3月9日の全土封鎖措置からひと月以上が経過しました。
イタリアの新型コロナの新規感染者数は減少傾向にありますが、まだ予断を許さない状況と言えます。
1度目の延長の4月13日を前にイタリアのコンテ首相から更に全土封鎖措置の延長が発表されました。
イタリアのジュセッペ・コンテ(Giuseppe Conte)首相は10日、新型コロナウイルス対策として実施されているロックダウン(都市封鎖)を5月3日まで延長すると発表した。(参考:サイト)
4月10日に行われたコンテ首相の会見によると
・全土封鎖措置は5月3日まで延長
・書店、文房具店、子供用品店は営業可能
またコンテ首相は
「これまでの努力を無駄にできない。難しい決断だったが、私がすべての政治的責任を負う」
とも発言しました。
4月14日日の時点で新規感染者数は減少傾向にありますが、一日およそ3千人前後の新規感染者が報告されています。
4月15日の報告では
感染者数は10万人を超えた105418人、 死者21645人と二万人を超えた死者数となっています。
この4月15日の報告では1日に報告された感染者数は2667人と依然2000人を超えている状況です。
参考サイト→http://www.salute.gov.it/nuovocoronavirus
世界中で猛威を振るう新型コロナウィルス
2020年4月上旬、新型コロナウィルスはイタリアだけでなく、世界各国で猛威を振るっています特に欧州をはじめ、米国や南米の国々でも感染者の増加が認められています。
4月16日の報告では全世界で感染者は200万人を超えています。
世界の新型コロナウイルス感染者は米東部時間15日午前10時(日本時間15日午後11時)時点で200万人を超えた。死者数は12万8千人を上回った。新型コロナの感染は現在185カ国・地域で確認されている。(参考:サイト)
また最新の研究では新型コロナウィルスにいくつかの型があることが分かってきいます。
イタリアやスペインは新規感染者数増加のピークを越えましたが、今後感染者が減少する中でどのような対策をし、経済活動を再開していくかが注目されます。
今回は以上です。
<関連リンク>
イタリア新型コロナ感染者数が減少傾向
イタリアで新型コロナ感染者が多く、死亡率が高いのはなぜか推測
2020年3月11日 新型コロナウィルス感染防止のためイタリア全土封鎖