現地の人と旅行者を繋ぐサービスとして有名なカウチサーフィン。近年は日本人旅行者の間でも知名度が上がり、利用する人が増えている。
ネット上を検索すると「旅行をするなら是非カウチサーフィンを!」と勧めているサイトも散見するようになってきた。
しかし以前の記事にもしたが、カウチサーフィンは万人向けのサービスではなくあくまでも向き不向きがあるというのが著者の意見である。
旅行の方法、楽しみ方は人それぞれ。
ある人は観光や食事を目的に旅行をするだろうし、またある人は日常からの解放を求めて旅行するだろう。そういった目指す旅行スタイルにも合致するかを知る必要がある。
よってカウチサーフィンを手放しに「利用したほうがよい」とは言い切れないのである。
大抵カウチサーフィンの利用を勧めているのはバックパッカーと呼ばれる個人旅行者で、特に時間に縛られず、自由に行動できる人達が多い。
こういった個人旅行者にはカウチサーフィンが向く人もいるかもしれない、しかしあくまでも少数派であるといえる。
カウチサーフィン向き不向き
前回の記事でも書いたがカウチサーフィンに向く人は
・英語が話せる人、または話したいと思っている人
・現地の人と知り合いになり、色々と話をしたいと思っている人
・人と接するのが好きな人
・若者
などである。
逆に
・自分のペースで旅行したい人
・プライベートの時間が大事な人
・英語が得意でない人
・人と話すのが苦手な人
はカウチサーフィンを利用する必要はないのではないでしょうか。
またカウチサーフィンを利用してホストにめぐり合ったとしても
・必ずしも話が合うとは限らない
・相手にペースを合わせることもある
ということももちろんある。
カウチサーフィンを例えるならば
カウチサーフィンは例えるとするならばヒッチハイクによく似ている。
路上に指を立ててヒッチハイクをする人は「地元の人と交流がしたい」「経済的節約」などの理由があり、加えて「時間に余裕がある人」に限られる。
つまりパック旅行やツアー旅行の人は全くヒッチハイクをする必要はない。
そしてヒッチハイクで乗せてもらった車の運転手が必ずしも安全で自分と気が会う人であるとは限らないという部分も似ている。
もちろん逆もあり、大いに気が合って食事をご馳走になったり、家に泊めてもらったりすることもあるだろう。
そして車内の環境も似ている。
ヒッチハイクで車に乗せてもらったら、普通すぐにシートにもたれかかって寝ることはない。運転手とコミュニケーションをとり、おなかが空いたからと言って勝手にモシャモシャと食べ始められない人が多いのではないか。
つまり気を使っているのである。日本人はよくも悪くも気が使え、他人のことを考えられる人が多い。
車内では多少眠くても運転手との会話を弾ませ、おなかが空いていて倒れそうでも食べるタイミングを考える。
ある旅行者にとって出会いあり刺激的なヒッチハイクも別の人にとっては不確定要素満載の気を使う大変な移動方法になるわけである。
しかしヒッチハイクが好きな人は常にヒッチハイクをしようとする。そして「ヒッチハイクは最高の移動手段さ!」と言う。
カウチサーフィンもしかり、カウチサーフィンが好きな人は「カウチサーフィンが最高!」というのである。
ところがヒッチハイクもカウチサーフィンもすべての人に向いているわけではない。
まとめると
今までの何度も述べてきたが、カウチサーフィンは人により向き不向きがある。
「カウチサーフィンを利用してみよう!」と勧める人はカウチサーフィン向きの性格の人である。
<関連リンク>
【旅行術】実話!危険?困った?ホストカウチサーフィンCouch Surfing
【旅行術】カウチサーフィン(Couch Surfing)に向く人。向かない人はどういうタイプか。その1
【旅行術】カウチサーフィンCouch Surfingが日本人に人気がない理由を考える。
ツイッターで更新、最新情報をつぶやいています。
@bikeandmagicさんをフォロー