第34回 JapacityメンバーインタビューはイギリスのYukaさん!

Japacityメンバーインタビュー、34人目はイギリス、ブリストルご在住の Yuka Hollowayさんです!実はJapacity 初期からのメンバーで、スイスのYutakaさんをうまく操る影の殺し屋😎とも言われています(笑)

そんなYukaさんにMeikoが深掘りしてきました!😆

イングランドで驚いたこと、自分が日本人だなと思ったこと

Meiko

まずはAzumaさんからの質問です。

「イングランドに住んで一番驚いた事はなんでしょうか?」

Yuka

驚いたことですか。言語が違う国で暮らす中で、信じていた事が違っていたっていう気づきがあった時でしょうか。例えばおつりの事をChangeって言いますけど、私は可算名詞だと思っていたんです。ある時、Haven’t you got any changes?って可算名詞で言ったら、爆笑されて、Changeは不可算名詞なので、”S”はつけないよ。って言われたんです。そしたらその後、その店で、”Here is your changes!”ってお茶目に言われるようになって、みんながいじってくれた。それって馬鹿にしている感じではなくって、親しいからこそお友達に皮肉を言って楽しむ、そんな文化習慣に驚きました。

まったく逆の事をあえて言う、私が英語で間違えた時ネタにしていじってくれて、ずっとバカにしている?いや、かわいがられてるっていう感覚でしょうか。良くしてもらってるかなって思います。

ブリストルはヨーロッパでも最大級のバルーンフェスティバルのある都市で夏になると熱気球がよく飛んでいます。
ブリストルマリーナには船上で暮らす人々がいます。
Meiko
もうひとつAzumaさんから、「海外に住んでやっぱり自分は日本人だなぁって思った瞬間はありますか?それはどんな時?」
Yuka
自分が日本人だな、って思うのは、待ち合わせの時に必ず時間前に行っちゃうっていうところでしょうか。ここだと、普通に仕事でも遅れてくる人がいてびっくり。雪が降ったから仕事は休むとか。日本人だと、電車が止まるとか物理的に行けなくなるような事態になっても、頑張ってでも行くみたいな、そういうのはここの人はしないですね。それなのに私は雪が降ろうが雨が降ろうが、プライベートでも時間には遅れないで行く。待ち合わせ時間の5~10分前に行くと、相手によるけど一時間くらい待っちゃったり。それでも行っちゃう。うっかり早く行っちゃうっていう感じです。
Meiko
日本人気質あるある、、かな😂😂😂

ダンナさまとの馴れ初め❤️

Meiko

Katsueさん、折り紙Yuki先生からの質問です。

「旦那さんとの出会い、馴れ初めを教えてください~。」

Yuka

実は、私は彼とはオンラインの出会い系サイトみたいなところで知り合いました。私は日本、彼はイギリス。違う国にいるもの同士。近くにいる人と出会うというよりは、いろんなところの人と知り合えるサイトでした。そこで出会った人が他にもいるのですが、夫の写真とプロフィールにビビっと来ました。思い切ってメッセージを送ってみました。他のサイトのことは解らないのですが、無料会員は有料会員としかやり取りできない仕組みのサイトでした。ダメ元でメッセージを送りました。翌日にサイトを見たら、彼が有料の会員になっていて私宛にメッセージが来た。なのでお金を払ってメッセージを見たようでした。そこからやり取りが始まりました。その中で意気投合。次は通話を!って自然に進みました。その時もすごく楽しかった。

やりとりしつつ2か月くらいたった時、あなたに会いに行くと彼が言い出して、その2週間後くらいに日本に来ました。私は当時は東京に住んでいました。到着に合わせて羽田に迎えに行きました。そこで出迎えて、初めて会う事に。そのオンラインサイトには「海外の人と知り合う事もありますが、会いたいとか言われても気を付けるように」と書いてありました。「お金は送らないようにとか、リスクを考えましょう」というような注意書きもありました。なので、はじめは家や最寄り駅を言わずに会う事に。その時の滞在の一週間くらいの間に初めてのデート。東京タワーでした。

その後も何度も遊びに来てくれた。そうやって時間を過ごすうちに、この人のバックグラウンドは?とさらに気になるようになり、彼の家族にも会ってみたいと思い、イギリスへ。彼のご家族も素敵な人でした。

Meiko
素敵な人と国境を越えて出会えて、運命を引き寄せられたっていう感じがします~😍
ブリストルの住宅地に突然現れたバンクシーの絵です。
ブリストル郊外にある町ポーティスヘッドの灯台です。向こう岸に見えるのはウェールズです。

