何日も野宿した後のシャワーの爽快感と幸福感は相当なものだ。
その野宿の期間が長ければ長いほど熱いシャワーを浴びられたときの感激は大きい。
今ふと思い出して一番シャワーを浴びていなかった日数を数えると、チベットでの43日間だった。43間というとひと月半だから長い。
恐らく日本人的感覚だと長い期間だけど、チベット的感覚で行く一般的だと思う。
チベットの人はそれほどマメに体を洗わないからだ、恐らく年単位で体を洗わない。
43日目に浴びたシャワーの感激は今でも覚えている、皮が際限なく落ちた。服を着替えた時の筆舌し難い爽快感、動物から人間に戻った気がした。
ところでヨーロッパには自転車旅行者を専用に泊めてくれる組織がある。その名も「ウォームシャワー(温かいシャワー)」と言う名前だ。
自転車旅行者が何日も野宿をして辿り着いた時の温かいシャワーの感激を組織の名前にしている。
メンバーは自転車旅行の経験者か、又は自転車旅行がしてみたいという人なので、自転車旅行をしている人が訪ねると旅行話が盛り上がる。
ベルリンではこのウォームシャワーのメンバーを訪ねてみようと思う。
このベルリンに到着するまでもウォームシャワーのメンバーにはお世話になった。
こと自転車旅行に興味がある人ばかり登録しているのでいつも話題に事欠かない。
また自転車旅行のことをよくわかっているので、自転車の扱いや、どういう状態で旅行しているをよく知っているメンバーばかりである。
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