このサイトを制作しているワードプレスの関連です。
ワードプレスをアップデートしたところ、最近ダッシュボードに「サイトヘルスステータス」というのが表示され、「改善が必要」と表示されていました。
詳細を見ると「非常に古いデータサーバー」という内容でした、今回はその解決方法です。
特にサーバーにロリポップを利用している人向けです。
SQLのバージョンを5.1から5.6に変更で解決
「非常に古いサイトサーバー」の詳細を読むと
「WordpressはMySQL5.5以上が必要となっています」
このサイトのサーバーはロリポップを利用しているので、早速ロリポップユーザーページで見るとMySQLのバージョンは5.1。
つまりこのバージョンを5.5以上に変更すればよいわけです。
ロリポップはサーバーでMySQL5.6を提供しているのでそちらに変更します。
ロリポップではデータベースの操作はサポート外になっていますのでくれぐれも自己責任でお願いします。
方法、流れ
データベースをSQLのバージョンを変更するにはおよそ次の4ステップになります。
1.現在のデータベースSQL5.1をバックアップ(エクスポート)
2.サーバーにMySQL5.6データベース制作
3.バックアップしたものをMySQL5.6データベースに戻す(インポート)
4.WordPress内のwp-confing.phpの記述を変更
では順番に見てみます。
1.現在のデータベースのバックアップ(エクスポート)
・まずはロリポップにログイン。
・ダッシュボードから「サーバーの管理・設定」→「データベース」と進みます。
・データベース画面
・パスワードを確認
「パスワードを確認」をクリックすると別の小さいウィンドゥでパスワードが表示されます。これをメモします。
またサーバーとユーザー名もメモしておきます。
・phpMyAdminを開く
データベースの欄に「phpMyAdmin」を開くというのがあります、下の画面の赤丸の部分です、これをクリックします。
するとphpMyAdminのログイン画面が表示されます。
・phpMyAdminにログインする
先ほどメモしておいた「ユーザー名」「パスワード」を記入し、
サーバーの選択では、データベースのページに表示されていた同名のサーバーを選択します。
情報が正確であればphpMyAdminiにログインできます。
・phpMyAdminのページからエクスポートを選択
画面が変わります。まずは「詳細」をチェックして可能なオプションをすべて表示のチェックを入れます。
さらに画面を下にスクロールして
–CREAT DATABASE/ USEコマンドを追加する
–DROP TABLE/VIEW/PROCDURE/FUNCTION/EVENT コマンドを追加する
の2ヵ所にチェックを入れます。
最後に画面の一番下にある「実行」ボタンをクリックするとエクスポートが始まります。
ダウンロードされたファイルは拡張子がsqlのファイルです。
これでステップ1のデータベースのバックアップ(エクスポート)は完了です。
2.サーバーにMySQL5.6のデータベースを作成
ステップ2ではサーバーにMySQL5.6のデータベースを作成します。
ロリポップの「スタンダード」プランの場合、複数のデータベースを作成できるのでSQL5.1バージョンを消す必要がありません。
ライトプランの場合はデータベースが一つしか作成できないので今までのデータベースを消去し作成することになります。データベースの消去については十分に注意し、自己責任でお願いします。
またこのページではスタンダードプランの古いSQL5.1を消去しない方法を解説しています。
次の画面では作成するサーバーの欄のMySQL5.6を選択。
「データベース名」や「接続パスワード」を設定します。
そして「作成」をクリック。
「作成」ボタンをクリックすると、別の小さい窓が開き、入力したデータベース名で作成確認が表示されます。
「OK」を押すと「パスワード」をメモしてくださいと表示されます。
「OK」をクリックすると、新しいデータベースが作成された画面になります。
これでサーバーに新しくMySQL5.6バージョンのデータベースが完成しました。
これでステップ2は終了です。
バックアップしたデーターを新しいデータベースに戻す(インポート)
このステップでは先のステップで作成した、MySQL5.6バージョンのデータベースにステップ1でエクスポートしたデータを戻し(インポート)します。
新しく作成したデーターベースMySQL5.6バージョンのphpMyAdminを起動します。
データベースの画面の左にある操作をクリック。
ステップ1同様に「phpMyAdminを開く」をクリックしてphpMyAdminを開きます。
新しいデータベースSQL5.6の「ログイン名」「パスワード」「サーバー」を入力してログイン。
ダッシュボードの「インポート」をクリックします。
現在のサーバーへのインポートとなり「ファイルを選択」というボタンがあります。
このボタンをクリックしてステップ1で作成したsqlファイルを選択します。
sqlファイルの大きさは最大512MBとなっています。ファイルサイズが大きい場合は分割してインポートする方法があるようです。
512MB以下の場合であれば、実行ボタン押します。
実行でインポートが開始されます。画面の左隅に現在のパーセンテージが表示されます。
・エラー発生
インポート100%で終了!と思ったのですが、下の様な画面のエラーが発生しました。
ネットで検索した結果、sqlファイルをメモ帳などで開き、下の部分の変更を行いました。
・変更1 古いデータベースの名前を新しいデータベースの名前に変更2ヵ所。
・変更2 CREATE DATABESE~の一行を削除
・注意
エラーの種類のよっては上記の方法では解決しない場合があります。sqlファイルに変更を加えるので、修正する前にバックアップをしたり、ファイルのコピーを取ったりしてした方が安全です。
また何度インポートしてもエラーが出る場合は、そのエラーについて検索すると解決策が見つかるかもしれません。
そしてもう1度「インポート」を実行したところ100%後に下の画面が表示されて無事にインポートが終了しました。
WordPress内のwp-confing.phpの記述を変更
これが最後のステップになります。
古いデータベースのエクスポートファイルを無事に、新しいデータベースにインポートが完了したら、
次はワードプレスのwp-confing.phpの設定を変更します。
ロリポップのログイン初期画面に行き「サーバの管理・設定」→「ロリポップ!FTP」
ロリポップ!FTPのページから更にワードプレスのフォルダに進みます。
フォルダの中の「wp-confing.php」を探してクリックします。
一度目は画面上部の「書込」にチェックをして保存します。この作業を行わないと、wp-confing.phpへの書き込みや変更はできません。
それからもう1度wp-confing.phpをクリックすると今度は書き込み変更ができるようになっています。
書き換える点は4つです。すべてステップ2で作成したデータベースの情報を記入します。
・データベース名
・MySQLのユーザ名
・MySQLのパスワード
・MySQLのホスト名
これで画面下の保存を押して完了です。念のためにwp-confing.phpの書込のチェックを外して保存しておきます。
すべての作業完了後
以上でデータベースのSQL5.1バージョンからSQL5.6への変更が完了です。
完了後にワードプレスのダッシュボードを開くと、変更が反映されており、「良好」になっていました。
手間がかかりますが、一度この作業をしておくとサイトヘルスステータスが良好になるので安心です。
今回は以上です。
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