異国での結婚生活

Meiko

折り紙Yuki先生からの質問です。

「異国の結婚生活のハッピーな面とチャレンジな面を教えて下さい。」

Yuka

ここでの生活は楽しいです。違う文化で育っている二人が共に暮らしていると、毎日発見が多いです。「へえー」って思ったり、「そんな風に考えるのね!」とか「文化の違いでそうなのね!!」とか。とにかく発見が楽しい。穏やかな相方なので、あまり大喧嘩する事はなくって、私が一方的にぷんぷんして責めたりします。私はあなたの言語を使って、あなたの国に住んで、こんなに頑張ってるのだから、あなたにそんなに言う権利あるの?みたいに。最初相方はしゅんとしていましたが、最近は次の手を考えているようで、少し言い返してくるようになってきました。笑。

彼は私より7つ年上だから大目に見てくれてる感じです。本気で怒ったら恥ずかしいでしょうしね。

Meiko
まだ新婚さんですものね❤
Yuka

まだイギリスに移住して3年8か月です。最初の一年は本当になにもかもが初めての体験でした。旅行で来たことはありますが、住むのとは違うでしょう?

私の住むこの地域には独特のなまり、アクセントがあるんですね。大人になってから違う地域に住むことが多かった夫にはそれはないのですが、それまで夫との会話には慣れていたものの、ここに住み始めたら最初ご近所さんの話が全然聞き取れなかった。TVのニュースも最初は分からなくて。バラエティー番組などは聞き取れて理解できる番組もあったので、なまりが分からないのだと気づきました。

地域のなまりが分かるよう、ご近所さんと会話ができるところで働こうと思って地元のパブで働き出したら、最初は言葉が分からない赤ちゃんみたいな感じでした。同僚の仲間になまっていない人がいて、ゆっくり話してもらうとわかったりもしていて。1か月めは赤ちゃん、2か月めはうっすら聞こえてきて、3か月目にようやく耳が慣れ始めたという感じ。

思えばそれがチャレンジでした。同僚が何を言っているのか、何を指示されているかが分からず、状況判断で動いていました。ただ、空気や雰囲気を読める日本人だったからか、その状況を見る力があって何をすべきかが分かったので、その時は日本人で良かったと思いました。

夫と夫の友達と夫の家族しか周りにいなかったので、その飲食店で働いて本当に良かったと思っています。パブはもともとはパブリックハウスという大人の社交場が始まりですが、そのうち子供も入れるパブもできて、私が働いているところはファミリーレストランに近い感じ。子供たちの遊ぶコーナーがあったり。キッチン側にはファミリーレストランスタイルで家族連れが食事できたり、お誕生会ができたりする空間があって、キッチンから離れているコーナーにはバーもある、プール(ビリヤード台の小さいもの)のがあったり、バーでは大きなテレビが設置されててスポーツ観戦する人が集まれたり。同僚に恵まれて楽しく働ける環境です。今でもパートで行っています。

ブリストルカテドラルです。
SS Great Britainという船です。現在は博物館のように展示されています。

テンションあげあげのときある?

Meiko

哲三さんからの質問です。

「いつも落ち着いてお話をされておりますが、テンションMAXあげあげの時ってどういう感じですか? 」

Yuka

実は私は考えつつ話してて、話しては考えてという感じで、話すのがとろいだけです。

テンションが高いというか、”わーい!”ってなっている時は子供のようにはしゃぎます。

ただ話しかたが他の方の目からは穏やかに見えるかもしれないだけで、実は落ち着きはないかも???って思っています。

Meiko
どんな時にテンションがあがりますか?
Yuka

私は子供がいないので、代わりに観葉植物をたくさん持っていて、大事に育てています。

新しい葉の芽が出た時は夫に「見てみて~❤」ってものすごくはしゃいでしまいます。

子供は好きなんですけれど、自分の子供を欲しいとは思わないんですね。植物が子供みたいです。

Meiko

Yasuakiさんからの質問です。

「Yukaさんの普段のお話を聞いてると悟りを得た僧侶のような物言いなんですけど、(あくまでも僕個人の意見です)若い時からなんでしょうか?それともある年齢になってからでしょうか?また変わったのならそのきっかけは?いつもスイスの珍獣、猛獣の扱いが素晴らしいです。尊敬します~。」

