スペインのバルセロナには「ランブラス」と呼ばれる目抜き通りがある。
この歩行者で賑わう通りには、両端に様々な像が並んでいる。像は像でも銅や石では無く、生身の人間が像の様に化粧をして立っているのだ、芸の一種である。

ヨーロッパの色々な通りを見たが、このランブラス通りほど像の多い通りはない。

そしてこの通りの像達はやたらに趣向を凝らしているものがある。上の写真の様にもはや本人が全く見えず、分からないものもある、もちろん簡単な衣装だけの人もいるけれど。
像の芸という基本動かない芸なので簡単そうだが、やっている方は本気である。
私が話しかけた芸人さんは30分以上かけて念入りに装飾し、その時の顔は至って真剣であった。
彼らはこの稼ぎだけで生活しているのだと言う、もはや仕事である。もはやこれらの像はランブラス通りの名物と言っても過言ではない。
この通りは芸と言っても動かないものだけが認められていて、それ以外の音楽や、ジャグリング、手品も禁止されている。
芸人に聞いた話によるとどの位前かは不明だけど以前は問題なかったが、近年は取り締まるようになったとのことだ。
例外的に許可されているひたすらにリフティングを続けるおじさんの芸も凄い。
ボールを落とさずにひたすらリフティングをする、足はもちろん腿、肩、頭、背中と手と腕以外の箇所を使ってリフティングをし続けていた。

バルセロナを訪れるなら是非ランブラス通りへ!
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