図解+写真でエベレストのノーマルルートを解説の第5回。
今回は標高7300mキャンプ3から標高7900mのキャンプ4までの説明。
ローツェフェイスの腹部に設置されたキャンプ3からさらにローツェフェイスを登攀し、エベレスト方向にトラバース(横移動)していく。
すると最終キャンプ地であるサウスコルに到着する。
![【図解】キャンプ3からキャンプ4へのルート。](https://feel-the-earth.com/wp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![【図解】キャンプ3からサウスコルまで。](https://feel-the-earth.com/wp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
キャンプ3の上部はローツェフェイスの氷壁が続く。そこから左方面に進むと黄色岩群が見えてくる。これが黄色地層帯イェローバンドである。
![【写真】黄色の地層帯イエローバンド。](https://feel-the-earth.com/wp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
![【写真】イエローバンド。後方の岸壁と比べて黄色を帯びているのがよく分かる。](https://feel-the-earth.com/wp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ここは急斜のために雪が着かずに岩肌が露出している。アイゼン付きプラスチックブーツで岩登りは少々難があるが、固定のロープがあるのでそれを利用する。
イエローバンドを乗り越えると広い雪面が見え、その先に丘陵のジェノバスパーが見える。
![【写真】黒い岩肌のジュネバスパー。](https://feel-the-earth.com/wp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
ジェノバスパーも急斜であるが、固定されたロープが張られているので問題はない。
ジェノバスパーを乗り越えるとサウスコルまでは近い。
サウスコルはエベレストとローツェの鞍部で平な場所であり、ここが最終キャンプ地になる。
![【写真】サウスコルにキャンプ4を設置。](https://feel-the-earth.com/wp/wp-content/themes/the-thor/img/dummy.gif)
サウスコルは7900m。ここから登山者はデスゾーン(死の地帯)に足を踏み入れることになる。
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