イタリアにも日本の新幹線ような超特急列車があります。一つはTrenitalia社が運行する、フレッチャロッサ、もう一つがNuovo Trasporto Viaggiatori社のイタロです。
イタロについては以前にオンラインチケット予約方法を解説しましたので、今回はフレッチャロッサのオンライン乗車券の予約方法の解説です。
一例としてローマからミラノへのフレッチャロッサのオンライン予約をしています。
フレッチャロッサFrecciarossa
フレッチャロッサはイタリア語で「Freccia」が矢、「Rossa」が赤で「赤い矢」の意味があります。赤の矢の名にふさわしい、赤い車体をしています。
最高時刻300㎞、北の大都市ミラノから首都のローマまでおよそ3時間で走行します。
オンライン予約方法
フレッチャロッサはTrenitaliaのサイトhttps://www.trenitalia.comから乗車券を購入、予約できます。リンクをクリックすると別タブでトレニイタリアのサイトが開きます。
今回は一例として2月20日に午前11時前後に一人でローマ・テルミニ駅からミラノ中央駅に向かうフレッチャロッサを予約する想定です。
・初期画面から「Frecce」を選択
下の画面はトレニイタリアの初期画面です、画面の中央に「FRECCE」のタブがあるのでそれをクリックします。
・出発駅 Roma Terminiを設定
次に出発駅を選択します。「From」の欄にカーソルを合わせてRomaと打ち込むとRoma Terminiと候補が表示されます。これを選択します、自分で打ち込むと駅が認識されない場合があるので表示されたものの中から選びます。
・到着駅 Milano Centraleを設定
目的の駅を「To」の項目に設定します。出発駅同様に、Milanoと打ち込むと、候補が表示されます。その中からMilano Centraleを選択します。
これで出発駅「Roma Termini」到着駅「Milano Centrale」が設定されました。
・出発日 2月20日を設定
今回は2月20日に出発予定ですので、出発する日を選択します。画面のDepartureにカーソルを合わせるとカレンダーが表示されます、その中から2月20日を選択します。
更に先の月を選択したい場合はカレンダーの右上の小さな矢印をクリックするとカレンダーが次の月に進みます。
・出発時間 午前11時に設定
出発日の次は出発時間を選びます、想定では11時前後にしていますので日付の右にある「12」の数字をクリックすると時間帯が24時間で表示されます、午前11時は11を選択します。午後11時の場合は23時を選択します。
乗車するのが一人の場合はこれで設定は完了です。更に同行人がいる場合「Aduts」の項目で大人、「Children」で子供の数が設定できます。初期設定は大人1人になっています。
SEARCHをクリックすると画面が切り替わります。
・乗車券を選択する
切り替わった画面には2月20日の11時以降のフレッチャロッサの時刻が表示されています。時刻表に表示されている項目は「出発駅」「到着駅」「乗車時間」「電車番号」「料金」です。
この中から乗りたい電車を選択します。今回は上から二番目の11時20分を選択します。
・座席の種類、購入方法を選択
購入したい乗車券の席の種類と購入方法を表示したページが開きます。
初期設定では一番安い乗車券、チケットがマークされています。上の画面では座席の種類「Standard」購入方法が「Cartafreccia Special」となっています。
購入する前に、座席の種類とオファーと呼ばれる購入方法の解説です。
座席の種類と購入方法
フレッチャロッサには座席の種類、いわゆる、普通車、ビジネス、グリーン車というような座席のランクがあります。公式サイトのオリジナル解説はhttps://www.trenitalia.com/en/frecce/frecciarossa_1000.htmlに記述されています。
まずは座席の種類からです。
・Standard
標準の座席です。価格は最も安い席となります。
・Premium
プレミアム席です、日曜日から金曜日までウエルカムドリンクがついています。
・Business
ビジネス席はゆったりとした席配置になっています。リラックスしたい方向けに静かなエリアというのもあります。
・Executive
フレッチャロッサに10席しかない席です。フレッチャロッサの席では最も高価な席になります。
・Working Area
このエリアには座席が5または6席あり、コンピューターにつなげるモニターがあります。プライバシーを確保できる作業エリアになります。
