Japacityメンバーインタビューも31人目となりました!今回は、リビングでおかえりなさいといつもあたたかい声で迎えてくださるシェフの岸洋介さんです!ここぞとばかり、いろいろ掘り掘りしてきました🥰
イタリアンを選んだきっかけは?
まず最初はミッキーさんからの質問です。「若い頃はモテモテだったと思う洋介さんですが、イタリア料理のシェフだとお聞きしています。イタリア料理を選んだきっかけとイタリア時代?の思い出があれば教えて下さい。」
もともとはイタリアンではなかったんです。最初は中華料理から。料理人になってからは中華の修行をし、中華に長年従事していました。ただ、中華は油を多く使うこと、美味しいものの、どこかおおざっぱという印象があったんです。そのうち独立してお店を始める準備を視野に入れ始めた時、何をしようかと再考したんです。そして各国創作料理でと考えた。
ちょうど多国籍、無国籍料理が流行り出した時期でした。そこで中華をベースにフレンチ、イタリアン、和食系の創作料理を出せる店で、とテーマを決めました。お店を始めてからいろんな料理をしていくうち、多種多様にいろんなものがあるというのは楽しいけれど、同時にあれもありこれもありはお客様が迷うのかもしれないと気づき、なんでもありは、実はなにもない!のかもしれないと考えて、メニューを絞っていこうと思うようになりました。ちょうどそのころ名を馳せていたイタリアンの日高シェフと出会う機会に恵まれて、その彼の影響もあって、イタリアンに転向しました。場所は横浜。日高シェフはアクアパッツァという名の店でアクアパッツァのメニューを世に広めた第一人者。その方からイタリアンの知識を一から勉強させてもらった。そこからどんどんイタリアンにはまり、食べ歩きまくり、いろんなところで勉強させてもらいました。
自家製パンからプリフィックススタイルのメインを主軸に店を展開することになっていったんです。
イタリアンのシェフって明るい人が多く、割とおおらか。こんなこと言ってはなんですが、フレンチシェフの仕事は科学的根拠に基づく理科の実験?のような部分もあったりする。けれどイタリアンは味噌や醤油を取り入れたり、自由な展開があったり料理が楽しいと思いました。自分の料理が確立できたのがその時期でした。始まりはいろんな料理のものまね?だったような気もするんですが、お店を始めてから自分の料理のスタイルができあがっていきました。
お店をやっていると自然と特定の料理にファンが付くんです。各国創作料理を始めて3年目ごろ、横浜でもまだ創作料理がそれほどなじみでないとき、たとえば「生春巻き」のメニューに「それって揚げ春巻きを生で出すの?」なんて声があって、意外と知られておらず、初めて生春巻きを食べたお客さんの中にはファンが付いていったりしていました。なので、お店の屋号を大きくは変えずに創作料理の店「Restaurant Bar Gaucho」から、イタリア料理に特化して「Gaucho」にし、内装も変えないで、Menuの中身だけを変えた時はファンが離れてしまうのかって怖かった部分もありました。ただ、スタッフもかなり抱えていたので、同じ事の繰り返しはだめだ、変化を取り入れようと決心して方針を変えたんです。Menuが変わった事で最初の一ヶ月は以前の常連さんをかなり失いましたが、一ヶ月過ぎたところから売り上げが上向きで2倍になり、新しい常連さんもつきました。6~12ヶ月後には週末は予約で席がいっぱいのお店にする事が出来ました。
※お店は1999年から、2013年まで営業していました。
残念!お店にお伺いした事はないですけど、立地を聞く限り、一時帰国の時に前を通った事があるかもって、横浜住民の私は思いました。
なんと昔の常連のお客様と、奥様とTV出演されています!
奥様との馴れ初めは?
