まとめの途中ですが南米走行を開始します

 大西洋手漕ぎ横断のまとめを書いている途中なのですが、現在進行形で自転車移動が開始してしまったために更新が滞るかもしれません。

 今回は現在2023年12月10日にスリナムの首都パラマリボを自転車出発するという報告的な感じの日記になります。

何とか出発直前に日記を書いています。

手漕ぎボートで到着したスリナム

 要約を書いている途中ですが、ポルトガルを出発した手漕ぎボートは大西洋を無事に横断して、最終的に南米大陸にあるスリナムという国に到着しました。

 「スリナムってどこ?」という方が多いと思いますので地図を掲載しておきます。

 スリナムは南米大陸の北に位置する小国です。南米大陸では多くの国がスペイン語なのですが、スリナムはオランダの植民地であったのでオランダ語、そして英語もよく通じる国です。

 スリナムにはどういった方が住んでいるのかと言うと、オランダの植民地時代からのアフリカ系の人々、それからインド系の人々、インドネシアから、そして中国からの移民が多く住んでいます。

 中国移民が多いので、街を歩いていても目立つような感覚がありません。パット見ると色々な人種が生活している感じです。

【写真】スリナムの首都はパラマリボ

 スリナムは人口60万人ほどで首都のパラマリボの人口が22万人となっています。

 6月23日にこのパラマリボの桟橋に手漕ぎのボートが着岸しました。

南米大陸に無事に到着
【写真】6月23日南米大陸に無事に到着

一旦ヨーロッパに戻るという展開

 106日も賭けて大西洋を手漕ぎ船で南米までたどり着いたのですが、7月には一旦飛行機でヨーロッパに戻ります。理由は諸々あり、手品道具をイタリアで預かってもらっていたのと、それまで使っていた自転車もイタリアに置かせてもらっていたといういことで、それらを引き取りに戻るといった感じでした。

 またヨーロッパの夏は人が動くので路上の芸もそのままできればよいなという考えもありました。

【写真】夏は大道芸によい季節

 夏が終了しても人通りがあり10月の末までは休むことなく路上におりました。そこからまたスリナムに戻る準備を開始します。

 今まで使用していた自転車を携えて戻る予定だったのですが、自転車に色々とガタが来ていたので思い切って中古の自転車をオランダで購入してその自転車を持っていくことにしました。この辺りはツイッターで報告していました。

 オランダで購入した中古のママチャリを携えて再びスリナムに飛行機で戻りました。

黄熱病のワクチンなど準備をする

 スリナムについていよいよ自転車で出発となるところですが、スリナムからの移動を考えるとどうしても黄熱病のワクチン接種が必要となっています。

 隣のフランス領ガイアナに入国するには黄熱病のワクチン接種証明であるイエローカードが必要です。実は黄熱病のワクチンは25年ほど前に接種しているのですが、それを証明するイエローカードを紛失していて、どうにもこうにも接種したという証明ができないので、スリナムで新たに接種することにしました。

 日本だと1万円くらいしますが、スリナムは1000円強といったところでした。ワクチンを接種して無事にイエローカードを発行してもらいました。

 

【写真】スリナムでイエローカードを取得

 それから折角スリナムに来ているので、船を保管していただいているところも見学に行きました。船はそのままの状態だったのですが、船内に残っていた食料が想定外に腐食して漏れたりして大変な状況になっており、かなり清掃が必要な状態に。船を数日かけて清掃しました。

【写真】久しぶりに手漕ぎのボートに再会

そしていよいよ出発、目指すは赤道

 諸々の準備が終了していいよいよ自転車での出発となります。一応船がついた桟橋まで自転車で行き、そこからスタートという形にしました。

 

【写真】船がついた桟橋まで自転車で向かった

 ここからとりあえずは隣のフランス領ギアナから南下赤道を当面の目標にします。なぜすぐに北上しないのか?と思われる方もいるかもしれません、外務省の海外安全情報のベネゼエラのページを見ていただくと分かるのですが、国全体が注意勧告状態なので自転車での通過は難しそうです、更にスリナムのすぐ南はアマゾンのジャングルが広がっており道がないそうです。従って北上するにはベネゼエラを避け、アマゾンを迂回していく方法のみになります。

 というわけでとりあえずは隣のフランス領ギアナの首都カイエンヌを目指します。地元の人の話ではおよそ400㎞ほど大きな街はないとうことなので野宿の準備もシッカリして水を持って行き、ネットにつなげるようでしたらツイッターは更新しようと思います。→Xツイッター

 というわけで今回も特にオチもなく終了です。

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