https://www.trenitalia.com/it/offerte_e_servizi/working-area.html詳しくはここに掲載されています。
購入方法
上記の座席の種類を以下の購入方法と組み合わせて購入できます。
・Base
標準購入です。Baseで購入した場合、チケットの変更が可能です。
・Economy
一回限りチケットの変更が可能です。出発の2日前までしか購入できません。
・Super Economy
最も安い購入方法です。出発の二日前まで購入できます。座席のクラスにより変更が可能です。
・Cartafreccia Special
フレッチャカードを持っている人用の割引購入です。午前11時から午後2時まで、また火曜から木曜日までに適応されます。
・Senior Da 60anni
60歳以上の方はこのシニアー割引を利用できます。
・Young Fino 30anni
フレッチャカードを持ち、なおかつ30歳未満であれば、このヤング割引が利用できます。
以上が座席の種類と購入方法でした。自分に合うものを時刻表から選択します。
座席選択
乗車券を選択したら画面右下の「Continue」をクリックして支払いに進みますが、座席を選びたい場合は、席を選ぶことができます。選ばない場合は自動に振り分けられます。
座席を選ぶ場合は「Continue」ボタンの上にある「Choose the seat」にチェックを入れます。
そして「Contiune」をクリックすると画面が切り替わり、座席選択の画面になります。その間に格安でアップグレードしませんか?という下のようの広告が入る場合があります。アップグレードするのであれば右、しないのであれば左をクリックします。
下は座席選択の画面です。薄い緑色のシートが選べるシートです、クリックするとシートの色が赤くなります。それでよければ「Continue」をクリックします。シート選択は別途2ユーロかかることがあります。
4人席や窓際席を選べます。車両を変更したい場合は画面上部の「Select Coach」からできます。
支払い
座席と購入方法が決定したら、支払い画面に進みます。オンラン購入の場合支払いはカードになります。まず「Go on without Log In」にチェックを入れます。
「Go on without Log In」にチェックを入れると画面が切り替わり、購入者情報を記入するページになります。
このページ上部Authentication「名前」「姓名」「メールアドレス」「確認メールアドレス」を記入します。ここで登録したメールアドレスに電子乗車券が届きます。間違えないようするため、確認メールアドレスにも同じメールアドレスを打ち込みます。
その下のPassengersは必要に応じて記入します。必要がない場合は記入しなくても大丈夫です。
画面をスクロールすると、支払い方法の選択があります。
・カード決算
・PayPal
・Amazon pay
・その他
カード決算の場合は一番上を選択してチェックします。それから画面下の一般条件同意もチェックをして、最後に「Continue」をクリックします。
画面が暗くなり「One-way purchas only」片道の購入と「Choose returne journey」帰りの乗車券も購入の選択が表示されますが、片道のみの場合は左をクリックします。
画面が切り替わり、カード情報入力の画面になります。カードの情報を指示に従って記入します。
カードの情報を記入が完了したら、画面下の「Contiinue」をクリックします。支払いが進行し、完了画面になったら購入完了です。
電子チケット
登録したメールアドレスにTrenitaliaからチケットが届きます。メールに電子チケットが添付されています。
チケットには予約番号、電車の発着駅、時間、電車番号、指定席の車両と番号が記載されています。これをインターネット接続がない状況でも提示できるようにしておきます。フレッチャロッサは乗車中に車掌さんが検札に来ます、この時にすぐに提示できる必要があります。プリントアウトしておくのも一つの方法です。
フレッチャロッサはWIFI完備となっていますが、走行場所により、インターネットが接続できない場合もあります。
チケットの準備ができたら、後は乗車日に駅に向かいフレッチャロッサの指定席に乗り込むだけです。
今回は以上です。
フレッチャロッサ同様、イタリアの新幹線イタロについても解説している記事がありますので参考にしてください。
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