Yuka

子供の頃からあまりアクティブではなく、落ち着いているというかとろいというのか、むしろオトナになってからの方がはしゃぎます。とても冷めているような子供でした。子供と遊ぶより静かに絵を描いているのが好きで、オトナが話している所の横で、いつも絵を書いていました。それが好きでした。実は今の方が子供と一緒にワイワイするのが好きになっていて、子供のいるお友達がいると子供と一緒に遊ぶのが楽しいです。ゲームを一緒にしたり良くします。振り返って思えば、昔の方が落ち着いていたと思います。

Meiko

そうなんですね。

でもYasuakiさんの言うようにYutakaさんとの掛け合いのおしゃべり口調や、クールな物言いが素敵~。大好きです~。

ビビったエピソードは?

Meiko

ナカニンさんからの質問です。

「これまでで、一番焦ったまたはビビったエピソードを教えて下さい。」

Yuka

いっぱいありすぎて一番を選ぶのが難しいですが。昔ネイルテクニシャンをしていた事があり、上司とハワイのコンペに行きました。会場について、そこで受験票のカードをホテルに置き忘れてきた事に気付いて。ものすごく焦りました。

日本人なので会場には早めについていましたし、宿泊していたホテルと会場がそれほど遠くはなかったのですが、大慌てでホテルに向けて必死の形相で走りました。のん気なリゾート地、観光地のハワイにはそんな風に町を走っている人はいないので、警備員さんに、大丈夫?走らない方が良いよ。と声をかけられたくらいでした。無事に受験票をホテルの部屋に戻ってピックアップして、再び会場まで走って戻りました。イベント自体がのんびりとしていたため、なんとか間に合いました。本当に超うっかりの自分に、とっても焦った体験でした。

だってコンペだったので事前に全ての細々した準備からモデルさんの状態も完璧!!にしていたのに。。。

Meiko

それは焦っちゃったでしょうねぇ。それで、その時の成果をお聞きしても良い??

Yuka
ハワイの時の順位は真ん中くらいでした。その後ロンドンで出たコンペでも、会場に向かう途中渋滞に巻き込まれて、途中で降りて走って会場へ向かいました。その時は3位でした。
Meiko

ネイルコンペはダッシュの思い出。。ですね!😂

夜食って。。。💦

Meiko

で、最後にYutakaさんからの質問です。

「いつも深夜に消化に悪いようなものばかりを食べていますが、胃もたれとかはしないんですか?」

Yuka

それがですね。胃もたればっかりしています。ただし私の夜食は他の方が感じる夜食ではなく、皆さんにとっての夕食ですよ。今晩も23時くらいに食事をしましたが、これからまだ私はあと4時間くらいは起きているので、夜食とは言いません(きっぱり!😤)

胃もたれは夜食、夕飯のせいではなく、歳のせいですね。特に生の玉ねぎとか、ニンニク(これは子供の頃から)を食べるとだめです。おろしにんにくとかがだめで、芽の部分をちゃんと取らないとだめ。ニンニクの芽は必ず取ります。取りましょう!とお伝えください。

歳のせいだと思います。

ブリストル近郊の町、グラストンベリーです。
ブリストルのすぐ隣に位置するサマセット、Stanton Drewのストーンサークルです。入場料1ポンドを入口にある箱に入れます。

Japacityとは?

Meiko

Meikoからの質問です。

YukaさんにとってのJapacityとは?

Yuka

Japacityには救われました。ちょうどJapacityに入れていただいた時、イギリスはロックダウン真っ只中。夫が夜勤をしていたので、夫が帰って来るまで、誰とも一言も話さないという時間が続いていました。お友達とは文字でのやり取りで済んでしまっていて、会話でのやり取りは夫としかない。一日中話していなかったために、時に夫が帰って来た時に声が出づらいと思うほど、声を出していない日々でした。そしてロックダウンの前は日本語で話す事も少なく、時に日本の親と話すくらいで、英語だけの生活だったわけです。

Japacityがあって、Japacityと出会えて、人とそれも海外に住んでいながら世界中の人と日本語で話せるというこの場があって、これには本当に救われました。ホームシックになる事もなく過ごす事ができました。

コロナでロックダウンになって、ソーシャルから完全に隔離される状況下、一人でする趣味も持っているし、元来一人も好きなんですが、人って結局はだれかとコミュニケーションをとっていないとだめな生き物なのかなって思いました。

