雪景色

朝、いつもあったか~い布団から抜け出る瞬間がその日の気温を一番肌で感じる。

ある程度暖かい日は「もう朝か~」などと穏やかだが、氷点下の日は「ぎゃ~さっみ~(心の中で)」叫びながら服を着る・・・今日もそんな氷点下で一日が始まった。

いよいよホームページのお手伝いも終わりそう。

窓の外は雪が風に吹かれ水平に流れている。

「この雪、すごいですね」

とママさんにつぶやく様に言うと

「まだまだこんなモンじゃないって、すごい時は吹雪で(窓から)隣の家が見えなくなるんだよ。」

ですって。

何て言うか群馬育とは言え、街暮らしをしていた私には雪が脅威にみえる。

雪の日は外に出る気がなくなるし、何か作業を外でするのはかなり大変だ。

しかしこんな日でも作業をしなければならない人はいる、そういう人のことを思うと頭が下がる。

北海道の人に会うと逞しさを感じることがあるが、それはこういった環境が人を強くするのだろう。

今週中の出発を考えているので、インターネットをかりて「凍傷・凍死」というキーワードで調べてみた。

凍傷・・・マイナス10℃以下でなりやすいらしい・・・凍死・・寝ていても寒さで一度は目を覚ますらしい、その後寝るとまずいらしい・・・大丈夫・・たぶん大丈夫に違いない。

予定では約50kmを3日間かけて留萌の方面に歩く予定。

何を思ったか羽幌から留萌まで徒歩で向かうことにした、雪の中
【写真】何を思ったか羽幌から留萌まで徒歩で向かうことにした、雪の中

この時期の野宿はそれなりの装備が必要だが生憎そういったものは持ち合わせいない。

何とかコンビニやスーパーで貰ってきたダンボールを加工してやり過ごすつもりだ。さてどうなるか。

とりあえず小寺家からそりを借りて、そこに段ボールで制作した段ボールハウスを載せる。

段ボールハウスは下からの冷え込みが強いとみて、2層構造にした。

一層目と二層目は3㎝くらいの空気の層ができるように、段ボールの支柱をセットした。

2重構造の段ボールハウス
【写真】2重構造の段ボールハウスを作成

雪の上であればこれを引っ張る形で歩けるだろう。

雪の中でも眠れる予定、スーパー段ボールハウス
【写真】雪の中でも眠れる予定、スーパー段ボールハウス

寝袋はもらったのいつものであるが、持っている服をあるだけ着込むしかない。

銀マットもありがたい
【写真】銀マットもありがたい

小寺家の皆様に手袋と靴を支援していただいたのでありがたく使わせていただく。

小寺のお母さんは「無理しないように。。」

と心配してくれるので準備万端にして挑みたいと思う。

死なない程度に行くつもりである。

何を思ったか羽幌から留萌まで徒歩で向かうことにした、雪の中
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