テレビ局襲来

冗談の様な本当の話。

手品をしていたら、観客のネパール人の間から覗き込む日本人がいる。

「ずいぶん母に似ているな」

と思ってたら、母でした。

「海を超えた家族愛」という徳光さんの番組の撮影で、母が海を越えて来たらしい。以前、「取材してもよいですか?」とメールが来ていたのだが、父がテレビ嫌いということもあり、「その話は断った」と聞かされていた。

父は本当に断ったらしいが、母が受けたらしい。そういう経緯で母が突然目の前に現れた、なんの前触れもなしに、手品の最中に。この時の私の驚き様といったら、「信じられないものを見た」という顔をして、一瞬思考が止まり「は?」となったのだが、続いて視界に入ったマイクとテレビカメラで直ぐ状況を察した。「テレビだ、撮影だ」と。

何にしろ母が会いに来てくれたのは嬉しかった。実に三年半ぶりだ、時々はコレクトコールでこちらの安否と声は聞かせていたのだけど、やはり実際に会えるのは伝わるものが違う。テレビ局のアレンジとは言え、飛び切りの思い出に残る出来事だった。

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