イタリア南部の大都市ナポリ。
ナポリには世界遺産に登録されている歴史的建造群や古くからの街並み、また食文化も豊かな地として有名です。
今回は日本では誰もが知っているスパゲティ・ナポリタンを実際にナポリで食べられるお店です。
治安も改善されたナポリ
以前はナポリと聞くと治安が悪いというイメージがありましたが、近年は治安も改善されているようです。
例えば駅前のガルバルディ広場なども狭く、ごみごみした感じでしたが、区画が整理されて広々とした広場になっています。
旧市街も観光地が多く訪れるようになり、メインの通りであればそれほど危険に感じることはありません。
ただし、日暮れ後や細い路地、また危険な区域はあまり歩かない方がよいでしょう。
今回は日本では誰もが知っている定番のメニュー、スパゲティ・ナポリタンを本場のナポリで食べられるお店です。
スパゲティ・ナポリタン
日本で有名なスパゲティ・ナポリタンは本場のナポリで食べるスパゲティとは少々異なるようです。このことについてはナポリタンのウィキペディアに詳しく掲載されています。
ナポリタンは、茹でたスパゲッティをタマネギ、ピーマン、ハムなどと共にケチャップで炒めた洋食。日本で創作された日本風パスタ料理であり、類似の名を持つイタリア料理のスパゲッティ・アッラ・ナポレターナとは異なる
とこのことです。特に日本で食べるナポリタンはスパゲティにケチャップというイメージがありますが、ナポリではスパゲティにケチャップを入れることはありません。
上記のウィキペディアでもナポリタンは日本での創作料理と書かかれており、ナポリにはナポリターナいわゆる「ナポリの」パスタがあります。
ケチャップはトマトの風味がありますが、ナポリターナはトマトがベースとなったスパゲティです。
またイタリアでは「パスタ」という言葉は多くの種類「マカロニ」や「ペンネ」なども含むので細い麺タイプを「スパゲティ」と言います。
ナポリターナが食べれられうお店
本場のナポリターナが食べられるお店の名前は
Trattoria Avellinese
です。Trattoria Avellineseはタットリア・アヴェリネーゼと読みます。
タットリアとは大衆向けの小さいレストランを意味します。気軽に入れる雰囲気のお店がタットリアです。
・住所
Via Silvio Spaventa, 31, 33, 35, ナポリ
・地図
・行き方
アヴェリネーゼはナポリ中央駅のすぐ近くにあり中央駅から徒歩でアクセスできます。徒歩で5分ほどのところです。
・入り口の様子
店内の席と路地に面した席もあります。
ナポリタンはどうか?
先にも記述しましたが、スパゲティ・ナポリタンという料理は日本のみの料理になり、現地ナポリでは存在しません。
近いものに「ナポリのパスタ」の意味の「スパゲッティ・アッラ・ナポレターナ」があります。このスパゲティにソーセージや玉ねぎは入っていません。
このスパゲティはトマトの実、トマトベースの味付けのスパゲティです。
アヴェリネーゼではこのスパゲティ・ナポレターナはメニュにありませんので、口頭で注文することになります。
2021年7月の時点では6ユーロおよそ760円でした。
ナポリを訪れることがあったら、本場のスパゲティ・ナポレターナを食してみはいかがでしょうか。
今回は以上です。
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