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13 ヨーロッパ周遊編

  • 2009年11月3日

雨の中

眠る時は満月に近い月が見えていたのに、夜中雨がテントに当たる音で目が覚めた。 天気予報では明日から雨だが、昨日路上で出会ったオーストリラ人はもう一日晴れが続くと言っていたのに。夜中の雨の音を聞きながら再び眠る。 朝テントの外が明るくなってきたが、雨の音がまだしている、今日は雨らしい。自転車旅行者にとって雨は憂鬱のタネである。  テントの外に出ると雲は分厚くこれから晴れるような気配はない。しかしここ […]

  • 2009年10月12日

日本人の路上演奏者

 スイスの首都ベルンの時計台の近くを通ると、アジア人がギターを弾いていた。  ヨーロッパでアジア人の路上演奏者を見かけることは稀で、驚いたと同時に、ふと「どこの国の人だろうか?」と思う。ギターに合わせて歌っている歌は英語だ。  彼の前で立ち止まり、演奏が終るのを待った。  終ったところで彼の方も私に気が付いたのか顔をこちらに向けた。  彼のニコッとした表情をみて私は「日本人かもしれない」と感覚的に […]

  • 2009年10月4日

カウベル

スイスの牧草地に放たれている牛は大抵首に「カウベル」と呼ばれる大きな鈴をぶら下げている。 牛が首を動かすと「カランコロン」やさしい音がする。始めの内は「のどかでいい音だな~」と思っていたが、最近はそうでもない。 特にテントを張ったそばに牛がいると大変で早朝から「カランコロン」、夜遅くも「カランコロン」と鳴り続ける。牛の活動時間は意外に長いと感心してる場合じゃなく、かなり迷惑である。 離れていてもこ […]

  • 2009年10月2日

グリムス峠

標高1700m、昨日はグリムス峠を越えられず少し広い平らな空き地にテントを張った。 夜中は寒くなかったが朝方冷えたので寝袋の上からジャケットをかけた。地面に石があるので時々石の冷たさがマットを通して伝わってくる。テントの外が明るくなってきた、テント内は6度前後。 ガスに火をつけてコーヒーを沸かそうとするが、ガスの火が弱い。ガスが終わりそうなのと、気温が低いせいで火力が弱いのだ。コーヒーを入れた後お […]

  • 2009年9月22日

ツェルマットへ

天気予報ではこのところ曇りか雨だったのだが、テントから出ると青空が広がっていた。 この物置小屋には誰も来ずに朝も静かだった。時々、牛の首付けられた鈴が 「カラン、コロン」 とやさしい音を出している。朝食はご飯と目玉焼きとシーチキンの残り。 今日はツェルマットまで約800mの高低差、距離20kmだ。もしかしてゆるい坂が続けばすべて歩かねばならない。 テントを張ったすぐ近くの村は、Staldenという […]

  • 2009年8月11日

レマン湖一周

ジュネーブはレマン湖という三日月の形をした湖のほとりにある。 この湖は琵琶湖を一回り小さくした位の面積なので「なかなか大きいな」と思うのだけど、カスピ海と比べると600分の1以下なので「なんだ小さな」と思ってしまう、比べる対象で印象が全く変るから面白い。 明日からこのレマン湖一周することになった、もちろん自転車。 ざっと地図を見た感じでは200km、湖畔だけに高低差はそれほどないと思うので二日あれ […]

  • 2009年8月2日

ジュネーブ祭り

ジュネーブでは7月の終わりから8月にかけて大きなフェスティバルが開催される。 早々にジュネーブを立ち去るはずだったのだが、縁あって在住のミナミさんのお宅に滞在させてもらえ、そこから毎日フェステバルに通い、路上で手品をしている。 ジュネーブはアムステルダムに似ていて様々な人種が行きかう国際都市だ。  フェスティバル効果で路上の芸は好評。ここでスイスを通過するぐらいの資金を貯蓄したいところである。

  • 2009年7月16日

真夜中のシャワー

「うわっ、冷たい!」何だか顔に冷たいモノが大量にかかってきて一瞬で目が覚めた。 「何だ!」 とあわてて辺りを見渡す、空には星空が出ていて雨なわけがない。植木の向こうから 「シュコン、シュコン、シュコン」 と機械的な音がして、再び冷たいモノ右から降り注ぎ、左に抜けて行った 「スプリンクラーか!」 昨日は長距離を走り、疲れてテントを張るのも野宿する場所も探すのが面倒で、駐車場の脇の植え込みの芝生の上に […]

  • 2009年7月1日

アンドラ

アンドラ公国はスペインとフランスに挟まれた小国だ。 そんなところに国があるなんて、思いもしなかったが 「アンドラに行った」 という旅行者に会って「どこそれ?」と聞いたところスペインとフランスの間だと言う、「そんなところに国があったかな?」と地図をよく見ると、確かにスペインとフランスの間のピレネー山脈の南部に「アンドラ」という小国があった。 せっかく場所を知ったし「どんな国なのだろうか?」と興味が沸 […]

  • 2009年6月25日

ヒョウが降る

既に標高500mを超えている、気温は若干涼しく感じるが、日差しは相変わらず強い。 長時間休まずに太陽の下にいるとかなりの疲労になる。町の外れ湧き水が湧き出しているところがありそこででひげを剃る。 町を抜け出たところで雲行きが怪しい、雷の音がする。ひと雨来そうだったので町を抜けたが町に戻る、山道の何もないところで雨に降られたら厄介だ。戻る途中で雨が降りだした。近くのバルに駆け込み、壁にかかっているメ […]