野宿する際にテントを利用すると野宿の範囲が広がる。
またテントがあることにより、雨、風、雪ををしのげるので野宿がより快適になる。
今回はどんなテントが野宿に向いているかについて。
野宿テントの条件
野宿用のテントの条件は簡単に
・かさばらない
・耐水性が強い
軽い・かさばらいは携帯性の良さであり、耐水性は雨、雪に対しての強さである。
各項目を簡単に見てみる。
軽い
野宿テントの第一条件は軽い。
これは持ち運ぶので軽いということはとても重要なのである。
野宿をする場合、その野宿道具を自分で持つわけであるが、テントの重みはすべて自分にかかってくる。
バイクや車などの原動機付の移動手段であれば多少の重さは気にならないが、徒歩、自転車であれば重さは自分体への負担となる。
重いテントは運ぶと体力を消耗するし、単純に大変である。
少しでも軽いテントは体への負担を軽減し、苦労を減らしてくれる。
ここで注意なのだが、軽さを追求するゆえにもろいテントもあるので気を付けたい。
単純にパーツが少なく、布が薄く、非常に軽いテントがあるが、これは雨、風に弱く全く役に立たないこともあるので注意が必要。
逆に重量のあるテントはテント生地が厚く、頑丈である。
理想は軽くて、丈夫というわけである。
一人用であれば2㎏以内がよい。
かさばらない
次の条件はかさばらないである。
軽くて、丈夫、使いやすいテントでも、かさばるテントは持ち歩きにくい。
具体的には設置がワンタッチでできるタイプ、設営1秒というタイプは車でキャンプするなどには適しているが、野宿となると持ち運びが大変である。
軽さ同様に、少しでも小さく、コンパクトになるテントが持ち運びに向いている。
耐水性
日々野宿をしていると様々な状況に遭遇するが、野宿していて眠りを妨げられる大きな要因は雨である。
テントはこの雨の状態でも寝ていられる状況を作り出してくれるのである。
しかし耐水性のないテントでだと雨がテント内に浸透してくるのでとても寝ているわけないはいかない。しかも悲惨な状況になる。
そういった意味でテントの防水性は高いに越したことがない。
テントの防水性が高ければ、夜中に降ってくる雨も何の問題もなく眠れる。
テントを購入する際には耐水性を表すmm表示を参考にしよう。この数値が大きいほど、耐水性があるテントということになる。
目安は耐水圧3000mm以上がよいだろう。
また1層のテント、フライシートと呼ばれるテントの本体の上にかけるシートがない場合は水が浸透しやすい。
テントの総量は重くなるが、このフライシートの防水性が高いものが雨にも強い。
また忘れてはならないがテントの床の防水性も重要。
これは雨が降った場合、床からの浸水に対する防水性である。
上部の耐水性が高く雨を防げても、床から水が浸水してくるとやはり寝ているどころではなくなる。
加えて
更に条件を加えるとするならば、寒暖の差がある時に調整ができるタイプはさらによい。
寒い時には空気を停滞させ、暑い時には風通しを良くできるという構造。
部分的に網戸やメッシュにできると、蚊や虫の侵入を防げて風も入ってくるので暑い時にも眠れる。
もう一つ。
野宿用であるならば色は地味な方が目立たないほうがいい。
登山の場合であれば、遠くからもどこにテントがあるかわかった方がよいが、それ以外であればテントは目立たない方が余分な人目を避けられる。
赤や黄色などの色のテントは目立つので、テントを張っているのがすぐに分かってしまう。
迷彩色のテントなどは目立たないのでよい。
結局のところ
軽く、丈夫でコンパクト、そして耐水性も抜群というテントが理想であるが、軽い素材は高価であり、また防水性も高くなるほどコストのかかる生地を使用している。
つまり理想のテントを追い求めるとかなり価格が高くなってしまう。
テントは大事に使用すれば長期に使って使用できるので、そういったことも含め予算を考えながら購入しよう。
今回は以上。
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