2019年9月イタリアの南部、プーリア州のレッチェ市から日本に向けてEMSにて荷物を送りました。その時の方法とまた所要日数、料金などを掲載しました。
イタリア、プーリア州から発送
今回は2019年9月7日にイタリア南部、プーリア州にあるレッチェ市から日本の群馬県前橋市に荷物を送りました。
レッチェ市はブーツの形をしたイタリアのかかと部分にあります。シチリアやサルデーニャ島を除くとかなりの僻地といえます。
2018年にシチリアやナポリからEMSを送った時のデーターの記事もありますので参考にしてください。→2018年イタリアから日本へEMSを送ってみた結果、トラッキング、料金表、所要日数など
レッチェの郵便局
今回のEMSはレッチェ市の郵便局から発送しました。この記事の読者でレッチェの郵便局を利用する人は少ないと思いますが、場所を掲載しておきます。旧市街から近い中心にある郵便局です。
EMSで配送を申し込む
イタリアから日本に荷物を輸送するには複数の方法があります。時間のかかる船便や、書類だけの場合の発送や、今回はEMS、Express Mail Serviceを利用しました。
イタリアの場合EMSはいわゆる郵便局「Posteitaliane」から発送できます。近くの「Posteitaliane」はgoogleマップやPosteitalianeサイト(イタリア語)から探せます。
EMSはイタリアでは「エムス」と発音するようです。窓口でEMSで発送したい旨を伝えると、EMS発送用の伝票をもらえます、それに必要事項を記入します。
・発送者の住所
・送り先の住所
・荷物の内容、物品名、個数、価格、生産地が必要です。
EMS発送をするのに必要だったものは、
・パスポートなどの身分証明書
・料金
その他、場合によりあると便利なもの
・ボールペン
伝票記入用。
・ガムテープとはさみ
梱包を直される場合があります、その場合にあるとその場で梱包しなおしが可能です。また重量が超過の場合、梱包を開いて荷物を足したり引いたりできるのであると便利です。
EMSの伝票記入例
実際にEMSの伝票の記入してみました。
・発送者の情報
まず伝票の一番左上「Mittente/Sender」の項目に発送者の情報を書き込みます。記入はローマ字、住所はイタリア語通りに記入します。
NOME/NAME
発送者の名前です。イタリア式で名前が先、苗字が後です。
TELEFONO/TELEPHONE
発送者の電話番号を記入します。国際番号の場合は先頭に+39や+81を加えます。
VIA/STREET
発送者の滞在場所を書きます。イタリアでは住所はVIA(通り)で始まるので、例えば VIA MALSALA 12 というように記入します。
ホテルに滞在している人はホテルの住所を記入します。
CITTA/CITY
滞在している市の名前を記入します。ROMA や LECCEなど都市名です。
CAP/POSTAL CODE
郵便番号です。イタリアの場合はCAPという番号があります。CAPがわからない場合はGOOGLEなどで「CAP」と「都市名」を記入するとすぐに検索できます。
PAESE/COUNTRY
国名を記入します。イタリアの場合ITLIAです。
・届け先の情報
発送者の情報の隣に届け先の情報を記入します。
記入事項は発送者情報とほぼ一緒です。日本に発送する場合は日本の住所を記入します。
日本国内に到着すると、配達人が日本語がわかるので日本語で記入できます。
NOME/NAME
届け先の名前です。イタリア式で名前が先、苗字が後です。
TELEFONO/TELEPHONE
届け先の電話番号を記入します。日本の場合は先頭に+81を加えます。
VIA/STREET
届け先の住所を記入します。
CITTA/CITY
届け先の都市名を記入します。
CAP/POSTAL CODE
郵便番号です。
PAESE/COUNTRY
他を日本語で記入しても、この部分は日本語で記入しないように。日本の場合はJAPANと記入します。
・内容物情報
発送者の情報と届け先の情報の下には内容物について記載する項があります。
Descrizione di ciascun articolo/Detailed description of contents
この項には内容物を書きます。事前にグーグル翻訳などを使い、内容物のイタリア語を調べておくとよいでしょう。
quantità n./number of pieces in item
これは内容物の個数です。各項の内容物の個数を記入します。
Valore/Value
内容物の価値です。イタリアの場合ユーロで表記します。
Paese di origine/Country of origin
内容物の生産地です。イタリアや日本とローマ字で記入します。
・内容物の関税書類に記入
EMSの配送伝票の他に「Dichiarazione della merce ai fini doganali」という書類に関税申告します。
ほぼEMSの伝票と同じ内容になっています。
この用紙に記入した後、郵便局員さんの指示に従い、書類の下部に日付とサインをします。
これでEMS発送用の書類記入は終了です。
料金表
書類を記入し終わると、郵便局員さんが荷物を測定してくれます。荷物の重さにより料金が異なってきます。
今回は送った荷物の総量は3㎏でした。実際には3.1㎏でしたが、内容物を少し減らして3㎏にしました。
イタリア国内から日本へのEMS3㎏の料金は42ユーロおよそ4960円(1ユーロ118円換算)となりました。
イタリア国内から日本に向けてEMSを送った場合の料金はポストイタリアのページに掲載されています。→Poste Italia 料金表
リンク先の票から日本への重さと料金を抜粋したものが下の表になります。
トラッキング、追跡
EMSの伝票から自分の荷物が現在どこにあるのか、配送状態を知ることができます。
イタリアのEMSにも日本のEMSの伝票同様にトレッキングの番号があります。
日本語のEMS追跡のページから確認できます。→EMS配達状況のご確認
すると現在の荷物の状態が表示されます。
所要日数
2019年9月7日に依頼して、日本の前橋の届け先に届いたのは9月17日でした。ちょうど10日間かかったことになります。
追跡履歴を見てもらうとわかりますが、イタリアから日本に到着するのに4日間かかっています。
日本国内は東京から群馬県前橋市までわずか2日で到着しました。
以前のイタリアからのEMSと比較
このサイトの以前の記事を参考にイタリアから日本へEMSを送った場合の比較をしてみます。参考は→2018年イタリアから日本へEMSを送ってみた結果、トラッキング、料金表、所要日数など
発送場所はイタリアのシチリア・カターニャ、ナポリ、そして今回のプーリア州レッチェとなります。目的地はいずれも群馬県前橋市です。
・2018年4月10日 イタリア シチリアから6日間で到着
・2018年11月15日 イタリア ナポリから11日間で到着
・2019年9月7日 イタリア・レッチェから10日間で到着
今回のものは既に上部に掲載しています。
となりました。この3回のEMSから推測すると
・イタリア-日本 つまりミラノから東京にどれくらいかかるかがEMSの速度を決定しているといえます。
イタリアは国内移動がいずれも2~3日日。
マルペンサの国際交換局から東京の国際交換局にかかる時間が早い時で2日、最も遅いと7日かかっていました。
今回は以上です。
また日本からイタリアに荷物を発送した場合の記事も書いていますので参考にしてください。
<関連リンク>
2020年イタリアから日本へEMSでなくスタンダードで荷物輸送、日数、料金掲載
・2018年日本からイタリアへEMSスピード郵便で荷物、所要日数、料金表など
・2019年 日本からイタリアにEMSで小包を送る。かかった時間など
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