これで決まり!ナポリのお土産5選

南イタリアの大都市ナポリ。

都市ですが、世界遺産に登録されている歴史地区や旧市街など見どころが沢山あります。

近年は以前い比べて治安も改善し、より旅行しやすい街になっています。

今回はナポリを訪れた際にナポリ独自のお土産を6つ紹介します。

サンテルモ城から望むナポリ
【写真】ナポリを見て死ねという言葉があるほど風光明媚なナポリ
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なんといってもコルノ

ナポリの街を歩いていると至るところで目に付く赤い物体。

この赤い唐辛子のようなものは何でしょうか
【写真】この赤い唐辛子のようなものは何でしょうか
ナポリでよく見かける赤い唐辛子のようなもの
【写真】ナポリでよく見かける赤い唐辛子のようなものは何か

一見、唐辛子?の様に見えますが、これはコルノCornoと呼ばれています。イタリア語で角を意味します。

これを小さくしたものがコルネットcornetto、ナポリにあるのはいずれも真っ赤な色をしています。

コルノは日本でいう幸運のお守りのようなものです。

コルノ角は大昔から魔除けなど効果があるとされていて、幸運を呼び寄せるシンボルとされていました。

これがなぜナポリのお土産になるのでしょうか。

歴史を遡ってみると分かります。

研究によると旧石器時代には角は体力の象徴とされていたそうです、なぜなら単純に角が長く大きいほど強く見えるからでしょう。

そしてその角を住居、当時は洞窟の入り口に飾られていたとのことです。

カフェの入り口に飾られているコルノ
【写真】カフェの入り口に飾られている巨大なコルノ

そしてローマ時代には角は男性のシンボルを表すものとして扱われます。

この時代にナポリにはエジプト人が住む居住区があり、ここの人々が生殖の繁栄を祈り女神への誓いに角を提供するという習慣がありました。

その後「お守り」という概念が中世のヨーロッパに広まった時、このナポリの角に、さらに珊瑚の素材を使うことで妊婦を悪から守るという役目も加わり、

更に、赤い色は血や炎を力の生命を表し、戦闘での勝利の御利益もあるということで赤い色になりました。

コルノの小話としては

誰かから与えられたものでなければならない、また手作りでなければならないというのもあります。

ナポリの何処でも見かけるお土産コルノ
【写真】ナポリの何処でも見かけるお土産コルノ

通りを歩けばナポリの何処でも見かけるこのコルノ、小さいものはまとめて買うと3個1ユーロなどもありますので、簡単に配るお土産にも最適です。

ナポリの街を歩けば必ず見かけるコルノ
【写真】ナポリの街を歩けば必ず見かけるコルノ

プルチネッラ人形

赤いコルノもナポリの街中で見かけますが、このプルチネッラも負けずにナポリの至ところで見かけます。

プルチネッラ人形もどこでも見かける
【写真】プルチネッラ人形もどこでも見かける

Pulcinella(プルチネッラ)はなぜナポリで大人気なのでしょうか。

プルチネッラは道化師で黒いマスクに白い服、そしてでっ腹な恰好が特徴です

このプルチネッラは17世紀の初めにカプアの俳優によりシルビオフィオリロにより形作られた、風刺劇の道化師です。19世紀にアントニオペティトにより今の衣装になったとされています。

もともとはアチェラの農家のプッチオ・ダニエッロがモデルになったという諸説があります。

そしてこのプルチネッラはナポリ人の陽気さそして心に秘めた悲しみをよく表しているということです。

それゆえ、ナポリの代表のシンボルになっているわけです。

旧市街を歩いていると、プルチネッラは実に様々なところにいます。

プルチネッラの像もある
【写真】プルチネッラの像もある

このプルチネッラ関連のグッズもナポリのよいお土産になります。

プルチネッラグッズもナポリのよいお土産になる
【写真】プルチネッラグッズもナポリのよいお土産になる
大きなプルチネッラも見かける
【写真】大きなプルチネッラも見かける

