イタリア旅行をする際に知っているとお得な情報のその19。
今回はイタリアでバスを利用すると便利、お得という話です。
イタリアのバス
イタリアでも日本同様にバス路線が多く、バスを利用すると歩くには遠い、しかし鉄道路線はないという場合に非常に便利です。
料金も市内であれば一定料金、また地下鉄と共通チケットの都市も多く、地下鉄と併用すると更に便利です。
ローマの場合は100分有効な乗車券が1.5ユーロ174円です。この乗車券で地下鉄1回、それから100分の有効時間内であればバスに何度も乗ることができます。
バスの乗車券が買える場所
利用すると便利なバスですが、乗車券はどこで買えるのでしょうか？
日本の場合、バスに乗車時にカードで支払うスタイルがメインでイタリアも同様に、定期やカードで支払います。
しかし旅行者は定期券やカードがありません、そこで1回券や1日券を購入して利用します。
イタリアでバスの乗車券が買える場所は4ヵ所です。
・タバコ屋
イタリアではタバコ屋でバスの乗車券が購入できます。「えっ、タバコ屋？」と驚かれるかもしれませんが、イタリアでは地下鉄の乗車券などもタバコ屋で購入できます。ちょうど日本のキオスク的な役割をしています。
タバコ屋のマークは「T」で表されているので「T」の看板を見つけます。
イタリア全土、バスの乗車券が最も簡単に購入できるのはタバコ屋です。
・キオスク、雑誌販売店
タバコ屋の次にバスの乗車券が購入しやすいのは雑誌販売店、日本でいうところのキオスク的なお店です。
バス停の近くの雑誌販売店でバスの乗車券を扱っています。
大きな駅の付近の雑誌販売店でもバスの乗車券が購入できます。
しかしバス停がないところ雑誌販売店では取り扱っていません。
・自動発券機
次にバスの乗車券を購入しやすいのが自動発券機です。
既述しましたが、バス乗車券は地下鉄と共通のことが多いので地下鉄駅の自動発券機も利用できます。
しかしこの自動発券機は大都市にしかなく、地方ではタバコ屋で購入する方が便利です。
ローマやミラノなどの大都市であれば、この自動発券機で購入できます。
・窓口
最後が窓口になります。
バスのチケットを扱っている窓口は非常に少ないので、地下鉄駅の窓口になります。
地下鉄とバス乗車券が共通の都市では地下鉄駅の窓口でバスの乗車券が購入できます。
しかしバス利用のために地下鉄駅に行かねばならないので手間がかかります。地下鉄と併用する場合は便利です。
イタリア語でバスの乗車券は「Biglietto dell’autobus」ビリエット デル アウトブスです。
バス利用の注意点
イタリアのバスを利用する際に知っていた方がよいことがいくつかあります。
・刻印機を通す
バスに乗車した場合、必ず乗車券を刻印機に通過させるか、読み込ませましょう。バスの場合検札係の人が突然乗り込んできて検札を行います。
この時に乗車券を持っていても、刻印されていないと有効でないとされ問題になることがあります。罰金ということもあるので気を付けてください。
刻印機、読み取り機はバス車内に取り付けられています。
・帰りの乗車券
バスで移動する場合、帰りの乗車券も購入しておいた方がよいでしょう。
なぜなら降りた先でバスの乗車券が購入する場所が見つからない場合があります。特に地方では行きのバスチケットを購入し、戻る時にバスの乗車券を買う場所が見つからない、ということがあります。
最初に往復の2枚を購入しておくと、苦労がありません。
・スリに注意
イタリアでは地下鉄もそうですが、バスにもスリがいます。
日本では考えられないほどスリが多いので気を付けてください。特に混んでいるバスに乗車する場合は注意が必要です。
貴重品はカバンの奥に入れ、取り出しにくいところに入れておきます。ズボンの後ろのポケットやカバンの脇に入れておくのはやめましょう。
スリはグループ犯行が多いので怪しい集団には近づかない、距離を置くようにしましょう。
下車
バスは鉄道や地下鉄と違い、降車するバス停名が分かりにくいです。
最も簡単なのはスマートフォンなどのGPS機能を利用して降車予定のバス停をチェックします。
バスが混んでいる場合は、ストップボタンを押さなくても各バス停に停車しますが、バスが空いている場合は降車停留所の少し前で降車ボタンを押す必要があります。
近年はグーグルマップにバス停が表示されますのでバス停の手前で停車ボタンを押すとよいでしょう。
イタリア旅行中にバス利用もお勧めです。
今回は以上です。
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