2021年ベネチアからローマへ鉄道移動

2021年になっても収束が見えない新型コロナパンデミック。

2020年3月には感染が拡大し、厳しいロックダウンに入ったイタリア。

あれから1年以上が経過していますが、コロナ感染が拡大する前の状態にはまだ戻っていないといえます。

今回は2021年7月にベネチアからローマに移動したのでそのことについてです。

船が行きかうベネチアの街
【写真】船が行きかうベネチアの街からローマへ
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ベネチアからローマ

水の都として世界的に有名なベネチアから同様に有名観光地であるローマに向かいます。

下の地図を見てもらうとわかりますが、イタリアの北部から中部への移動になります。

距離はおよそ500㎞で日本でいうと東京から大阪への移動に近いといえます。

このベネチア-ローマ区間は超高速特急が運行されており、およそ4時間でこの区間を結んでいます。

またイタリアには日本でいう新幹線を運行する会社が二つあります。

一つはイタリア全土を網羅している「トレニイタリアTrenitalia」社のフレッチャロッサ

Treniitalia社の誇る超特急フレッチャロッサ
【写真】Treniitalia社の誇る超特急フレッチャロッサ

そしてもう一つがNTV社が運行する「イタロitalo」です。

NTV社の超特急イタロ
【写真】NTV社の超特急イタロ

イタロの路線はトレニイタリア社に比べると少ないですが、主要都市を結ぶ10路線があります。

【画面付き解説】イタロItaloのイタリア国内全10路線図と時刻表

どちらでもベネチアからローマに行けます。

今回はトレニイタリア社のフレッチャ・ロッサでベネチアからローマに向かいました。

日本人旅行者の規制緩和

2021年7月1日からイタリア保健省は日本人旅行者に対しての条件を満たしたうえでの隔離なし、イタリア入国を認める方針を発表しました。

これにより日本人は日本からイタリア到着後に直ぐに旅行を開始できるようです。

日本の外務省のページにも以下が記載されています。

入国前・入国後の条件
●Covid-19グリーン証明書(注)保持の場合
日本、カナダ、米国から入国する際は、イタリア政府が定める以下のCovid-19グリーン証明書3種類のうち1種類を入国時に提示することで入国が可能。
(注)Covid-19グリーン証明書とは、以下のいずれかの内容を示すもの
a 欧州医薬品庁(EMA)が認めた新型コロナウイルスワクチン(2021年6月20日時点で、ファイザー製、モデルナ製、アストラゼネカ製、ジョンソン・エンド・ジョンソン製)を接種し、規定の回数のワクチン接種完了から少なくとも14日以上が経過したこと。
b 新型コロナウイルス感染症から治癒し、感染に伴い指示された隔離を終了したこと。
c イタリア入国前48時間以内に抗原検査又はPCR検査を実施し、結果が陰性であったこと。

なお、Covid-19グリーン証明書を提示した場合は、入国後の自己隔離は不要だが、第三国を経由してイタリアに入国する場合は自己隔離を求められる場合があるので、事前に確認が必要。(引用元:サイト

条件がありますが、以前のように旅行ができる状態になってきています。

フレッチャ・ロッサは運行されている

2021年7月の時点でイタリア国内の電車は運行されています。

詳しい運行状態はトレニイタリアのサイトから見ることができます。

【画面付き解説】イタリア新幹線フレッチャロッサの乗車券予約方法オンライン

以前同様にサイトからフレッチャ・ロッサの乗車券が購入できます。

フレッチャロッサーのチケット
【写真】フレッチャロッサーの電子チケット

 料金は77.9ユーロでした。2021年7月の時点での為替のレートは1ユーロが130円なので、日本円でおよそ10120円になります。

乗車口が分けられていた

 コロナパンデミックの以前と乗車方法はあまり変化はありませんでしたが、各車両の前後で乗車用口、下車用口というように設定があり、乗車口から下車はできないようになっています。

 またフレッチャ・ロッサはマスク着用しなければならないと車内アナウンスがありました。

 

フレッチャ・ロッサの車内の様子
【写真】フレッチャ・ロッサの車内の様子

 車内は規制のためか4人席でも2人利用でした。

 フレッチャ・ロッサは時間通り出発し、ほぼ予定通り4時間でローマに到着しました。

 今回は以上です。

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