しばしバックパッカーの間ではいかに貧乏な旅行をしたか、どれだけ低予算で旅行したかが話題になる。
そこで今回は究極の貧乏旅行について考えてみた。
旅行をするのに必要なの最低限の費用は、宿・食・移動の三つである。
これらをいかに節約するかで究極の貧乏旅行の姿が見えてくるはず。
しかしここで留意しておかなければならないのが「人様の迷惑にならない」ということ。このラインを守りつつどんな旅行スタイルがあるかを考える。

1.宿
日帰り旅行以外をするにはかならず寝る場所が必要である。その寝る場所をいかに安く済ませるか。
これは簡単である。最も安く済ませるのなら野宿という方法がある。
これならば宿泊料金0円である。最安値は間違いない。
野宿
価格的には最安値だが、必ずしも安心ではなく、危険をはらんでいることを忘れてはならない。
なので国や、地域、場所によっては全く勧められない方法である。
野宿を繰り返しているうちに適した場所が分かってくるという、野宿は経験がものをいう部分もあるので初心者は要注意。

特に女性は男性以上に難しい。
また連日連夜野宿が続き、シャワーなどができないと不潔になってくる。
<参考までに>
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その1 全く準備のない場合。
カウチサーフィンなど
野宿の次に浮上してくるのが、カウチサーフィンやホスピタリティクラブと言った現地の人の家に無償で泊めてもらう方法だ。
これはインターネット時代がもたらした宿泊方法のひとつで2004年以降ぐらいからメジャーになってきた。
それ以前もシーバスなどいうアナログのネットワークもあったが、インターネットを介したもののスピーディーさには比べ物にならない。
カウチサーフィンを使う点の留意点としては、メンバーの多い地域とそうでない地域がある。
ヨーロッパや英語圏ではメンバーが多いがアフリカやアジアの地域ではメンバーはそれほど多くない。
またコンタクトをとるのに必ずインターネット接続と英語が必要である。

<参考までに>
【旅行術】カウチサーフィンCouch Surfingを(ゲストとして)利用した個人的感想。
【旅行術】カウチサーフィン(Couch Surfing)に向く人。向かない人はどういうタイプか。その1
カウチサーフィン(外部リンク)
安宿
通常これが一番貧乏旅行者には人気の宿泊方法になっている。
ホテルほど様々な面でしっかりしていないが、価格の面ではホテルよりずっと安価である。
それ故、世界を渡り歩く旅行者、バックパッカーの宿になっている。
普通はドミトリーと呼ばれる、一部屋にベットが複数置かれ、トイレバス共同である。

インターネット以前では情報ノートやガイドブック、はたまた現地で聞いて探しまわったが、現在はインターネットであっという間に最安値の宿が探せる。
参考としてはホステルワールドなどの宿予約サイトを利用する。
しかしここではクレジットカードが必要なのでクレジットカードがない人は予約が難しい。
インターネットで場所だけ確認し、直接受付で交渉してみよう。
直接交渉は混雑期にはベットが一杯だったり、ネットの価格では泊れなかったりするので注意。
<参考リンク>
ホステルワールド(外部リンク)
Airbnb
Airbnbはエアービアンドビーと読む。2008年に発足したネット上のサービスである。分かりやすく言うと無償で泊めてもらえるカウチサーフィンの有料版である。
価格的にはネットの安宿には及ばないこともあるが、目玉的な破格宿もあるので頭に入れておきたい。

<参考リンク>
エアービアンドビー(外部)
キャンプ場
ヨーロッパの主要都市、観光地には大抵あるキャンプ場。キャンプ場をうまく利用すると宿泊費が安く抑えられる。しかし冬はそれなりの装備が必要、キャンプ場自体も閉鎖してしまうことも。またテントを持参しないと安くならないことも多い。加えて郊外にあるのも難点。
野宿に比べると管理されているので安全性は高い。

<参考リンク>
【キャンプ場】イタリア バックパッカーが安く泊る究極の方法。
まとめ
以前に比べて、ネットの存在により新しい選択肢が増え、なおかつ低価格の宿を探す検索術まで向上し、旅行者はますます節約できるようになってきている。
一つの方法だけに縛られる必要はないので上記の方法を複合していくことで大きな節約になるだろう。
続いて節約食についてであるが長くなったので次記事にて。
<関連リンク>
【旅行術】ネット時代の究極の節約(貧乏)旅行とは(海外編)。その2、食事。
【旅行術】ネット時代の究極の節約(貧乏)旅行とは(海外編)。その3、移動。
【野宿関連】10年以上自転車旅行を続ける著者が考える生き残るためのサバイバルに必要なもの5つ

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