「野宿」といえどそこには様々な状況が考えらる。
そしてそれら様々な状況に対応しながら、野で一晩あかすのが野宿の醍醐味。
というわけで今回は寒くなっきた冬に合わせて、寒いところでの野宿の方法について。
「えっ、冬でも野宿できるの?」と思われた方もいると思いますが、準備、装備さえシッカリすれば雪の中でも問題はない。
装備さえキチンとあれば、標高8000m、マイナス20度の中でも野宿は可能(体験談)。
冬の野宿はまず準備から
気温が氷点下になる野外で装備がない野宿は非常に危険です。眠らないように一晩中起きている方が安全。通常は寒さで眠るどころではない。
冬の野宿する場合、事前の準備がとても重要。
準備をするというのはそれなりの装備を整えておくということ。自分がどんな環境下で寝るのか、どういった気温であるかということを想定して準備することが大切である。。
例えば、
雪の中での野宿を想定しているのであれば、氷点下対応の寝袋、そして雪の上でも眠れるマットが最低限必要になるだろう。
もしこれらの装備がなければどうか。
何の装備もなく雪の中で眠れる人間はいない。
というわけで冬の野宿はとにかく準備が第一。
仮に終電を逃したり、タクシーが捕まらず、やむなく野宿をすることになった場合は【野宿関連】野宿の方法、必需品。その1 全く準備のない場合。
こういった「終電逃しちゃった」という状況とは明らかに違い、冬の野宿は準備がなければ命の危険があるので肝に銘じるように。
寝袋とマットは必需品
それでは冬の野宿に備えてどんなものを準備すればよいのか。
とにかく寝袋とマットは必ず必要。それではそれぞれどういったものがよいのか。
・寝袋
外気温がどのくらいかによるが、マイナス対応の寝袋でないと寒くて眠るどころではない。
そのためには寝袋に記載されている「対応温度」や「最適温度」「リミット温度」を要確認。
「最適温度」快適に眠れるかという温度で、「リミット温度」はその寝袋を使用して眠れるか眠れないか限界の温度。
人により体感温度は違うので一概に何度で利用しても大丈夫とはならない。
一般に男性と女性は体感温度が違う、女性は男性より寒く感じる。
もし寝袋に対応温度が記載されていない場合はほとんどが春から夏。
寒い場所、冬の野宿には対応温度が記載されている寝袋が重要。
ちなみに対応温度マイナス40度という寝袋もある。これは極地や登山に使用されるもので、大きく、そして値段も高い。
相当寒い場所、高所や北海道、東北などの野宿を考えない限り「最適温度がマイナス対応」のものを使用すれば、何とかなるだろう。
・マット
寝袋と同様に冬の野宿の必需品がマット。
どんなによい寝袋があっても、下からの冷え込みを遮断するマットがなければ全く意味がない。
特に野宿の場合下からの冷え込みというのは侮れない。
寒いところで寝る場合、寝袋とマットは一つのセットとして考える。
マットもシッカリと冷気を遮断できるものを選ぶ
近年はエアー方式のマットも発売されている。
ただ広げるだけのロール式のマットに比べて、エアー方式の場合は息を吹き込んだり、撤収の際に空気を抜く手間などがあるが、その分厚みがあり、断熱性や快適でもある。
テントがあるとさらに快適
寒さに適応した寝袋とマットがあれば冬の野宿も可能であるが、テントがあるとさらに幅が広がる。
テントがないと寒冷地で寝た場合、寝袋から出る水蒸気が寝袋の外部で氷、朝起きた時には寝袋の表面が悲惨なことになる。
テントがあると体温がテント内に籠るので、ない場合よりかなりよい
雨や降雪、そして風が防げ、布一枚といえ外気と遮断があるので体感温度が全く変わる。
寒いところで野宿注意点
装備がシッカリした状態であればかなりの寒さの中でも寝られる。
注意点をいくつか。
・バッテリーに注意
バッテリーを使用する、スマフォや電池などは寝袋の中に一緒に入れる。なぜなら寒さでバッテリーが消耗するからである。
・液体に注意
春秋の野宿では心配ないが、氷点下で眠る場合は液体物、特に飲料水は寝袋の中に入れておかないと翌日凍ってしまうので注意。
・靴に注意
靴の中に雪が入りこまないように注意する。靴の内部がぬれたりすると凍傷になりやすい。
まとめ
冬といえど野宿は可能。
しかしそれにはある程度の準備が必要である。
キチンとした装備をすれば冬の野宿だろうが、雪のなかであろうば問題ない。
装備がない場合は命の危険があるので野宿しないように。
<関連リンク>
【野宿関連】雪の中で野宿する方法。
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その1 全く準備のない場合。
【野宿関連】究極の野宿方法
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