実は高校卒業後、全国展開している乳製品メーカーに就職しました。社会人1年目、営業マンの道を歩みだし配属になった営業所で営業の勉強をすることに。自分は高校のころからどちらかというと勉強は苦手だったけど、気合と根性だけは任せて!というようなスポーツマン気質だったのですが、就職後目の当たりにした社会とのギャップがあまりにも大きく、就職後3日位ですでにやめたい気持ちになっていたほどでした。
最初営業ってこんなの?という幻滅感がありました。だた先輩や所長が励ましたり、引き止めてたりしてくれていました。
入社一ヶ月目くらいで新入社員研修があり、全国の営業所の同期の人達と一週間長野の木曾駒山荘に集まる勉強会に参加することになりました。夜な夜な、「やめてやる」とか、「逃げ出してやる」とか、「逃げ出したい」とか、そんな言葉が口々に出されていました。
その時、周りを見ていてふと、”自分も同じレベルか?”と思った瞬間、逆に「自分たちがこの会社を変えてやろうぜ!」くらいの気持ちがふつふつと湧いてきて、「この会社を乗っ取って変えてやろう!」くらいの話で盛り上がったんです。研修後、営業所に戻り、そんな事を言ってしまった手前ひっこめられなくなり、そこから所で一番早く出勤するとか、商品知識を率先して学ぶとか、先輩の仕事をどんどん盗んでいくとか、朝一番にシャッターを開け掃除をしておくとか、とにかく一生懸命働くようになり、周りや上司の目が変わっていったんです。
担当としては、顧客である飲食店に乳製品を納める仕事をしていました。とにかく夢中に営業を頑張っていったら全国一位の営業成績を収められたんです。それを当時の所長に評価され、可愛がられ、プライベートでも親交が深まっていきました。ある時その所長に誘われて行ったディスコに所長夫人もいらしてて、さらにそこにいらした夫人の同級生が今の妻です。5つ年上の妻にそこで出会いました。
彼女は大手化粧品メーカーの百貨店チーフをしていて、僕よりずっと高収入。自分も恰好をつけたいとどんどん背伸び。当時高卒初任給は10万円そこそこで、所長に常にもっと頑張れ、上をめざせ!と背中を押されてもいました。それなのでどんどん契約を取って奨励金をもらう。とにかくがむしゃらに頑張って、そのうち所長級の年収まで到達しました。仕事がとても楽しくなり、彼女とも上手くいきつつ、それなら、次に周りも巻き込んでみんなで楽しもう!と思うようになりました。今でいうところの合コンやパーティーを計画して開くようになっていったんです。いつも幹事は僕たち二人でした。そんな事をちょいちょいしながら、仲を深めていきました。
得意料理は!?
得意料理は断然パスタです。手打ち麺で魚介類を使ったパスタが一番です。ペスカトーレは得意中の得意ですね。また、クリームを使うソース、オイルを使うソース。それぞれのソースに合わせた手打ちパスタをご提供するという感じでやっていました。セモリナは使わず、小麦粉(イタリア製と国産を混ぜて)と水で作っていました。配合はいろいろ、麺の仕上げに合わせて作っていました。タマゴは使っていましたね。生パスタは何が良いかというと、茹で時間が短くなるのでとても便利です。
好きな料理もはやりパスタとアクアパッツァ。とにかく魚介類が好きです。よく使っていた素材は、キンキ、カサゴ、もちろん季節によりますが、クリスマスの頃はオマールエビ、タイやイワシも良く使っていました。イワシとウイキョウのパスタとか。お魚ベースのブロードでのリゾットも。
武井雅子さんの本
じゅんちゃんからの質問(いやたぶんMeikoへのお願い)です。
「武井雅子さんの本を作るきっかけって、洋介さんと聞いていますが、そこのところをほりほりしてくださ~い。」
雅子さんと出会ったきっかけはクラハ。クラハを始めた初期に柳井さん(元スタバマネージャー)のお部屋によく行っていました。大地さん、杉山先生とかが経営のお話をしていた時期。ポールとローハンのタウンホールJapanのイベントの時Japacityを知りました。柳井さんがひと月くらいクラハから離れていた時期があり(2021年夏前くらい?)、夏以降その部屋を再始動しはじめたとき「100人チャレンジ」というのをはじめられていたんです。100回とか100人とか、いろんな100を目指そう、というのをやっていらっしゃった。ある日、雅子さんがそこに登壇されていて、自己紹介をして料理代行をしててコロナで大変な事に、どのように自分のやりたい事をし続けて行ったらいいのか、柳井さんにアドバイスを受けていました。彼女の熱い思いを100人くらいの前で語っていたんです。
そんな場面を何度か見て、感動して私でよければ協力できることがあれば応援したいと、声をかけさせていただいたのです。DMをさせていただいた。それから柳井さんのお部屋やそのつながりのお部屋でおしゃべりできるようになりました。
