Japacity スペシャルインタビューシリーズ②

Japacity市長室でシリーズ化しようと目論んでいる、スペシャルインタビューシリーズ、今回のゲストは、「和の心」のSuzuyoさんでした!
ご自身でも精力的にお部屋を開かれていますが、Japacityの24時間オープンのリビングルームに深夜(朝方?)に訪れて、心地よく利用してくださっているSuzuyoさん。
外務省関係のつながりで、数々の国から招へいされており、モナコ、イタリア、フランス、イギリス、カナダ、カンボジア、中国、インドネシア。。。数々の国を訪ねた経験の中で、海部総理の時代に初めてトルコを訪問した際に、トルコの人々の温かさ、親切さ、親日的な心意気に深く打たれ、心から魅せられた経験をお持ちだということ、そして生涯をかけて日本の次世代に伝えていきたいと考えておられるというお話を熱っぽく語って下さいました。
トルコ、イスタンブールの象徴ともいえる、ビザンティン建築の最高傑作アヤソフィア
トルコでは出会った小さな子供が素直な笑顔で寄って来て、手に握ったリングパンを丸々一個、そのままの形で口に入れてきた。その子の本当に子供らしい表情が強烈な印象だった事。その子にはサインをあげたこと。。
一緒に写真を撮っているので、もしその子がSuzuyoさんを覚えていて、どこかで未来で会えたら。。と昔を思い出し、ちょっぴり未来にも期待!!というお話にも聞き入りました。
そんなトルコの親善大使ともいえるSuzuyoさんが、次世代に伝え継いでいきたい、何度でも何度でも語って広めていきたいと思われている、日本とトルコの密接な関係の概要をまとめると以下のようになります。

1890年9月16日。オスマントルコ国の明治天皇に対する初の親善訪日使節団を乗せ帰路に就いた軍艦エルトゥールル号が紀伊大島の沖合で台風の影響で座礁、結果587名がボイラーの爆発で海に放り出されるという事件が発生。和歌山県の串本町という貧しい漁村の海洋監視の方が現場を発見、救助活動に力を注いだ。暖房機器など完備されていない時代、人肌での必死の救護がおこった。数多くの命を失ったものの、69名の方を救う事ができ、さらに尊い命を失った方々の遺品を一つでも多く、トルコに送ろうと民衆が最大限力を注いだ。。

Suzuyoさん
その話は、トルコでは小学校の教科書に記述され、語り継がれ一般的にその事実が周知されており、数多くのトルコ人が現在でも日本に感謝されているという事実がある中、対照的に日本では教科書にこの史実が紹介された経緯がないのです。

時は流れ、1985年イランイラク戦争時にはフセイン大統領が48時間以内にテヘラン上空無差別攻撃をしかけるという声明を出した。その際、日本政府は救出隊の安全が確保できないという理由で救済フライト計画を躊躇。

対してトルコ国は、自国民がテヘラン空港に何十人もいたにも関わらず、日本人を帰国させるべくのフライトを計画、決行してくれた。

テヘラン空港からはトルコ国民は歩いて帰路に就くことになる。それでも、誰一人として日本に対しネガティブな発言をする人はいなかった。
Suzuyoさんは、空軍の方に、「我々の先祖は日本人に助けられたという恩がある。自分が操縦桿を握りたい」と意思表示された方がいたんだとお聞きになったそうです。
これらはリビングルームでも、和の心のお部屋でもお話しくださっていましたが、今回のスペシャルインタビューのお部屋で初めて聞かれた方もいらしたはず。
日本人として理解し、胸に刻むべくの、日本の先人の海外とのかかわりの歴史や、ストーリー。正しく理解して、知っていたいし伝承していきたいですね。
続いては、「和の心」その道を歩む事になったきっかけから。。のお話をお聞きしました。
生まれながらの負けず嫌い気質で学び、働き、一般的には、一つの段階、級の習得には1年かかるといわれているところを、3年半で10段階を上りつめ、マーケティングにもセールスにも奔走。以来、勢いに乗り、手広く事業や講演など、その活動を世界に拡大されてきたSuzuyoさん。
また、今上天皇の即位の式典、女房装束唐衣裳の御服上げを手掛け、第25世衣紋道高倉流に師事、高倉の直門弟となり、正式に伝承されている由緒と格式のある技をお持ちであること。色々なご経験の深さとその知識の豊かさにもお話を聞かせていただきつつ、尊敬の念が止まりませんでした。
  
そして、幼いころから、スピード好き、興味と好奇心の塊、学校と本が大好きだったというやる気とエネルギーに満ち満ちた、でも、とてもおちゃめで愛らしい生い立ちの時間をも感じる事が出来ました。(本当にステキ♥)
インタビュー後半には、クラハ「和の心」で出会い、ルームを一緒に盛り上げていらっしゃる、「つわもの」モデレーター仲間の皆さんも駆けつけてくださり、お仲間さんとSuzuyoさんとのチームワークが日ごろからすごく良いのだろうな、と感じました。クラブの垣根を超えた、楽しい2時間があっという間に過ぎていきました。
Suzuyoさん
2021年は、トルコ訪問の計画が進んでいます。コロナで、一進一退ではあるものの、表敬訪問に参加される方のみならず、5日間、10日間コースで観光で参加できる枠も設けられるという嬉しい可能性も。
世界で最も美しいモスクともいわれる、イスタンブールのブルーモスク(スルタンアフメト・モスク)
今後のSuzuyoさんからのアップデート情報をリアルに楽しみにされる方もいらっしゃるのでは!と思いました。
貴重なお時間を割いて、すてきなトークをしていただき、ありがトウモロコシです!!!
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