リモンチェッロ

続いてはレモンのお酒、リモンチェッロlimoncelloです。

レモンのリキュールリモンチェッロもナポリ近郊産
【写真】レモンのリキュールリモンチェッロもナポリ近郊産

その名の通りレモンの風味のリキュールです。

リモンチェッロはナポリを中心とした、近郊が産地として有名です。

レモンの香りが強く、度数は高めで強いお酒です、イタリアでは食後酒として飲まれています。

リモンチェッロもよいお土産になる
【写真】リモンチェッロもよいお土産になる

リモンチェッロはシチリアも産地となっていますが、ナポリのあるカンパニア州のリモンチェッロの方が香りがよいとされています。

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Limoncello di Capri(リモンチェッロ・ディ・カプリ)

水牛のモッツアレラチーズ

ナポリはモッツアレラチーズの産地としても有名です。

モッツアレラチーズもナポリが本場
【写真】モッツアレラチーズもナポリが本場

モッツアレラチーズはイタリア語の引きちぎるの意味「mozzare」に由来する名前です。

これもナポリの南部のサレルノが誕生地とされています。

モッツアレラチーズは本来水牛の乳から作るもので、特に水牛のモッツアレラチーズはモッツァレッラ・ディ・ブーファラを呼ばれています。

お土産にするのであれば、是非このモッツァレッラ・ディ・ブーファラを購入するのがよいでしょう。

本場水牛のモッツアレラチーズと喜ばれること間違いなしです。

くせがなく、ジューシーな水牛のモッツアレラチーズ
【写真】くせがなく、ジューシーな水牛のモッツアレラチーズ

スーパーなどの切り売りコーナーSALUMERIAなで購入できます。

 

水牛のモッツアレラチーズ1㎏あたり12.5ユーロ
【写真】水牛のモッツアレラチーズ1㎏あたり12.5ユーロ、写真のものは130gで1.63ユーロ

余談ですが、ナポリのピザ屋ではこのモッツァレッラ・ディ・ブーファラを使っているピザ屋もあります。

【写真】定番のマルゲリータが4ユーロ 480円
【写真】マルゲリータに贅沢にモッツァレッラ・ディ・ブーファラを使用しているピザもある

プレセピオ

プレセピオとは「キリストが誕生した場面」のことです。ナポリはこのプレセピオの場面を模型にしたものが有名です。

クリスマスの季節になると、通りの多くのプレセピオの模型を並べたお店が並びます。

プレセピオの模型が並ぶ
【写真】プレセピオの模型が並ぶ

そしてテーマはこの「キリスト誕生」のプレセピオだけでなく、様々なテーマの模型があります。

ピザを焼いたり、井戸から水をくみ上げたりと実に多くの種類の模型、しかも電動式で動きのあるものも沢山あります。

実に様々な模型がある
【写真】実に様々な模型がある

このジオラマの模型もナポリ独特のものです。

模型の大きさは50㎝を超えるものから小さいものまでありますので、持ち運びが大変な場合は小さい模型もあります。

実に色々なジオラマ模型がある
【写真】実に色々なジオラマ模型がある

プレセピオはスパッカナポリにあるサン・グレゴリオ・アルメノ通りが有名です。

お土産屋が並ぶサン・グレゴリオ・アルメノ通り
【写真】お土産屋が並ぶサン・グレゴリオ・アルメノ通り
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お土産屋も多い

タウラージ

ナポリのお土産お勧め最後はカンパーニャ産のワイン、タウラージです。

タウラージはナポリ近郊の街の名前ですが、この街がワインの名産地で、ワイン名にこの名がついています。

カンパーニャ州のワイン、タウラージ
【写真】カンパーニャ州のワイン、タウラージ

ワインというとトスカーナやピエモンテ州が有名です。ピエモンテにはワインの王と言われる「バローロ」があります。

ナポリ近郊タウラージ産のワイン
【写真】ナポリ近郊タウラージ産のワイン

しかしこのタウラージも南のバローロと呼ばれるほどのワインです。

アリアニコというブドウの品種を85%以上使用しているワインのみがタウラージとなります。

ワイン好きの人へのナポリ土産にはこのタウラージがお勧めです。

南のバローロと呼ばれるタルラージの赤ワイン
【写真】南のバローロと呼ばれるタウラージの赤ワイン

お土産にはなりませんが、ナポリの旧市街をあるいているとタウラージのグラス売りもあります。

タウラージのグラス売り一杯4ユーロと書いてある
【写真】タウラージのグラス売り一杯4ユーロと書いてある

いかがでしたか今回はナポリのお土産についてでした。

ナポリを訪れた際には参考にしてください。

今回は以上です。

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