雅子さんはやりたい事も、ご自身の中では固まりつつあったけど、どうしていいか分からないとおっしゃっていて、当時100人チャレンジでゲストを呼んで、レシピを30分で提供するルームをされていた雅子さんに、ゲストをセレクションするのが大変という相談をもらったんです。なので、「フランクに声をかけて、もしそのゲストが来れなければ、レシピをおしゃべりするだけのルームでもいいじゃない?」ってアドバイス。そうしたら雅子さんが「なんだか肩の荷がおりた」とおっしゃって。その後ご自身でいろんなお部屋でアピールをしてフットワーク軽く明るく行動できるようになられた。
すごくいいなと思ったんです。クラハで料理を配信するって、音声だけでおいしさを伝えるのは難しいじゃないですか。それなのに彼女は語り口調がやわらかで、レシピの紹介を聞いているだけで、おいしいって感じたんです。100回チャレンジの2回目くらいのゲストで呼んでいただきました。
8月初めくらいに、一緒にクラブを作らないかと自分から声をかけさせていただき、それが「心はずむ台所」の始まりになりました。当時、雅子さんはFBをすでに違う名前でされていたのですが、そのグループの名前を「心はずむ台所」に変えた時期だったので、その名前でクラブも立てて全て一緒にしちゃおうって事になったんです。
実は、彼女のアクティブな感じを見ていて、タサン志摩さんや、栗原はるみさんを超える人になるんじゃないかと感覚で思ったんですね。
週一回でも定例で料理教室をしましょうと、クラブを立ち上げたあと、いろんな料理をテーマにしたり、コラボ企画を作って配信したり。事前ミーティングを別部屋で話すようになっていて、100チャレの達成が近づきつつある時に「何か残せないか?」「レシピ本に残せないか」という話に。
電子書籍に携わっているクラハ内の専門家のSeikoさんという方を紹介させていただいた。
そこで雅子さんがアドバイスを受けるようになり、そこから電子書籍発売に進んでいきました。
初めてのレシピ本だったので、原稿を見せてもらい、表紙をもう少し伝わりやすいものにしたら?とか、心はず台所、音声SNSクラブハウスから生まれた、という文字を載せたら良いなどのアドバイスや、いろいろな共同作業にも参加。話合いをたくさんしたのは楽しい思い出です。
書籍の売り上げの出足はよく、今でもじわじわと売れています。
まだこのレシピ本は前半で、後半の作業中です。それぞれ忙しいので時間をじっくり使いつつ進めているところです。
レシピ本はツールになり、雅子さんの名刺というか顔になる。と思っています。
ペーパーブックも作られた。贈り物にしたなどのファンの方の声が入ってきています。
真夜中にひっそり
再び、じゅんちゃんからの質問です。「Namicoさんのお部屋では、支配人みたいですけど、あのコンビネーションはいつ頃から構築されたのですか?」
実はクラハに入って一番最初は飲食店を熱く語っているような部屋に行っていました。当時コロナや飲食の話の部屋が多かったですね。そういうお部屋に入っていた後に、2月の20日か、21日ころNamicoさんの部屋を見つけました。Namicoさんは2月14日から始められたお部屋でした。毎日開いているという事でそこに通うようになったんです。
「この人の声は夜中に安らぐな。この人の唄声で一日を終えたい」と思いました。
最初は5-10人くらいの少人数なお部屋。スピーカーさんとお話しながらリクエストをして歌ってもらうという形でした。初期の常連になったんです。たまに無茶振りする方もいました。
日が経つにつれ、人数がじわじわと多くなっていきました。今のような形(インスタのLitlinkからリクエストリストに飛べるようになっている)そこに行くまではいろいろあって、演奏中にDMで演奏が止まってしまったり、悲しい事があったりすると彼女にも気分が映って、泣き崩れてしまったり、全員のDMをタイムリーに見ながらは辛いから、リクエストリストから受付けしていけば良いのでは?というアドバイスをしたんです。
DMで相談に乗るようになっていき、運営チームがあれば!という事で何人かに声をかけていました。Yoshiさん、Yukoさん、Makikoさんという方、「真夜中にひっそり」で出会った、つながった方に、サポートチームを作ろうか、とお声がけしたら、皆さんは喜んで参加くださって。100回目くらいまではNamicoさんも自分でできるとおっしゃっていたけれど、200回記念にぶち当てて、ファンクラブを作ろうとオファーさせてもらった。そこから、4人で運営チームを動かすようになったんです。そこから、Litlinkやアイコンを揃えたりというアイディアで、ルームが成長していきました。
基本ルームに集う人数が問題ではなく、Namicoさんの歌を聞きたい。と心から思う人だけが集まればいいねと運営をしています。
実はKojimaさんというピアニスト、(ちゃ―さんとかのツアーに参戦している方)ギタリストの方を交えた4人で、2022年の今年はリアルにライブツアーをすることになったんです!
