今いるハンガリーには世界に誇る名産物がある。
世界三大珍味とされるフォアグラと貴腐ワインだ。
日本にいる時はフォアグラの名は耳にしたことはあったが、ここハンガリーに来るまで食した経験はなく、全くと言っていいほど興味も無かった。
アンダンテに滞在中にヤマケンさんやオーナーから「ハンガリーはフォアグラの産地なんだよ」と教えられて「ふーん」位にしか思わなかった、高級な食材というイメージがあったので自分には関係ないだろうと思ったのだ。
ところがハンガリーの市場ではフォアグラがそれほど高級でなく、旅行者でも手が届く価格で販売している。もちろん市場で売っているので食材の状態。これをアンダンテで食べる機会が何度かあった。

調理の方法もあるのだろうが、「ぐぉーー、うまい!」と唸ったことは無く、
「うーん、フォアグラはこんなもんか」という感想の方が多い。

今日は寿司の奥山さんが、ふらっと現れて
「おでんがあまったから持って来たよ」

と差し入れしてくれた。この時のお客の興奮度は凄い。煮込まれた大根を食べたときの
「うわっーー、これだよ!」
の歓喜の声が飛び交う。長期旅行者には世界三大珍味よりも懐かしい味の方が格段に喜ばれる。
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