【エベレスト登山】南東稜、ネパール側ベースキャンプ

エベレスト南東稜登山のベースキャンプは標高5300mのアイスフォール基部にある。

エベレスト登山中の家となるベースキャンプ
【写真】エベレスト登山中の家となるベースキャンプ

氷河にや雪崩によって運ばれた堆積物の上を慣らしてテントを設置する。

春のエベレスト登山季になると、大小さまざまなテントがこの地に建てられる。入る登山隊の数にもよるが、毎年300近いテントが張られている。

ベースキャンプ概要

ベースキャンプを構成するテントの内訳はこうだ。

まず、登山隊のメンバーの為のテント。

これはメンバーが個人が生活するための基本のテント。

公募隊隊員の個人テント
【写真】公募隊隊員の個人テント

天候待ちや、日程合わせの休日、リラックス、もちろん寝るために使用する。家で言うところのプライベートルームだ。

メステントと呼ばれる、10人から20人が一同に会せる大き目のテント。ここは登山計画や、会合に使用される。隊によってはここで食事をしたり、談話をしたりもする。

大きめのメステント
【写真】大きめのメステント

それからダイニングテント、やはり大きめのテントの中にガスバーナや食料を置き、隊専属のコックがここで料理を作る。

キッチンが入っているダイニングテントも大きい
【写真】キッチンが入っているダイニングテントも大きい
エベレストベースキャンプ ダイニングテント
【写真】ベースキャンプのダイニングテント。鍋が並んでいるのが分かる。

トイレテント。ベースキャンプにはトイレがないのでトイレテントはその名の通りトイレとして立てられる。一人用の細長いテントだ。用を足した排泄物はしたの桶に溜まり、それを定期的に下ろしてくれる人がいる。

緊急用のものとしてドクターがいる、ドクターテントもあった。

何年か後にはインターネットを供給するインターネットテントが出現するかもしれない。

通常エベレストの登山期間は4週間~8週間。その間はこのベースキャンプが基地となる。

エベレストベースキャンプ
【写真】エベレストベースキャンプの様子

最初は殺風景な場所でなれないが、登山終盤にもなるとずいぶんと居心地がよい空間に感じてくる。

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