野宿において場所選びは非常に重要である。
野宿向きの場所を選ぶか、そうでないかで快眠度が全く違ってくる。
今回は野宿をする場合どういった場所を選んだらよいかという話である。
テントの有無で変わる場所選び
野宿の場所を選ぶ場合、テントがあるかないかで大分選ぶ場所が変わってくる。
まずテントがない場合は夜中の雨などに備えて軒があるところがよいだろうし、テントがあると目立つのでなるべく目立たない場所を選ぶといった具合。
・テントがある
テントなしの場所選び
テントなしの場合野宿者は全天候の影響をモロに受けるのでなるべくそれらを防げるところを探す。
具体的には野宿最大の敵と言ってもよい雨、雪を防げる軒を探す。
・軒、屋根付きの場所
小雨であれば大きな軒は必要ないが、大雨、そして風を伴う雨には軒が大きくないと雨が吹き込んで来くる。
屋根があれば、雨はもちろん雪、そして夜露、霜も防げる。
・壁があるところ
少なくとも1方向以上に壁があるところがよい。
壁があることにより風から守られる、また壁がなければ自身の体を360度の角度に晒すことになるが、壁があれば180度、2方向の壁であれば90度と守られていることになる。
逆に4方に密着して壁があると逆に圧迫感を感じることもある。
とにかく一晩であれば雨を防ぐための屋根があると安心できる。
従って屋根があり壁があるとかなりよい野宿場所になる。
ただし、季節によっては蚊が多いので、蚊の対策をする必要がある。
・長袖長ズボン、で肌の露出を避ける
・虫よけスプレーをシッカリぬる
などしないと雨には起こされないが、蚊に悩まされることになる。
テントがある場合
テントがあると雨、雪、風を防げるので野宿の範囲がぐっと広がる。
基本的にテントは設営できる場所であればどこでも可能である、しかしより良い場所というのがある。
・物陰
テントはテントなしの場合同様、風が防げる場所が落ち着く。
特に風が強い場合などは風が防げる方向に壁があると、風にテントがあおられることがなくなる。
またあまりに目立つ場所にテントを設営すると、地元の人が不審に思い、警察に連絡がいくかもしれないので、なるべく目立たない場所を選ぶ。
・屋根があればよい
防水加工のシッカリしたテントであればどこでも問題ないが、防水加工のよくないテントであれば屋根があるところの方がよい。
仮に強い雨が降っても屋根があるので防げるからである。
激しい雨の場合はテントに雨が打ち付けるが、屋根があるとテントには直に雨が当たらないので静かに眠れる。
テントの場合であっても屋根や壁に囲まれている安心感が更に強い。
テントはテントに入る時さえ気を付ければ蚊は防ぎやすい。
・方角
テントを設営する際に、朝日がどの方向から登ってくるかを考える。
暑い季節になると、テントが朝日に晒されて、テント内で寝ているどころではなくなる。
このため日中が暑い季節は、朝日がどの方角から登ってくるかを考え、日陰になるような位置にテントを設営するとよい。
テントありなしでよい場所を選んで快適な野宿を。
今回は以上。
<関連リンク>
雨の日の野宿はどうするか
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【野宿関連】完全野宿マニュアル。その1 野宿へのいざない。
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