2020年イタリアから日本へEMSでなくスタンダードで荷物輸送、日数、料金掲載

国際郵便というとExpress Mail Serviceで有名なEMSですが、今回はEMSではなく、Posteitalianeイタリアの郵便局からInternationalstandard国際普通便で日本に荷物を送ってみました。

どのくらいの料金で、どのくらいの日数がかかったのかを掲載しています。

イタリアの郵便局といえばPosteitaliane
【画面】イタリアの郵便局といえばPosteitaliane
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国際郵便EMSの場合

この世界旅行雑記帳では今までに数回イタリアから日本へ、逆に日本からイタリアに向けてEMSにより荷物を発送し、所要日数や料金を掲載しています。詳しくは下の関連記事をご覧ください、クリックすると別タブで開きます。

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【写真】イタリアEMS発送用の伝票
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イタリアからEMSで荷物を送った場合は7日~11日くらいで届いています。



EMS以外の国際郵便

Posteitalianeから日本に荷物を送る場合にEMS以外にもInternationalstandardインターナショナルスタンダードという発送方法もあります。

EMSはエクスプレスなので特急なのですが、このインターナショナルスタンダードは標準発送となります。

PosteitalianeのInternationalstandard便
【写真】PosteitalianeのInternationalstandard便

標準発送なのでEMSよりも時間がかかりますが、料金は安くなっています。日本に早く送る必要がない時にはこちらでもよいかもしれません。

またDHLFedExなどの国際宅配企業などでも料金は高めですが日本への発送ができます。

Internationalstandard便で送るのに必要なもの

Internatinalstandard便でイタリアから日本に荷物を送るのに必要であったものを記載します。

・身分証明書

本人が分かるもの、パスポートなど

・現地の住所

現地の住所及び、ホテルなど滞在先の住所が必要です。万が一荷物が宛先不明戻る場合のため、記載が必要です。

・宛先

日本の送り先の住所が必要です。

・料金

荷物を発送するのに必要な料金です。この記事の後半に料金表を掲載しています。

・その他、あると便利なもの

伝票を記入するためのボールペン、梱包をし直すためのガムテープとハサミ、住所を大きくハッキリ書くための太いマジックペンなどあると便利でした。

・荷物の内容物の説明

伝票に荷物の内容物を記載する項目があります、予め大まかな内容物のイタリア語か英語を調べておくと、伝票の記入がスムーズになります。

Internationalstandar便の送り方

インターナショナルスタンダード便で送る手順を解説します。

・荷物の梱包

日本に送りたい荷物を梱包します。段ボールの箱でガムテープなどでシッカリ箱が壊れないようにします。

この梱包に使っている段ボールにバーコードや以前の送付伝票がついている場合は、シールをはがしたり、マジックで上書きして読めないようにします。こうしないと、間違ったバーコードを機械が読み込み宛先が変わってしまう可能性があるからです。

段ボールで荷物をシッカリ梱包する
【画面】段ボールで荷物をシッカリ梱包する

・Posteitalianeの窓口で申し込む

荷物を持ち、Posteitalianeの窓口で申し込みます。お近くのPosteitalianeはグーグルマップに「Posteitalianae」を入力して検索すると見つかります。

イタリアの郵便局Posteitalainaeは混んでいることが多いので順番を待つ可能性もあります。順番を待つ場合は入り口にある整理券番号を発行する機械から順番待ち番号を受け取ります

イタリアの郵便局入り口には順番待ち番号発行機械がある
【写真】イタリアの郵便局入り口には順番待ち番号発行機械がある

番号を取得したら、自分の番号が来るまで待ちます。

発行された順番待ち番号
【写真】発行された順番待ち番号

順番待ち番号が窓口案内に表示されるまで待ちます。

順番待ち番号の表示を待ちます
【写真】順番待ち番号の表示を待ちます

順番番号が表示された、指定された窓口に向かいます。そこで荷物を「International Standard」で送りたい旨を伝えます。郵便局によってはInternational Standard便を取り扱っていない支店もあります。その場合はEMSにするか、取り扱っている支店を聞きます。

Internationalstandard便の伝票を受け取ります。これを記入します。記入例はこの記事の後半にあります。

Intarnationalstandard便の伝票
【写真】Intarnationalstandard便の伝票

この伝票ともう一つ、関税申告用紙に内容物を記載します。

・荷物を渡して、料金を支払い完了

伝票と税申告用紙の記入が終了したら、同じ窓口で荷物と伝票を渡します。荷物の重さを測ります、梱包に問題がなければ受けっとってもらえます。またもしかすると側面に宛先を大きく記載してくださいと言われるかもしれません、その場合は宛先を大きく荷に書き込みます。

