契約費用がかかるとのこと。
TIMは店舗によって様々なプロモーション、サービス契約があるので、自分に適したプランを店頭で訊ねるのがよい方法だ。