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【エベレスト登山】簡単説明。山登りしない人でも分かるエベレスト登山。

公開日: : 最終更新日:2017/04/08 エベレスト登山




 近年有名人なども挑戦するようになり脚光を浴びるようになったエベレスト。

 世界一高い山エベレストはどうやって登るのか?というのを山に登ったことのない人にも分かるように説明しようというのが今回の記事。

 それではエベレスト登山の初歩から

【写真】イモトアヤコ氏ついにエベレストに挑戦!

【写真】ネパール側から見たエベレスト

そもそもエベレストってどこにあるの?

 エベレストはユーラシア大陸、インド北部にあるヒマラヤ山脈の中にある、世界最高峰で標高は8848m。下記の地図でインドの北部のマークがエベレストのあるポイント。


大きな地図で見る

 正確にはインドの北部にあるネパールという小さな国と中国との間にある。

 中国側のエベレストはチベット自治区内にあるので時にチベット側と表現されることがある。

 富士山で例えるならば富士山は山梨県と静岡県の二県にまたがっている、エベレストは中国とネパールの二国にまたがっている。

 また中国側ではエベレストのことを「チョモランマ」と呼び、ネパール側では「サガルマータ」と呼ぶ

 英語では「エベレスト」と呼ばれ、日本でも「エベレスト」と呼ぶ。時々「チョモランマ」という名を耳にするが、それは先に記述したとおり「エベレスト」の中国(チベット語)側の呼び名。

 エベレストは二国間にまたがっているので登るにはネパール側か中国側かという二通りになる。

中国側から登る、ネパール側からの登る違いは?

 同じ山あっても北から登るか、南から登るかで特徴があったり、難しさが変わってくる。

 エベレストも例外なく中国側から登るか、ネパール側から登るかで色々な面で異なる。中国側からのルートを北稜ルートといい、ネパール側からを南東稜ルートまたはノーマルルートと呼ぶ。

・中国側 登山の基地となる標高5200mのベースキャンプまで車で行ける。

 標高6400mのキャンプから本格的な登山が始まり山頂を目指す。

・ネパール側 登山の基地ベースキャンプまでは徒歩でしか向かえない。通常は最寄のルクラ空港標高2800mまで飛行機で行き、そこから標高5300mのベースキャンプまでは4~9日かけて歩くことになる。

 ベースキャンプからすぐに登山が始まる。

 ネパール側からの登山は近年最も人気が高く、登頂率も高い。

どうしてエベレストに登るには高額な費用や時間がかかるの?

 富士山であれば「登りたい」と思い立ったら翌日には山頂に立てるかもしれないが、エベレストはそうはいかない。

 まず、エベレストに登るためには入山料なるものが必要になる。

 この入山料は中国、ネパールの各国がエベレスト登山を計画している人に課すもので、ベースキャンプより上に行くのであれば支払わなければならない料金のことである。登頂できる、できないは関係なく支払わなければならない。

 チベット側は7300ドル約73万円(参考サイト)、ネパール側は11000ドル約110万円(2015年から)ということになっている。

 つまりエベレストに登るには最低でも上記の料金が必要であり、加えて荷物運び代からキャンプ滞在費、ルート工作費や装備に費用がかかってくる。

 このためエベレストに登るには他の山に比べて費用が高くなる。

 次はなぜ時間がかかるか?

 人間の体は標高が高く、空気が薄い場所に行くと変化が起きる。その変化が症状を引き起こすのが高山病である。

 高度に対する変化は標高が高いところに行けば行くほど、空気が薄いところに行けば行くほど大きくなる。

 しかし同時に人間の体は高度に順応していく。エベレスト登山ではこの順応の作業に時間をかける。

 エベレストの山頂付近の空気は地上の三分の一ほどしかないために高度順応をしていなければ命の危険がある。エベレスト登山では高度順応が非常に大事。

【写真】エベレスト登山では高度順応が大事。

【写真】エベレスト登山では高度順応が大事。

高度順応の方法は?

 高地、空気の薄い場所に体を慣らす高度順応はどのように行うのか?

 方法はいたって簡単、今いるところより500m~1000mだけ標高の高いところに行き、数時間滞在、戻るだけ。

 次は高いところの滞在時間を長くしてまた戻る。さらにその次はそこで一泊して戻る。

 というように標高の高い場所に行き戻るを繰り返し、次第にその時間を長くしていく。

 こうすることによりその標高に体が順応していく。順応したらまた同じことを更に高いところで繰り返す。こうして少しずつ高度順応していく。

この高度順応に時間がかかるために総じてエベレスト登山には時間がかかる。

高度順応が終わったら山頂を目指す

(ここからはネパール側登山について記述しています)

 標高7400mくらいまで高度順応が終わったら、そこから先は背中に酸素ボンベを背負い一気に山頂を目指す。ここからは急展開になる。

 標高8000m以上は空気は地上の三分の一、デスゾーンと呼ばれる滞在しているだけで疲労していく領域。ここにいる時間をなるべく短くするように、素早く山頂を目指す。

 サウスコルと呼ばれる標高7900mにある平地に最後のテントを設営して、そこを深夜に出発して山頂目指して歩き始める。

 通常は酸素マスクをつけ、酸素ボンベを背負って行動する。

【写真】エベレスト登山では酸素ボンベを使用する。

【写真】エベレスト登山では酸素ボンベを使用する人が殆ど。

 何故深夜に出発するかというと、山頂まで行って戻ってくると12時間~18時間はかかるため。つまり深夜に出発しても、キャンプまで戻ってこられるのは昼を過ぎる。午後は天候が崩れやすいために早い時点で戻るため。

登頂後

 山頂に辿り着ければ、後はひたすら下山するだけである。もう高度順応をする必要がないので2,3日でベースキャンプまで戻れる。

 これでエベレストの登山は終了。

まとめると

 世界一高いエベレストは中国のチベットとネパールの間にある。

 山に登るためには入山料を支払う必要がある、日本円で70万から110万円くらいかかる。

 登山が始まると高度に体を慣らす高度順応に時間をかけるため、登山の期間が長くなる。

 7500mを超えた辺りから酸素ボンベを使い山頂を目指す。

<関連リンク>
【エベレスト登山】図解+写真でエベレスト南東稜登山。その1
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