荷物を重さを測ってもらう
【写真】荷物を重さを測ってもらう

重さにより料金が決まり、その料金を支払い完了です。

これが一通りの手順です。

伝票記入例

インターナショナルスタンダード便の伝票の記入例です。大まかに下の写真のように書き込みます。それぞれの項目を更に細かく見ていきます。

インターナショナルスタンダード便伝票記入例
【写真】インターナショナルスタンダード便伝票記入例

・送信者情報

送信者情報の項目には自分の情報を書き込みます。

送信者情報を記入
【画面】送信者情報を記入

NOME/NAME には自分の名前をローマ字で、名前、姓の順で記入します。

VIA/STREET  には住所、滞在先のホテルの住所を記入します。

CAP/POSTAL CODE  には現在の住所の郵便番号を記入します。イタリアの場合、住所表記についている5桁の番号です。

CITTA/CITY 住所または滞在している都市の名前

PAESE/COUNTRY は現住所、滞在している国。イタリアからの発送の場合Italiaと記入します。

・宛先

宛先も送り主と同様に書き込みます。

宛先の記入
【写真】宛先の記入

NOME/NAME には宛先の氏名を記入します。

VIA/STREET 日本の宛先住所を記入します。

CAP/POSTAL CODE 日本の郵便番号を記入します

CITTA/CITY 宛先の都市名を記入します。

PAESE/COUNTRY には宛先が日本の場合JAPANもしくはGIAPPONEと記入します。

・内容物に関して

内容物に関して記載する欄があります。イタリア語か英語で記入するので、予めグーグル翻訳などで内容物を訳しておくとスムーズです。

また内容物の個数やおおよその価格も記入するので、調べておきます。

実際には個人使用物として「個人使用物Personal belongings」や「衣類Clothes」などと記入しおおよその価格を考えておきます。

内容物に関しての記述
【写真】内容物に関しての記述

・関税申告書

関税申告書もインターナショナルスタンダード伝票とほぼ一緒の形式です。同様に記述します。

税金申告書はほぼ伝票と同じ
【写真】税金申告書はほぼ伝票と同じ

上記を記入したら郵便局の係の人に見せます。足りない部分があれば、記載するように言われます。また送り主、宛先の電話番号を記載するように指示されることもあります。

また伝票の下部に本人のサインが必要になります。

料金を支払って発送作業完了です。

Internationalstandard料金表

Internatinalstandardの最新の料金表は>ここ<からPDF形式で掲載されています。

上記の料金表は日本はZONA4です。2020年2月の画面で赤枠に囲まれた部分です。料金はユーロ表示です。

インターナショナルスタンダード料金表
【画面】インターナショナルスタンダード料金表

参考までにEMSの料金表は

【写真】イタリアから日本へのEMSの料金表
【写真】イタリアから日本へのEMSの料金表2020年2月

EMSと比較すると重さが1~5㎏以内であればそれほど大きな違いはありませんが、20㎏であるとEMSは130ユーロに対してインターナショナルスタンダードは90ユーロなので40ユーロの差があります。

梱包に関して

インターナショナルスタンダードの梱包に関してはポスてイタリアのこちらに解説がありました。

荷物の大きさについての表記一辺最大長は1.5m
【画面】荷物の大きさについての表記一辺最大長は1.5m

これによると、一辺の最大長さは1.5mであり、3辺の合計が3m以内となっています。

梱包は自分で用意した段ボールで行いました。

所要日数とトラッキング

郵便局の係の人にイタリアから日本までどのくらいかかるかを尋ねたところ、おおよそ2週間から1カ月とと言われました。

インターナショナルスタンダード便もトラッキングができます。イタリア語の場合Posteitalianeまた日本の郵便局のサイトから追跡できます。

伝票の右上にあるトラッキング番号を利用します。

追跡、トレッキング番号は伝票の下の写真の位置の番号になります。

トラッキング番号
【写真】トラッキング番号

Posteitalianeのサイトhttps://www.poste.it/にアクセスします。初期画面の赤枠にトラッキング番号を入力して、虫眼鏡マークをクリックします。

Posteitalianeの初期画面
【画面】Posteitalianeの初期画面

すると荷物の現在の状態が表示されます。

荷物のトラッキング表示
【画面】荷物のトラッキング表示

1.Presa in carico 受け取り

2.In transito 輸送中

3.In consegna 配達中

4.Consegnata 配達済み

という順番でトラッキングできます。

日本語の場合は郵便局のhttps://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/inputのページにアクセスします。それからイタリア同様にトレッキング番号を入力し「追跡」ボタンを押すと、追跡結果が表示されます。

日本語のトラッキング結果ページ
【画面】日本語のトラッキング結果ページ

これで荷物が現在どこにあるのかが分かります。

所要日数

インターナショナルスタンダード便でイタリアから日本に荷物を送った場合の所要日数です。

イタリアはナポリから2020年1月17日に荷物を受け渡し、日本の群馬県前橋に到着したのが2月12日でしたので26日間かかったことになります。

トラックを見るとかかった日数がよくわかります。

インターナショナルスタンダード便の所要日数
【画面】インターナショナルスタンダード便の所要日数

この追跡結果を見ると分かりますが、ミラノの交換所から川崎東郵便局まで21日間3週間かかっています。イタリア国内の移動が4日、日本国内の移動はわずか1日です。

同様にイタリアからEMSで荷物を送った場合は平均10日前後で届いているので、それに比べると倍以上は日にちがかかっているといえます。

重さ、料金、配達日数を考慮してEMSかインターナショナルスタンダード便にする選択

重くて時間がかかってもよいもの→インターナショナルスタンダード便

軽くて早く届けたいものは→EMSなど

と使い分けるとよいかもしれません。

今回は以上です。
<関連リンク>
2018年日本からイタリアへEMSスピード郵便で荷物、所要日数、料金表など
・2019年 日本からイタリアにEMSで小包を送る。かかった時間など。
2019年イタリア、プーリア州から荷物をEMSで日本へ。トラッキング、所要日数、料金、伝票記入例など
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