このサイトでは旅行中に撮影した写真の場所を特定する方法をいくつか紹介してきました。
グーグルフォトを利用するのが簡単な方法でお勧めですが、グーグルフォトを利用しない方法もいくつかあります。
今回は写真のプロパティのGPS情報から場所を特定する方法です。

場所特定の前提としてGPS機能のついているカメラまたはスマートフォンで写真を撮影している必要があります。
解説はWINDOWS10を使用しています。
場所特定したい写真のプロパティ開く
まずどこで撮影したかを知りたい写真を選択します。
写真にカーソルを合わせて右クリックをし、メニューの下のプロパティを選択します。
すると写真のプロパティの小さい画面が開きます。
プロパティからGPS情報を見る
写真のプロパティの小画面の中の「詳細」のタブをクリックします。
詳細の下部に「GPS」という項目があります。
この数字が写真の撮影場所になります。
GPS情報を地図に表示させる
詳細のGPSの項目には「緯度」「経度」「高度」に数値が表示されています。
写真の詳細の数字は
緯度 41;14;41.239999999990751
経度 9;11;21.430000000000291
高度 1.7169190256747859
と表示されています。
これをグーグルマップで読み込めるように手動で打ち直します。
緯度、経度の表記「度」「分」「秒」を「°」「’」「”」で表します。
・まず緯度から
41;14;41.239999999990751
を41°14’41.2″Nと書き換えます
41はそのまま41です、そのあとに「°」角度の°です。
次の数字には14の次にカンマ「’」です。Shift+7で表示。
41.239999は長いので小数点第一までにします→41.2。そして秒の「”」を付けて41.2″。「”」これはShift+2です。
最後に緯度の北緯「N」を置きます。これで41°(度)14’(分)41.2″(秒)N(北緯) となります。
ちなみに南半球である場合は数字に「-」がついており、北緯「N」の代わりに南緯「S」を付けます。
次は経度です
9;11;21.430000000000291
を先ほどの緯度と同じように9°11’21.4″Eに書き換えます。
9;→9°
11;→11′
21.4300000→21.4″
経度は最後に経度の東経「E」をつけ
これで9°(度)11’(分)21.4″(秒)E(東経)となります。
経度はイギリスのロンドンを中心に東が東経「E」、西が西経「W」で表示されます。数字の頭に「-」がついている場合は西経ですので「W」を付けます。
これら変更した数値をグーグルの検索にかけます。
日本は北緯20度から北緯46度、経度は、およそ東経123度から東経154度
写真の撮影地が日本国内であれば「N」と「E」が付くことになります。
地図表示
先ほど写真のプロパティGPS情報から表示変換した数値をグーグルの検索にかけます。緯度経度をそのままスペースを空けずにつなげて「41°14’41.2″N9°11’21.4″E」として入力します。
検索ボタンを押すとGPSの場所が表示されます。
より詳しい地図を見る場合は「地図」をクリックします。
いかがでしたでしょうか。GPSの数値を表記変換するのが少々面倒ですが、変換さえできれば地図が表示されます。
今回は以上です。
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