これまでいくつか野宿の解説をしてきたが、スッキリとまとめると必要なものは3点になる。
もう言わずと知れた
・寝袋
・マット
・テント
である。季節や場所はこの三点セットの応用にしか過ぎない。
寝袋は掛け布団的な役割を果たし、野での体温確保、維持力を高めてくれる。
マットは敷布団やベットにあたる。野宿は寝袋だけでよいと思っている人が多いが、マットがあるとないでは雲泥の差がある。
それほどマットは重要だ。常に寝袋とセットで考えよう。
上記の二点にテントが加わることにより、より快適な野宿になる。
天候の影響を減らし、温度の放出を防ぎ、盗難防止にもなる、昆虫や小動物からも身を待ってくれるとよいことずくめになっている。
同時に弱点として、重い、がさばる、設置が必要、目立つなどがあるので状況によって使い分けたい。
寝袋
寝袋とは野宿用の布団である。
寝袋があるとないとでは野宿での安眠度が異なってくる。夏の暑い夜であればそれほど必要ないが、春、秋、冬と殆どの季節で寝袋は重要な役割を果たす。
初夏など日中はかなりの気温になっても野宿で一晩となると深夜から明け方の冷え込み、日中との寒暖の差に驚かされる。
寝袋は体温を保持し、外気から体温を守るという重要な役割をしてくれるのである。
ちなみに冬の寒い日に寝袋なしで野宿すると非常に危険なので注意が必要である。逆にシッカリとした性能の寝袋があると雪の中でも寝られるのである。
寝袋を購入する際には使用最適温度を要確認。
マット
野宿と言えば、寝袋の認知度は高いのであるが、意外と知られていないのがこの下に敷くマットである。
寝袋は袋の形になっているので下敷きもかねていると思われるかもしれないが、そうではない、地面からの冷え込みというのはかなり強い。
寝袋は体温を保持し上部の外気から体温を守るが、下からの冷えにはめっぽう弱い。そこでマットが登場するわけである。
下からの冷えをマットで遮断してこそ、寝袋の活躍を忘れてはならない。
通常、断熱材や空気の層があるマットで地面からの冷熱を遮断できれば十分な役割である。
寝袋とマットはセットで考えよう。
雪の中や氷の上で寝るにはそういった地に適したマットがあるが、あまり雪の中で野宿ということはないので利用機会はすくない。
テント
寝袋とマットがそろい、更にテントを用意すると野宿はかなり快適になる。
寝袋とマットだけであると、雨や雪といった非常時に弱い。また風や冷気に直接さらされるが、テントがあるとこれらが防げる。
テントなしの野宿をしていると夜中に雨に降られるという経験があるのではないだろうか?
うまい具合に軒が見つけられればよいが、更地などで寝ている場合は荷物をまとめ雨を避けるために深夜に場所を探すという悲劇になる。
こういったことを防げるのがテント。
また地味に野宿の天敵である蚊や昆虫、小動物も防げるのでありがたい。
まとめ
野宿の必需品は寝袋、マット、テントのの三点。
特に寝袋とマットはセットで考える。
テントは状況に応じて使用すると快適な野宿生活が送れる。
この三点セットを持ち歩けば、どこでも一夜の宿になりうる。
今回は以上。
<関連リンク>
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その1 全く準備のない場合。
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その2 少し準備のある場合。
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その3 完璧に準備された野宿。
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