13年間日本に戻らず自転車旅行続けている著者です。
言いかえると13年間家がありません、つまりホームレスなわけです。
近年は野宿の回数が減っていますが、定番の橋の下から公園、雪山や墓場とかなり色々な所で寝ました。
ホームレス暦13年。
今回はその著者が考え、編み出した?究極の野宿方法を公開したいと思います。
この方法はある意味究極なのですが、あまりお勧めできません。もうどうしてもこうしても野宿場所がないという場合に考えてください。
ある程度野宿を経験している人は「あの場所がよさそうだ」とか「この場所がよいだろう」と寝られそうな場所を見つけられますが、本当に場所が見つからない時にのみ試してみるとよいでしょう。
野宿奥義
奥義というほどのものでもありませんが、野宿最適場所が見つからない時は道に寝ます。以下注意点を
・車道は避ける
当たり前ですが、車道、車が通過する道路で寝転んでいると寝ている最中に車にひかれる可能性があります。特に寝るという行為は体を横たえるので車の運転手から発見が遅くなります。
くれぐれも車の通る道、または少しでも車が通る可能性のある道はダメです。
・道の真ん中も避ける
これも当たり前ですが、車が入ってこない道を見つけても道の真ん中で寝るのは問題があります。
一つに通行の邪魔。また目立ちすぎて警察などに注意される可能性があります。
・野宿道具は極力使わない
再三野宿方法で勧めている、寝袋やマットは使用しません。
これらを使うと野宿慣感がでてしまいます。使うとしたら、簡単に手にはいる新聞紙やダンボールがよいでしょう。いかにも致し方なく横になっている感がでます。
・持ち物の管理は厳重に。
人が往来する道ではどんな人が通るか分かりません。
貴重品、荷物の管理は徹底して行ってください。また貴重品が人の視界に入る場所に置かない、身につけない。
例えば携帯電話がポケットから半分出ているとか、高級腕時計が見えているといった状態にしない。繰り返しますが野宿中は無防備です。
・うつぶせ禁止
うつぶせに寝ていると、倒れているのと勘違いされるので仰向けか横向けで寝ましょう。
注意する点は以上です。
まとめると
車の入ってこない道の端で、道具を使わず、荷物に気をつけて寝る。
道は世界中のどこでもあります。というわけどこでも眠れるということになります。(海外で実行される場合はその地域の治安が問われますので、くれぐれも自己責任にてお願いします)
なぜ究極なのか
なぜこの道寝が究極奥義とされるのかを解説します。
時々、野宿の場所を探すが困難な場合があります。風が防げ、人が来ず、静かな環境はなかなか見つからないものです。
野宿で危険とされるのは「ものを取られること」「危害を加えられること」ではないでしょうか。
「もし路上に寝ている人を見かけたら、どう思いますか?」
多くの人は「かかわりたくない」と考えるでしょう。この究極の野宿はそんな「かかわりたくない」という心理を見事についています。
路上に寝ている人間はそうはいないので「なんだ酔っ払いか」とか「こんなところに寝ちゃってしょうがないな」くらいにしか思われません。
また万が一襲われそうになっても、路上なので助けも呼びやすいのです。
まとめ
今回は究極の野宿、道寝について書きました。
これは最終手段としてどうしても野宿に適した場所が見つからない時に試してみてください。
意外と誰もかまわずに眠れてしまうものです。繰り返しますが、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
<関連リンク>
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その1 全く準備のない場合。
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その2 少し準備のある場合。
【野宿関連】野宿の方法、必需品。その3 完璧に準備された野宿。
【野宿関連】10年以上自転車旅行を続ける著者が考える生き残るためのサバイバルに必要なもの5つ。
【野宿関連】雪の中で野宿する方法。
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