いろんな方に出会えて、Japacity初期から考えたら来なくなった人もいるけれど、いまだに仲良くなった人とつながれている、そんな事に感謝しています。

Meiko
スイスのYutakaさんとの出会いも?
Yuka

Yutakaさんと仲良くなったのは実は別の部屋でした。そこの部屋でもYutakaさんの話が長いので、別の人のが主の部屋だったんだけど彼を出禁にした事があって。実はそこから仲良くなりました。Yutakaさんって、器が大きいので、私のような小娘に怒られても受け止めてくれる。普通だったら怒りそうですよね。でも、Japacityが無かったら、Yutakaさんに出会う事もなかった。それにカナダには行ったこともないけれど、ここでは行った事もない国に居る人と話す事が出来る。

思い起こしたらホント、Japacityに救われたな。世界は広くて狭いな。

そして、Japacityも広くて狭いなって思っています。

ここからは質問とは関係ない余談を結構たくさんさせてもらえちゃいました。Yukaさんの言葉選びも、お話し口調も、本当に心に穏やかに共鳴するので心地よい時間でした。

Yukaさんが一時期クラハをお休みしてて戻って来た時に、メンバーがリフレッシュしててまた新しい出会いが楽しかったこと、創成期メンバーのRyosukeさんがお世話してスコットランドのサッカーリーグに移籍してきた選手の件で一時Ryosukeさんとお話をする機会が度々あり、地元の人や旦那さんに「友達が頑張ってるぞ」ってTV中継を見ながら言ってもらえる話とか。

私たちが実はそれぞれに自分の暮らしを書き綴るブログを以前はやっていて、コロナでそれが止まった話とか、私がJapacityのブログを通してグリーンピーズのメンバーの「今」を切り取らせてもらって書き残していかれる事の意味をとても大きくて大事な事だなって感じている話とか、いろんなお話をオフレコでしました。(詳しくは省略!ごめん!)

アートって現場の瞬間を切り取る事だと思っていて、見る人に疑問を投げかけるのが現在のアーティストの仕事だと思っているっていうYukaさんの言葉に、さらにMeikoさんの今という瞬間を切り取って人と時間の融合を書きとめて、それが想いを乗せて文章になる。そんなブログ作成は芸術活動ですねっていう言葉に、私は心がちょっぴり引き締まって、ちょっぴりほんわか緩んだりしました。

そして「活字職人ですね。Meikoさんは。」っていう嬉しい言葉をいただけちゃいました。

貴重な時間と素敵なおしゃべり、ありがとうございました。

ますますリビングで、さらには個別や別のルームで、Yukaさんをはじめ、グリーンピーズのみなさんと深まっておしゃべりできる時間がつもっていったら。。。って、思いをはせると未来の時間にやっぱり期待と光を感じるのは私だけではないでしょう。

感謝!💕💕💕

関連記事

お待たせしました。Japacityメンバーインタビュー第33回目は名古屋のMuroちゃんです。リビングでは謎?がいっぱいっていう噂のMuroちゃん。そんなMuroちゃんとプライベートルームで、たっぷりその魅力ほりほり。。。迫ってみました。 […]

関連記事

32人目のJapacityメンバーインタビューは、最近「世界の教育」のお部屋の定期開催を始めてくださっているNobuki先生です!マジメな先生という顔の裏で、リビングではときどきお茶目なお話もしていらっしゃるNobuki先生をMeikoが深[…]

関連記事

Japacityメンバーインタビューも31人目となりました!今回は、リビングでおかえりなさいといつもあたたかい声で迎えてくださるシェフの岸洋介さんです!ここぞとばかり、いろいろ掘り掘りしてきました🥰 イタリアンを選んだきっかけは? […]

関連記事

Meiko Renさん、それではインタビューよろしくお願いします。 Ren どこから話そうかなぁ。。。 と、おっしゃいつつ、Renさんの壮大な自叙伝をお伺いする事になりました。[…]

関連記事

Japacityメンバーインタビューは、お待ちかねの皆のアイドル、奈良からひかりちゃんの登場です!😍芸達者でおしゃべりも楽しいひかりちゃん、いつも場を盛り上げてくださいます。インタビューも盛り上がりましたよん😆 多才なひかりちゃん […]

関連記事

前回のみーやんに引き続き、Japacity メンバーインタビューは初期メンバーのフレンド貴子さん。初期の頃は毎日リビングで寝落ちしていらしたので、すっかりJapacity の顔とでもいう感じでしたが、最近はどうしていらっしゃるのかなと、Me[…]

最新情報をチェックしよう!