イタリア旅行をすると街のあちらこちらで目に付くバールBAR。
日本でいうところのバーとは違い、誰もが気軽に立ち寄れる簡易喫茶店のようなものです。飲み物を注文するために立ち寄ることも多いですが、トイレなども借りられるので利用方法を覚えておくとイタリア旅行が大変楽になります。
今回はそのバーの利用の仕方を解説します。
バールBARを見つける
BARは街歩きをしているといたるところで見かけます。通常看板は〇〇BARとか〇〇カフェテリアという看板が出ています。
イタリアではどの街でもありますし、数も非常に多くよく見かけます。
まずは入店と挨拶
見つけたお店に入ります。店の人は通常カウンターに一人か二人、そしてレジにお金担当の人がいる場合があります。
まずはカウンターの人がこちらをチラリと見るので目が合ったら「ボンジョルノ」とあいさつしましょう。
この挨拶が重要です。
イタリアのバールには色々な人が来るので、バールの人が入ってきた客が、どんな客かを最初に必ず見ています。怪しい客、例えば物乞いの人が入ってきた場合、追い返したりします。
こちらが目が合った時に「ボンジョルノ」ということで、「こちらは通常のお客ですよ」とアピールするわけです。
日本であれば店員の方が入店直後に「いらっしゃいませ」と声をかけてきますが、イタリア店員の方から声をかけてくることは稀です。
ただ席に座った場合はウェイターの人がやってきたり、カウンターから人が出てきて注文を取りに来てくれます。
なのでイタリアのバールはカウンターで飲むか、席に座って飲むかで同じ飲み物でも料金が変わってきます。
通常バールに足を踏み入れた場合、店員は様子見です。なのでこちらからすかさず挨拶をしましょう。挨拶をしないと、店員さんも「なんだろこの客は?」と不振に思われたりします。
ですから、バールに足を踏み入れたら、元気よく(普通でも構いませんが)「ボンジョルノ!」とバールの店員を見ながら(私はお店に入りますよ)の合図を送りましょう。
カウンターか席か
・カウンターの場合
挨拶をして店内に入ったら、カウンターに近づきます。カウンターが混んでいる場合は場所が空くのを待ちます。イタリア人はエスプレッソを飲んで、さっと立ち去るので場所がすぐあきます。あいた場所があったらカウンターに立ちます。そこで飲みたいものを決め、バールの人に伝えます。
・席に座る場合
友人と長く話をしたり、ゆっくりしたい場合は席に座ったほうがよいでしょう。カウンターは飲んでは立ち去る人が多いのでゆっくりする人には向きません。
席に座る場合はウェイターの人に席を指さし、ここに座ってもよいか?と確認します。または席が空いていたら座り、ウェイターの人が注文を取りに来るのを待ちます。
注文する
カウンターに近くに立つとバーテンの人がサッと寄ってきて、「何にしますか?(コサ・ボイ?)」と聞いています。
観光地でない限り、ほぼイタリア語で話しかけられます。
イタリア語わかりませんという感じを見抜いて英語で聞いてくれる人もいますが、そのままイタリア語で続けられる場合も多々あります。
意味が分からなくてもバーテンの最初の一言は、挨拶→「何を飲むかね?」なので推測できます。
イタリアではたくさんのカフェの種類がありますので、あらかじめ飲みたいものを決めておくと注文がスムーズにいきます。参考に→イタリアのバールで気軽に頼めるカフェの種類8つ、写真あり。夏編。
飲み物の名前を伝えます。ちなみに日本語の「コーヒー」は伝わりませんので、エスプレッソ→カフェ、カプチーノ→カプチーノ、いわゆる日本のコーヒーは「カフェ・アメリカーノ」となります。
バールによっては会計が別の場所、レジで支払う場合もあるので、その場合はバーテンの人が「お会計はあちらで」と合図をしてくれるのでそれに従いましょう。
通常は飲み物を頼んで、それを飲んでから店を出るときに料金をカウンターにそのまま残すということもしますが、旅行者は先に飲み物を飲んでしまうと後から高額料金を言われることがあるので、先に値を聞くか、支払いを済ませておくとこの心配がなくなります。
イタリアのカフェはきちんと値段表がある店もありますが、ない店もあります。
支払い
値段を確認したり、料金が先払いのところでは支払いを済ませます。
・会計が別の場所の場合
支払いカウンターは店内に別にありますのでそちらに向かいます。
先ほどバーテンに伝えた注文を、また会計の人に伝えます。会計の人は、レジを打ち「いくらです」とイタリア語で言います、またはレジに表示された料金を指さして示してくれます。
その料金を支払います。
するとレシートをくれるのでそれをもって再びカウンターに向かい、バーテンの人にレジの紙を渡します。レジの人は注文を理解してカフェをいれてくれます。
・会計がカウンターの場合
会計カウンタがー別でない場合は、バーテンの人に料金を払います。なれたイタリア人の場合はカフェを飲んだ後にカウンターにお金をさっと置いていきます。
心配な場合はとりあえず言われた金額をカウンターに出しておきましょう。イタリア語でいわれるのでどうにか聞き取るか、紙に書くか、スマートフォンに表示させて確認しましょう。
カフェを飲む
注文した飲み物が来たら飲みます。テーブルやカウンターには砂糖がおいてありますのでそれを勝手にとって入れます。
トイレを借りる場合
公衆トイレの少ないイタリアではバールでトイレを借りることができます。トイレだけ借りると店の人は許可をくれなかったり、露骨にいやな顔をするので何か頼んでトイレを借りるのがよいでしょう。
トイレありますか?ドォーベ・イル・バーニョ?などと聞くと指さして教えてくれます。
またカギが必要な場合はトイレに入るカギを出してくれます。
またバーテンの人はトイレが使用中が空いているかを把握していることが多いので、使用中の場合は「ちょっとまってください」と言われます。
イタリアのトイレは便座や紙がない場合があるので注意してください。
店を出る
飲み終わったら、カウンターの場合はバーテンに「チャオ」と合図をして店を出ます。料金後払いの場合はこの時にカウンターに料金を置きます。
そして店を出ましょう。
どうでしたか、イタリアではバールに気軽に立ち寄れるので是非本場のカフェを楽しんでください。
今回は以上です。
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