山から砂漠へ

 既に2026年が明けてひと月が経過しようとしています、この間いつも通り更新できませんでしたが、元気です。前回はコスタリカあたりから更新していましたが、この3カ月間で少しずつ進んで現在はメキシコの首都メキシコシティに滞在しています。

 かなり遅くなりましたが本年度もよろしくお願いいたいします。2026年はこちらの動画で行きたいと思います。

 2026年は太平洋手漕ぎ横断を計画しています、その計画にあたり多くの資金がかかる見込みです。今回はスポンサー探しが難航していまして、2月20日から初のクラウドファンディングを行う予定です。

 

【画面】2月20日からクラウドファンディングを計画

 詳細は追ってこちらでも報告させていただきます。リンクはこちらになります→岩崎圭一クラウドファンディング

 さて日記はまた現在との差が開いてしまいましたが前回はボリビアからアンデス山脈、そして有名なウユニ塩湖を訪問したという内容でした、今回はタイトルにある通り、山から砂漠に抜けたという内容です。

走行再開

 

 一通りボリビアの見どころを回ったので満足して再び自転車移動に戻ります。オルロでは自転車を預かってもらったエステルさんに大変に感謝しつつオルロを出発。ボリビアのオルロ、ウユニ塩湖、そしてラパスはほぼ台地上に位置していて標高が変わらないのです。またオルロからチリへの国境を目指したのですが、こちらも台地上にあるので比較的平な地形。標高は3800m付近と高いのですが、山の起伏が少なければスイスイと進みます。

【写真】ボリビアの台地を進む

 ただし標高が高いので朝晩はかなり冷え込みます。そして空気が薄く、紫外線というか太陽光がかなり強く感じます。加えて乾燥しています。ちょうどチベットを思い出させるような気候です。標高が高い地域は大体このような乾燥地帯になるようです。

【写真】ボリビアの台地を進む

無事にチリ国境

 オルロから走行して3日目、ボリビアの国境町ピシガに到着。ピシガの町はボリビアとチリの国境にある小さな町でボリビア側には宿があり、町に着いた時は既に夕刻だったので、今日は国境を越えずにボリビア側で最後の夜を過ごすことに。チリに入ると物価が上がると聞いていたし、日暮れ直後に新しい国に入ると何かと勝手がわからないので危険でもある。特に自転車の場合はどこで寝られるかがわからないので、とにかく国境越えは明日にする。今日は小さい安宿で眠るとする。

【写真】ピシガの国境に到着

 翌日夜が明けてから国境へ。2025年4月2日無事にチリに入国。縦に細長いというイメージのチリですが、その北部を通過してペルーに入国予定です。

山岳部を抜けたと思ったら

 地図を見るとわかるのですが、チリは細長く、大部分をアルゼンチンと接していて国境がアンデス山脈になっています。

ボリビアを抜けたら太平洋海岸線まで下るつもりだったのだけど、チリに入って驚いたのはまだまだ山脈が続いていたこと。ボリビアを抜けたところで標高3000mからの下り道を想定していたのに、待ち構えていたのは4000m級の峠3本。

【写真】ピシガの国境に到着

 こんなはずではなかったといいながら、自転車を押します。空気が薄いのでいちいち息が切れる。そして寒い。標高3000m代であれば、今の装備であれば何とか行けると思っていたけど、4000mはやばい、寒い。4000m付近で日が暮れてきた、気温がガクっと下がる。まずいなと思ったところに小さな集落が。

 軒下でもありがたいと思いながら庭仕事をしていた人に尋ねると、空き家の中で寝てよいとのこと、これは助かった。屋根があるないでも気温に違いがあるが、さらに四方を壁で囲まれているだけで大分温かい。おかげでこの日は寒い思いをせずに寝ることができた。チリ最初の日であった。

【写真】屋根と壁があるだけで大分温かい

長い下り道

 チリに入国して、初日、次の日と峠があり、苦戦していたところ、3日目についに下り坂が始まった。長い長い下り坂、終わりが見えない。下り坂が楽でよいとは思うのは最初だけ。次第にブレーキが熱を持ち、おかしなことになってくる。ことママチャリで使用されているローラブレーキはアンデスの坂道を下り降りる用には設計されていないので、大変なことになる。ブレーキ内には高温に耐えられる専用のグリースが入っているだけど、あまりに坂道を下ってブレーキを使っているこの高温に強いグリースが焦げたにおいを放ち、ブレーキが「キー」という音を立て始める。こうなると音がうるさいのはもちろんだけど、ブレーキが壊れるのじゃないかと気が気でない。

 そのため坂道の途中に止まり、ブレーキを冷やしたり、場合によってはグリースを足したりしなければならい。前輪後輪ともローラーブレーキなので交互に様子を見ながら。仮にどちらがが壊れても坂道を降りるのに十分に自転車を制御できなくなるかもしれないので、だましだましというかとにかく時々は様子を見ながら。

【写真】ブレーキにグリスをさしながら坂を下る

そしてスピードを出すと、制御が効かなくなった場合やばいので極力スピードを抑えながら坂道を下る。

下った先に待ち受けているもの

 ボリビアの標高3000mを超えるとほとんどの山には背の高い木はなく、背の低い木というか緑、そしてコケという感じの緑しかない。これは森林限界という標高が高くなればなるほどそういう環境になっていく富士山の上部にも木がないというのと同じである。

 坂道を下りに下っているので次第に緑が現れるかなと思っていたのだけど、一向に緑が現れる気配がしない、それどころか、緑が一切なくなってきた感がある。一体これはどういうことか。

【写真】長い坂道が永遠と続く

 坂を下りに下っていくともはや緑は全くなくなり、完全に砂だけの世界になった。そう砂漠である。砂漠。どうしたことかと思ったけど、チリの北部は世界で最も乾燥しているといわれるアタカマ砂漠なのである。アンデスの山々を超えたその先には世界で最も降雨量の少ないアタカマ砂漠がまっていたのである。

【写真】完全に砂漠になった

 というわけで山の次は砂漠を進むことに。

 今日はこの辺でオチもなく終了です。

<関連リンク>
ボリビアの見どころを一気に周る
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