名古屋、大阪、福岡、西日本方面に4月から行くことになっています。
※ライブの詳細はこちら👉https://drive.google.com/file/d/1-WXqn3JAvFMzT4qbxk612hq_Wg1xij10/view
クラハで、すでに全国そして世界にまで、ファンを持ってるって強いですね。今年のライブツアーの報告が楽しみです!!
人を信用しすぎ!?
これまた、洋介さんLoveのじゅんちゃんからの質問です。
「洋介さんのいやみのない人あしらいはどうしたら身につくのですか?」
そうですかね? いやみのない人あしらい。自分ではわからないです。全く意識はないです。どちらかというと人が大好きです。人に興味がありますね。興味を持っちゃうと知りたくなっちゃうんですよね。その方のバックグラウンドから、食生活まで深く知りたくなる習性はありますね。話を聞きたくなるんですよね。
いろいろな方とお話をしたいなと思う部分はリアルでもあります。人あしらい?とかは気にしたことがありません。
よく、家内には他人をだれでも信用しすぎると言われることもありますね。だまされたりする?という感覚は持ったことがないですね。人を信頼するところから入っているから?あらためて考えるとそんな感じです。
生活バランス
まずは家庭を優先にするようになりました。自分で店を経営していた頃は90%が仕事、10%がプライベートという感覚でした。それこそ正月三が日くらいしか家族でゆっくりする事はできませんでした。そんな暮らしが14年。お店を人に譲って、いったん終止符を打った時、いろんな勉強を一からやり直したくなって、いろんな仕事も経験してみたくなって。人の習慣、癖って抜けないのだけれど、どこで変わっていったかというと、義理の母の介護の時間が増えた中ででした。介護はする方もされる方も、意識の中で気持ちが変化すると思うんです。今までいろんな意味で、一緒に過ごしてきたり、いろんな事をしてきてくれた義理の母なので、せっかくだから最高に笑顔で一緒の時間を過ごせたらと思い、コロナもいいきっかけとなり、時間軸が変わってきています。
飲食って、労働集約型。見合った対価がないような業種。準備8割、2割がお客様のおもてなし。コロナで時間が短縮されたので、思うように仕事を展開できなくなり、就労時間は短縮、同時にクラハでいろんな業種があるんだという事にも気づきました。
家族で毎日楽しい生活をする、そこになによりも大事に時間を使うようにシフトしていくことに。
今はお蔭様で、個人年金などに入っていた恩恵にも被れ、最低限ではあるけど暮らせる老後が見通せるところまで来ているので、ここからの仕事は人生を明るく豊かに出来る、飲食に恩返しできる何かをと考えています。これからは食を通じたWell Beingが出来たらと。
大学で週一回勉強をする予定です。そしてフードコーディネーターとして食からの老化防止のノウハウを広め、恩返ししていきたいです。
Japacityのリビングとは?
毎回恒例、Meikoからの質問です。洋介さんにとって、Japacityとは?
うーん、これはね、ホントによく言うんですけど、リアルなファミリーのようなところ。
この感覚はクラブハウス内の他のルームにはないんじゃないかな。出会った人が兄弟だったり、お父さん、母親、息子娘、おじさん、おばさんであったり。声でつながる家族。家庭。って思います。ホントに、よくリビングルームってつけたなぁ。。。って思います。
今日も朝、行ったら、「わー洋介さん、久しぶりー」って、わーって皆さんが言ってくれて。
家族です。そしてものすごく素晴らしい人が集まっていますね。
そんな場を作ってくださったYuriさんに感謝。
そこに携わってくださっている皆さんに感謝しかないです。
状況が変わってくれば、リアルにみんなで会っていったり、Dice-kさんがRenさんに会えたり、Yasuakiさんも日本でリアルに出会っていたり(じゅんちゃん、Micaさん、汪さん)そういう事を知る事が出来て感謝だし、嬉しいです。
いつも近くから遠くから、優しい心で見守ってくださっている洋介さん。Japacityのメンバー皆で集って、洋介さんのお料理を食べに行ける日を心待ちにしています🥰
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