ブトゥパの町が見えてきた。
噂に聞いていた通り綺麗な町である。その手前に小さな島に建物がぎっしり詰まった島があった。写真を撮っていると日本人がいて少々話をする、同年代の人だった。

それからブトゥパの町へ、リゾートらしい町で白い壁がまぶしい、青い海も手伝って南国のリゾートのようだ。
最近はだいぶ暖かくなってきてジャケットはいらない。しかしブドゥバはまだまだベストシーズンではないらしく、閉まっているお店も多く、道行く人もまばらである。

ベンチに寝転んでパンをかじった。
昨日の夜は風であまり眠れなかったのでベンチでウトウトしていると、少年達がやって来てお金をせがんでくる、こんな私でもお金を持っているように見えるのだろうか。
自分があまり汚いので、綺麗なカフェの前を通るときは少し気がひけるくらいなのだが。
人々はそれほどいないけど通りに出て手品を始めた。
初めはももちろん誰も足を止めないが、これはいつものことだ。
なんだがヒッチハイクと似ていて、止まってくれる人は止まってくれるのである。その時にアピールして、人を次々に止めればかなりいい。
今日もポツポツと止まってくれてコインが入った。
なんだかんだ人々は無関心の様でもコインを入れてくれるのでありがたい、ちょうど今日使った分は帳消しだ。
