CATEGORY

15 イタリア回遊編

  • 2013年2月18日

アメリカンボーイ

 一通り芸が終わり、人々が立ち去っていく中、その場にずっと残っている男性がいた。  若そうだ20代前半だろうかアジア人に見えるけど少し違うような気もする。こういう時は大抵相手が話しかけるタイミングを見計らっていることが多い、彼も例に漏れず目が会うと、スッと近づいて声をかけられた。 「日本人ですか?」 […]

  • 2013年2月14日

帰路徒然

歴史を感じさせる重厚な造りのイタリア銀行でコインを紙幣に交換してもらい、ベネチアへの出稼ぎが終了した。  遠路はるばる出稼ぎに来た割には天候に恵まれなかったり、滞在費がかなりかかったので収入は驚くほど少ない。 手元に残った紙幣を眺めて、赤字にならなかっただけまぁよいではないか、懐かしい人に会えたり、 […]

  • 2013年2月11日

雪のベネチア 後編

 ローマ広場にはバスの姿が見えないが雪に打たれながらバス停にたたずむ人が大勢いる。  よくよく見るとバスは運休ではなく、かなり本数が絞られているが動いているようだ。バスの姿が見えた。 「ほっ、なんだなんだ動くのか、そうだよなこんな雪でイチイチ止まってられないよな」 と思い自分が乗り込むバス5番が来る […]

  • 2013年2月10日

雪のベネチア 前編

 今年のベネチアカーニバルのメインは2月2日から12日までの11日間。  せっかく出稼ぎにわざわざクロアチアからやって来たのだからもちろん毎日路上に出向きたいところ。  ところが初日2月2日土曜日は雨。それもシトシトなどと言うかわいいものではなく。ゴォーという強い雨が一日中降り注いだ。 「なんだ初日 […]

  • 2013年2月9日

渡り鳥たち

 カーニバルの初日は大雨。  翌日路上に出かけるとギターケースを持った男が笑顔で「やぁ」と言いながらニコヤカな笑顔で近づいてくる、路上のギタリストのテデス(以前の日記はこちら)さんだ。  許可証のリストに彼の名前を見つけていたので会えるだろうかと思っていたら早速会えた。フィレンツェで会い、去年のカー […]

  • 2013年2月8日

水の都へ

1年かけて自転車で進んだ場所から14時間のバスと鉄道で戻ってきた、自分の奇行が時々怖い。 逆に考えるとバスと鉄道で14時間のところを1年かけて進んでいたのか、自分の愚行が怖い。 これは今更でもないか。 しかしこう考えればよい。バスや鉄道で14時間で移動できる距離でもじっくりと時間をかけて回れば様々な […]

  • 2013年2月1日

出稼ぎ

 好奇心を掲げてクロアチアの島を転々と渡り歩いたのだが、その代償は大きかった。  路上で芸をしてどうにか食いつないでいる者にとって、季節外れのリゾートアイランド巡りは浪費と言う以外の何物でもなく、これからまだ続く冬をどう乗り越えて行くかの不安を大きくしただけだった。  ひっそりとした島もまたそれはそ […]

  • 2013年1月25日

なんじゃこりゃ

 旅行をしていると「なんじゃこりゃ」と言いたくなる様なものに遭遇することがある。  「なんじゃこりゃ」は困惑気味の表現なのだが、実は当人は嬉しい。 「なんだこんなものが世界にはあるのか」という目新しいものに出会った驚きの台詞なのだ。それでは最近のなんじゃこりゃ。 「なんじゃこりゃ」と言うものに出会う […]

  • 2013年1月21日

昨日の味方は今日の敵

「ゴーゴーブーラ!」と奇声を上げながら、季節風のブーラに背中を押してもらい時速20km以上で調子よく飛ばした。  翌日、ポールの旗が昨日と全く反対向きにバサバサと音を立てている。「げっ、プーラって北から南向きじゃないの!?」しかし、まぁ地形が入り組んでいるから風向きも変わるのか。「なんだなんだ昨日の […]

  • 2013年1月18日

ブーラ

地図を加工して張り付けるのが手間なので、そのままグーグルマップを貼り付けます。最初からこうすればよかったという説もありますが。(左上のズームボタンを押すと地図がズームします) 宿の恰幅のよいおかみさんが「明日はブーラかもしれないね」とぽそりとつぶやいた。「えっブーラって?何?」となるところなのだが、 […]